重要なのは時間の長さではなく質であり、子ども達にとってプラスに、成長の糧になっているかどうかだということ。練習時間を100分と区切ることで集中力を保つのと同時に内容も濃密なものにし、「もっとやりたい」「もっと上手くなりたい」という気持ちを次の日へつなぐ‥それが選手達の自主性を引き出すことにもなり、ひいてはそれぞれが主体的に、自分の24時間をデザインしていくことにもなっていくのだ。


「時間を区切る」
とても大切なことだと思います。僕は社会人のスタートが外食産業でした。パンの仕込みを担当していたため朝5時から働いて、閉店後の清掃の22時まで働いていることか多くありました。そうすると
「残ることを前提にして仕事をする」
ようになってしまいました。同じ仕事を定時で上がる人と残業して終わる人ならば前者の方が仕事のできる人ですよね。ですがその時は、そのような認識がなく「長い時間で働いている」ことを「仕事をしている」と勘違いしていました。
 今、僕は高齢者介護の仕事をしながら本格的な選手ではないのですが極真空手をしています。できる限り稽古に参加し、試合に出場しています。仕事は定時で上がるようにしています。そのためには「ケツを締める」ことが求められます。いかに時間内に「やらなくてはいけないこと」をするか、また「引き継ぐ人の準備するか」ということを実行しなければいけないですよね。頑張りたいと思います。
 また練習についても、その「稽古の時間内」で全力を出すことを意識しなければいけないと思います。「1分30秒を3回」でバテたから、それはそれでしょうがない。稽古中は全力を出し切ることを意識しなければ、ダラダラ稽古することになってしまいます。自主練習にしても、僕自身はセット数を決めて全力でやるようにしています。そうすることによって質の高い練習を維持したいと思います。