DEEP PURPLE ON THE WINGS OF A RUSSIAN FOXBAT | Beatles大好きっ!猫大好きっ!

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DEEP PURPLE ON THE WINGS OF A RUSSIAN FOXBAT

/DEEP PURPLE

DEEP PURPLE ON THE WINGS OF A RUSSIAN FOXBAT

/DEEP PURPLE
●SIDE-ONE
1. Burn 
2. Smoke on the Water (incl. Georgia On My Mind)
3. This Time Around~Tommy Bolin solo (Owed To 'G')
●SIDE-TWO
1. Highway Star (incl. Not Fade Away)
2. Mistreated
今回はDEEP PURPLEのブートをご紹介したいと思います。
DEEP PURPLEと言っても4期のPURPLEのブートで
ギターはTommy Bolinなんです。
Tommy Bolinというと薬で演奏がままならない状態で
日本公演行ったという悪いイメージしか昔はなかったんですけど、
彼のソロ・アルバムを聴くと素晴しい内容で、
印象がガラッと変わってしまったんです。
今回アップした『DEEP PURPLE ON THE WINGS OF A RUSSIAN 

FOXBAT』はタイトルを見ると旧ソ連でのライブなのかと思ったら、
これは76年にU.S.カルフォルニアのロング・ビーチ・アリーナで

行われたライブを収録したものなんです。
この手のライブ・ブートはどうしても音の通りが悪かったり、
バランスが悪かったりして聴きにくい状態の音質が多いわけなんですが、
このブートは非常に音の良い素晴しい音質になっているんです。
内容の方なんですけど楽曲を見てもらえればわかるように

Blackmore時代の楽曲がほとんどで、4期の楽曲は「This Time Around

~Tommy Bolin solo (Owed To 'G')」のみとなっている事から

Tommy Bolinの演奏は大丈夫かな~なんて心配をしてしまったんです。
ですが実際に聴いてみるとこれがなかなかカッコいい演奏を聴かせてくれて
これはこれでBlackmoreとは違った良さを発揮してくれているんです。
またIan Paiceのドラムス、Jon Lordのキーボードもさすが!って感じで
しっかりと曲を盛り上げてくれていて、やっぱりこの二人の存在はすごいなと
あらためて実感しました。

それだけにDavid CoverdaleとGlenn Hugheの歌が良い様な悪い様な感じに

なってしまっているのはBlackmoreがいないからなのか?
好きな様に歌うのは良いのですが、纏まりのなさが出てしまっているのが

残念です。特に全体が良いだけにGlenn Hughesのキンキンの歌声は

気になります。別にGilanを意識しているわけではないのでしょうけど、
尽くキンキンヴォーカルでこられると辛いものがありますし、
ただ自分が好きな様に歌いたいだけでしょう~って思ってしまうんですよ。
「Smoke on the Water」でもDavid Coverdaleと歌を分け合っていますし、
「Georgia On My Mind」を挿入しちゃっているのもGlenn Hughesの
趣味としてはどうなのかな~なんて感じます。
また名曲「This Time Around」でのヴォーカルは見せ場にも関わらず
なんだかギクシャクしていて気になってしまうんです。
そういった気になる部分もある事はありますが、
これもまた4期PURPLEの味だと思うと良い出来ではないでしょうか。
ここまでの音質で4期のライブを聴けるのは嬉しいですし、
Tommy Bolinのギターを堪能出来て本当に嬉しくないます。
このアルバムで「Mistreated」が収録されているわけですけど、
実際76年のロング・ビーチ・アリーナでこの曲は演奏されていない

みたいなんですが、実際詳しく私が知らないのでなんとも言えないです。
ただ雰囲気的には同じ音質で違和感がないので同じ場所の様な気がします。
(David Coverdaleの十八番ですから実際には歌っていると思います。)
最後にこのブートはLPですが、CDで同じロング・ビーチ・アリーナの
ライブがいろいろ発売されているので、CDを聴いてみても良いと思います。