THE WOMAN IN RED/STEVIE WONDER | Beatles大好きっ!猫大好きっ!

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THE WOMAN IN RED/STEVIE WONDER 
●Side-A
1. The Woman in Red 4:39
2. It's You (with Dionne Warwick) 4:55
3. It's More Than You (Instrumental) 3:15
4. I Just Called to Say I Love You 6:16
●Side-B
1. Love Light in Flight 6:54
2. Moments Aren't Moments (solo by Dionne Warwick) 4:32
3. Weakness (with Dionne Warwick) 4:13
4.Don't Drive Drunk 6:33
このアルバム『THE WOMAN IN RED』は映画のサントラなんですけど、
その映画自体どういう内容で誰が出演していたかなんて全くしらなくて、
あくまでもSTEVIEの新作としてLPを購入したんです。
ですからここでは映画の話は出来ないんです・・・m(_ _)m
オープニングの「The Woman in Red」の出足からノリのいいリズムが
飛び込んで来る曲で、STEVIEらしい節回しが聴けて嬉しくなる一曲なんです。
こういう曲で入ってくると、私はちょっと驚くんですよね~。
意外にもっと落ち着いたノリの曲をいつもオープニングで待っているもので・・・
でもすごくいい曲です。
2曲目の「It's You」では、Dionne Warwickとデュエットしている曲で
前の曲からメドレーのような感じでつながるスローな曲なんです。
STEVIEとDionne Warwickの素晴しい歌声を堪能出来る一曲で、
間奏で入ってくるSTEVIEのハーモニカは、この曲の美しいメロディを
より引き立ててくれていて、とても心地良いサウンドになっています。
本当にいい曲で聴き入ってしまいますね。
続く「It's More Than You」はインストナンバーで、
とにかく穏やかなハーモニカに聴こえるシンセとピアノの音が、
流れるようなメロディをそっと送り出しているかのように届けてくれます。
この曲はアルバム『キー・オブ・ライフ』の頃のサウンドにも似ていて、
聴いているとホッとしてしまうんですよ。(^^
この曲を聴いていると、STEVIEという素晴しいミュージシャンを間近で
感じる事が出来るようですよね。
そしてこの面の最後を飾るのが「I Just Called to Say I Love You」。
この曲が流れてくると、なんだか心がホンワカしてきませんか~?
あまりにもヒットしてラジオやTVで流れていたので、
ちょっと耳タコ状態で最近はあまり聴かなかったんですけど、
やはり耳にすると聴き入ってしまうんですよね。(^^
この曲でBillboardで1位を獲得し、Academy AwardのBest Original
Songを受賞したんですから凄いですね。
やっぱりSTEVIEの優しさが伝わるから、指示されたのかもしれません。
さてB面に移って1曲目の「Love Light in Flight」は、
アクセントのあるリズムにノッてSTEVIEのノビのあるヴォーカルが楽しめます。
このアルバムで私が一番好きな曲なんですけど、ちょっとシンセのピコピコが
気になるんです。でもこのメロディとヴォーカルを聴けばそんなの気になりません。
ここではコンガも入っていて、曲によりアクセントをつけているので、
ブラック・ミュージックを押し出した感じがします。
この曲もシングル・カットされてBillboardで17位まで上昇しているんです。
2曲目の「Moments Aren't Moments」はSTEVIEの曲ですけど、
ヴォーカルはDionneがとっているんです。
トランペット以外はSTEVIEがすべて演奏して、マルチプレイヤーぶりを
発揮しています。(ほとんど一人でやってますけどね)
この曲ではDionneの優しいヴォーカルを楽しめる曲で、
とても穏やかな曲なのにフックもあるんですよ。
だからでしょうね、すごく耳にメロディが残るんです。
ただ個人的にはSTEVIEにヴォーカルで加わってほしいと思うんですが・・・
曲に対してちょっとのDionneのヴォーカルがとけ込みすぎているような
感じがしないでも・・・・
続く「Weakness」では珍しくシンセとピアノ以外の楽器は、
他のミュージシャンに任せているので演奏が普通に安定しています。
でもSTEVIEの演奏にはフックがあって聴きごたえを感じるんです。
この曲ではSTEVIEとDionne Warwickのデュエットし、
このスローナンバーで二人の持ち味を十分に伝える事に成功していると思います。
ややクセが弱いので、ちょっと流してしまいそうになるのが残念ですが・・・
そしてこのアルバムの最終を飾るのが「Don't Drive Drunk」です。
なんだかそれまでとは異質な感じの曲で、驚いてしまう曲なんですよね。
まっ、メロディに驚く前にタイトルで驚いてしまいましたけど・・・
だって交通標語みたいなタイトルですから~。(^^
個人的にはこういう曲が一番評価しにくいんですよね。
面白いとは思いますけど、曲としてはどうして?って感じになっちゃうんです。
そう思っているのは私だけかもしれませんが・・・・
このアルバム『THE WOMAN IN RED』ですが、STEVIEにとっては2作目の
サントラで意外にサントラを手がけているんです。
このアルバム以後『ジャングル・フィーバー』も手がけていましたから、
多分3作サントラをつくっていると思います。
STEVEIが手がけたサントラの映画は、どれもまだ観ていないんです。(^^;
最後にこのアルバムは1984年に発表され、Billboardで4位まで上昇し
RIAA公認プラチナディスクを獲得しています。
U.S.のみで400万枚の売り上げだそうです。