"LIVE"FULL HOUSE/J.GEILS BAND | Beatles大好きっ!猫大好きっ!

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"LIVE"FULL HOUSE/J.GEILS BAND 
1. First I Look at the Purse (Robert Rodgers) 3:56
2. Homework (Dave Clark, Al Perkins, Otis Rush) 2:34
3. Pack Fair and Square (Walter Travis Price) 1:41
4. Whammer Jammer (Juke Joint Jimmy) 2:21
5. Hard Drivin' Man (Geils, Wolf) 4:23
6. Serves You Right to Suffer (John Lee Hooker) 9:32
7. Cruisin' for a Love (Juke Joint Jimmy) 3:32
8. Looking for a Love (James Alexander, Zelda Samuels) 4:55
世の中数多くのライブ・バンドと称されるグループがありますが、

忘れてはいけないバンドが、このJ.GEILS BANDです。

J.GEILS BANDは、日本では「堕ちた天使」のイメージが強すぎて、
彼等の本質がボケてしまっていますが、

実際彼等が凄かったのはアトランティック時代の売れていない頃だと思います。
彼等の場合、売れるとか売れないとかは関係なくて(あくまでイメージですけど)、
どのくらい楽しめるかという事が前提のような気がします。
オーディエンスというかっこいい言い方ではなく、

お客がぴったりなバンドは彼等くらいでないでしょうか

。アトランティック時代はビルボードでも50位前後をずっとキープしていますが、
やはりライブの勢いというのは、チャートとは関係ありませんね。(^^
今回紹介するライブ・アルバム『"LIVE"FULL HOUSE』こそ、
ノリのライブでは最高峰の作品だと信じています。
聴いていて、もう~あんたたちアマチアみたいに楽しんでるよね~

と言いたくなるくらい弾けています。

上記の曲を見て頂くとわかるのですが、自分達で作った曲は1曲しか
収録されていなくて、後は他人の曲で構成されています。
・・・ところがひとたび曲が流れ出して聴いてみると、
これはもう~J.GEILS BANDのオリジナルと化しているんです。恐るべし!
1曲目の「First I Look at the Purse」からスタートして、

最後の「Looking for a Love」が終わるまで、

もしかして1曲を永遠と演奏していたの?って思うくらい彼等の勢いに

飲まれてしまいそうなんです。

Peter Wolfのヴォーカルにはやはり、聴いているお客を引き付けるものが
あって、これを聴いていてノラなかったら損みたいなヴォーカルなんです。(^^
「First I Look at the Purse」から全開状態ですからノラないわけがりません。
Seth Justman のキーボードの音の古さがいいんですよね。
なんだかブルース・ブラザース・バンドのようです。
私は何と言ってもMagic Dickのハーモニカに尽きると思っています。
J. Geilsのギターに負けていませんからね。

こういうハーモニカが入ってくると、一気に体が熱くなってきますから、

個人的には永遠にやってほしいところなんです。
さらにこの曲のエンディングなんて、盛り上げて盛り上げてジャ~~~ンって

感じですから、気分はもう~再終曲みたいな感じなんです。(^^;
続く「Homework」は、Dave Clark, Al Perkins, Otis Rushが作った曲ですが、
これももう~彼等の曲でしょう。(^^
J. Geilsのギターソロが泥臭くて曲にあっていて最高なんですけど、

結局最後はMagic Dickに持って行かれるというのが可哀想です。

本当に速攻の演奏を満喫できるんですけど、「Pack Fair and Square」では、

おもいっきりロックンロールしちゃってますが、
たった1:41ですから・・・ライブで1:41は短いですよね。

もう~終わり?(^^
Magic Dickのハーモニカで始まる「Whammer Jammer」は、

最高の演奏を聴かせてくれています。
こういうハーモニカをメインにしたインストはかっこいいですね。

J. Geilsのギターとの掛け合いも最高ではないでしょうか。
こういう曲を聴いていたら、実際にライブで聴いてみたくなりますね。
次はどこかで聞いた事のあるようなタイトル「Hard Drivin' Man」です。
これが唯一のオリジナル曲なんですけど、

それまで演奏された曲と違和感がまったくないので、
いい意味で丼状態で聴けますよ。

オーディエンスの状態もヒート・アップなんが伝わってきますから、
すごい臨場感をたのしめると思います。
そしてこのアルバムで唯一長い(9分超)曲「Serves You Right to Suffer」では、
思わずこのバンドもブルースが似合うんだと再認識しました。

こういう聴くとどこかで70年代前半のストーンズを思い出してしまいそうですね。

こういう曲でのMagic Dickのハーモニカにははまりますね。(^^

9分があっという間に過ぎてしまうと、ノリのよい「Cruisin' for a Love」
ブルース・ナンバーが流れてきます。これだけの表現力があるから、

デビュー3枚目にしてライブが発売できるのでしょうね。
この曲はブレイク後のノリが最高なんですよね。

J. Geilsのギターが頑張っていますよ。(^^
そして、もう~最後と言ってしまいそうな感じですけど、

最後は「 Looking for a Love」で幕を閉じます。

もう~~~~これは勢いあるのみ!ノラなきゃ損する的な曲です。
こういうポップな雰囲気はいいですね。

これくらいあっけらかんとした曲を演奏されたら、顔がほころびますよ。

またこの時期のJ.GEILS BANDを実際に観てみたいです。
彼等のアルバムはたくさん出ていますけど、

私は絶対にこのライブ・アルバム『"LIVE"FULL HOUSE』をオススメします。

あっという間にライブが終わってしまう感じが楽しめますよ。
実際36分しか収録されていないので、あっという間に終わりますけど、
内容は最高のライブは保証しますよ。

ビルボードで54位までしか上がれませんでしたけど、
これを聴いたらそんなの無意味なのがわかります。(^^
RIAA公認ゴールドディスクを獲得しています。