TOUT TOUT POUR MA CHERIE/MICHEL POLNAREF | Beatles大好きっ!猫大好きっ!

Beatles大好きっ!猫大好きっ!

BEATLESを中心とした洋楽とニャンコの日々の生活をアップ。

TOUT TOUT POUR MA CHERIE b/w HISTOIRE DE COEUR/MICHEL POLNAREFF
MICHEL POLNAREFFというと日本では70年代絶大な人気を誇っていたわけですが、
それを裏付けるように「愛の休日(Holidays)」「愛の願い(Love Me Please Love Me)」
「悲しきマリー(J'ai du chagrin Marie)」などの数々のシングルが
ヒットしました。
MICHEL POLNAREFFは66年に「ノンノン人形(La poupée qui fait non)」で
デビューし、この時のレコーデイングメンバーにLED ZEPPELINのJIMMY PAGE、
JOHN PAUL JONESがいたのは有名な話です。
そんなヒット曲の中で忘れてはいけないのが、今回アップした69年に日本で

大ヒットした「シェリーに口づけ(TOUT TOUT POUR MA CHERIE)」です。
この曲は本国フランスではシングル「渚の想い出」のB面として発表されていますが、
「シェリーに口づけ(TOUT TOUT POUR MA CHERIE)」がヒットには繋がっていません。
日本でもフランスと同時期にシングルが出ていますけど、この時は「追わないで」の
B面としてカットされています。

この時の邦題は「可愛いシェリーのために」となっていて、
あんまりキャッチーな放題ではなかったためか「可愛いシェリーのために」は

話題にならず。
ですが71年にCBSソニーが立ち上げたエピックから「シェリーに口づけ」と

邦題を変更し、シングルA面で発売したところ大ヒットにつながったわけです。
やっぱり出足の♪Tout, tout pour ma chérie, ma chérieの繰り返しで
ハマってしまいます。♪Tout, toutのテンポの良さと、跳ねた曲調が放題にぴったりで
ヒットにつながったのではないでしょうか。
全体に明るい雰囲気が伝わりますし、(私はわからない)フランス語のオブラートに
包まれたような発音も耳にすごく残ります。
そういう意味ではフランス語の柔らかい発音に軽快でテンポの良い曲調が
日本人には新鮮に聴こえて受け入れられたんかもしれませんね。
当時この曲は日本で40万枚シングルが売れたとか・・・
私の場合は後追いもいいところなので、この曲が強く印象付けられのは
映画『ウォーターボーイズ』で使われた時なんです。
この映画って2001年なんですよね・・・・何十年も過ぎちゃっています。(^^;
ところでこの曲の邦題「シェリーに口づけ」とつけられたのか・・・・
これは♪Tout, tout pour ma chérie, ma chérieの♪Tout, toutが
キスをしている音のようだったからそうです。「chérie」も女性の名前のように
思えたのでしょうね・・・(^^;
その「シェリーに口づけ(TOUT TOUT POUR MA CHERIE)」のB面に

収められたのが「HISTOIRE DE COEUR」です。
この曲は66年に発表されたアルバム『Love Me, Please Love Me』に
収録されれていた楽曲です。
曲はアコギを中心に穏やかな雰囲気を纏った心地良いアレンジがいいんです。
なんだか日向ぼっこでもしながら寝そべっていそうな感じで
ギター弾いているんじゃないのって思ってしまうくらいノンビリ感が出ています。
こういう感じはフレンチ・ポップではよくあるのでしょうけど、
私なんかからしたら独特の世界観があって凄く新鮮な味わいでした。
ただそれが好きか嫌いかと言われると別でした・・・・
あまりにもゆったりしすぎていて刺激が欲しくなってしまいます。
元々私はこのタイプの曲って聴かないですからね・・・・
「シェリーに口づけ(TOUT TOUT POUR MA CHERIE)」は日本1stアルバム
『愛と青春のトルバドゥール』に収録されているのですが、
これはフランス1stアルバム『Love Me, Please Love Me』に
「シェリーに口づけ(TOUT TOUT POUR MA CHERIE)」を追加したものです。
日本の場合はヒットシングルが出ると、その曲をいろんなアルバムに入れて
売り上げをあげようとするんですよね・・・
アルバムのオリジナル性を無視しちゃっていますよね・・・
でもフランス盤と日本盤の違いなんて知りませんから、

普通にヒット曲追加の日本盤買っちゃいますけどね・・・・(^^;