KNEE DEEP IN THE HOOPLA/STARSHIP | Beatles大好きっ!猫大好きっ!

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KNEE DEEP IN THE HOOPLA/STARSHIP
●Side One
1. We Built This City 
(Bernie Taupin, Martin Page, Dennis Lambert, Peter Wolf) 
2. Sara (Ina Wolf, Peter Wolf) 
3. Tomorrow Doesn't Matter Tonight
 (Steven Cristol, Robin Randall) 
4. Rock Myself To Sleep (Kimberley Rew, Vince De la Cruz) 
5. Desperate Heart (Randy Goodrum, Michael Bolton) 
●Side Two
1. Private Room (Craig Chaquico, Mickey Thomas) 
2. Before I Go (David Roberts) 
3. Hearts of the World (Stephen Broughton Lunt, Arthur Stead) 
4. Love Rusts (Bernie Taupin, Martin Page)
長く活動しているバンドというものには

それぞれ大なり小なり変遷はあるものです。
今回アップしたSTARSHIPもJEFFERSON AIRPLANEから

JEFFERSON STARSHIP、そしてSTARSHIPとメンバーを換えながら

つながっていきます。
ですが、私はSTARSHIPに関してはJEFFERSON AIRPLANEや
JEFFERSON STARSHIPとはまったく違うバンドだと思っています。
もちろんJEFFERSON AIRPLANEからJEFFERSON STARSHIPに

移った時も微妙に変わりましたが、これは原形を留めていませんから・・・
アルバムのオビに「シスコ・サウンドの雄」なんて書いてますが、
あのサンフランシスコのムーブメントは感じられませんから。
そんな私が何故このアルバムを持っているかというと、
あくまで大ヒットした「We Built This City」「Sara」という
全米1位に輝いたニ大ヒット聴きたさからでした。
でも完全にJEFFERSONを外して新しいバンドのヒット曲を聴く

感覚ですけどね。
オープニングの「We Built This City」を初めて聴いた時は、
かなりこう感触なヒット・チューンだと思ったのですが、
これがSTARSHIPと聞いて驚いてしまいました。
Grace Slickが在籍しているのにこのサウンドはないでしょう~
なんても思いましたけど、曲としては非常にキャッチャーで

ヒットする要素を十分に持った曲でした。

それもそのはず・・・曲を作ったのがELTONと組んで、

数々の大ヒット曲を作ってきたBernie Taupinが名前を

連ねているのですから。
これだけ派手な再スタートもないかもしれませんね。
その「We Built This City 」に続くのがこれまた1位に輝いた
「Sara」です。
前曲とは趣を変えた落ちついた曲で、メロディも素晴しい曲となっています。
派手な曲から落ちついた曲へと流れるところなど、
アルバムの構成もよく考えられていると思いますけど、
どこか「あんたたちは、そんなこと考えなくていいよ~。」なんて
思っても思ってもしまいますね。(^^
3曲目の「Tomorrow Doesn't Matter Tonight」(ビルボード26位)では、
やたらエレクトリックにまみれたサウンドガ飛び込んで来て、
私のような古い人間にはどうにもこうにも馴染めない感じがあるんです。
曲が良いとか悪いとかではなく、単純に好みではないんです・・・
曲自体はかっこよくまとまっているんですけどね・・・
「Rock Myself To Sleep」・・・これはもうハードになっていったKISSの
ような雰囲気ですね~。これをどう表現していいのか難しいんですけど、
このメンバーで一番あっているサウンドではないでしょうか。
個人的にはちょっと複雑な気持ちが葛藤しますけどね。
このアルバムのSide Oneを締めくくるのは「Desperate Heart」です。
この曲は今風なロックナンバーで、個人的にも非常に馴染める曲でした。
Grace Slickのヴォーカルもすごくいい感じで耳に入ってくるんですよね。
この曲はアノMichael Boltonが作っているので、
かなり親しみやすいのかなとも思ったりもするんです。
面が変わって1曲目は「Private Room」です。
この曲が唯一メンバーの作品となっていて、曲自体はクリアな雰囲気で
わかりやすい曲調で、非常にノレる作品となっているんです。
ただエレクトリックな音がどうしても耳についてしまうのが
個人的には残念ですけど・・・
続く「Before I Go」(ビルボード68位)は普通に聴いてしまう曲ですね。
このアルバムからカットされたシングルで一番私にあっている

曲かもしれません。
ただもっとメロディにクセがほしい気はしますけど・・・(^^;
「Hearts of the World」ですけど、これはまるでフィル・コリンズのソロに
入っているような曲で、基本的にこういうタイプのドラムスの音は

嫌いなもので、ちょっと厳しい対応になっちゃうんですよ。
もっとフックがほしいとは思うのですが、ギターソロがすごく軽やかで
よく練られている1曲ではないでしょうか。
そして最終曲「Love Rusts」では、Bernie Taupinの曲が登場して
締めくくられるんですが、なんとも仰々しいエンディングの曲で
なんだかミュージカルのようなイメージの曲なんですよね。
このままやったら「マッカーサー・パーク」に繋がっていくのではと思うほどです。
でもダイナミックな感じは好感がもてて素晴しいと思っていますよ。
このアルバムは作品として素晴しいと思いますが、
あくまでJEFFERSONとは区別しての意見です。
どう考えても「サンフランシスコからダイレクトコール」というコピーは

違いますね。
最後にこのアルバムはBillboardで7位まで上昇し、
RIAA公認ゴールドディスクを獲得しています。