JUST ONE LOOK/LINDA RONSTADT | Beatles大好きっ!猫大好きっ!

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JUST ONE LOOK b/w LOVE ME TENDER/LINDA RONSTADT
LINDA RONSTADTは私が好きな女性ヴォーカリストの一人というか、
一番好きなヴォーカリストです。
LINDA RONSTADTを初めて聴いたのは『Hasten Down the Wind』で、
ここからカットされた「That'll Be the Day」が好きでした。
この『Hasten Down the Wind』以前に『Heart Like a Wheel』
『Prisoner in Disguise』とアルバムがヒットしていて、
『Hasten Down the Wind』で更に勢いがついたところで
『Simple Dreams』『Living in the USA』の二大ビッグヒットが
生まれたわけです。
今回アップした「JUST ONE LOOK」は、その79年に発表されたアルバム
『Living in the USA』からの第三弾シングルとしてカットされた曲です。
この「JUST ONE LOOK」は63年にDoris Troyが歌ってヒットさせた
わけなんですけど、このLINDA RONSTADTのカバーを聴くと
Doris Troyのイメージがどこかに飛んじゃって、
完全にLINDA RONSTADTのオリジナルみたいな感じになっています。
一時期Karla Bonoffの楽曲を結構LINDA RONSTADTがカバーしていて、
これに関してKarla Bonoffが自分の曲がLINDA RONSTADTの
曲のようになることを少々嫌がっているインタビューを読みました。
確かにLINDA RONSTADTが他人の曲をカバーしたら
その曲ってLINDA RONSTADTのオリジナルのような馴染み方を
しますからね・・・(^^
この「JUST ONE LOOK」もカントリーロックな感じでLINDAが歌い上げて
いるわけですけど、それがすごくピタッとあっていて、
本当にカバーだなんて思えないくらい自分の歌として歌い切っています。
声の伸びも良いですし、張りもあって迫力も感じられるのが
LINDAの凄いところでしょうね。
後半の粋な歌いっぷりはさすがとしか言いようがないくらい素晴らしいです。
もうこれは生まれ持っての才能なのでしょうね・・・
『Living in the USA』からのシングル曲「Back in the U.S.A.」
「Ooh Baby Baby」も良かったんですけど、らしさなら私は絶対に
「JUST ONE LOOK」を推したいですね。(^^
さてB面の「LOVE ME TENDER」ですけど、これは説明不要の名曲ですね。
56年にElvis Presleyが歌って大ヒットさせた曲なわけですが、
それをLINDA RONSTADTがカバーしたんですから私は驚きました。
何もこんなに有名な曲をカバーする必要もないのではと思ったんです。
あまりにも有名過ぎますからね・・・
この曲ではアコギをバックに静かに歌っているLINDAに惹きつけらえます。
淡々とした歌声が深く入り込んでくるようで聴き入ってしまうんです。
どうしてもElvis Presleyの押しのある歌いっぷりが印象強く
入り込んでいる曲ですけど、ここでカバーしているLINDA RONSTADTの
表現はとても新鮮に感じて落ち着いて聞けます。
この曲でさえもLINDA RONSTADTは自分のオリジナルかのように
歌っているのが本当に印象的です。
この両面の楽曲は本当に素晴らしいカップリングだと思いますし、
実に彼女の素晴らしさが楽しめる2曲だと思います。
最後にこのシングルは、79年にBillboardで44位まで上昇しています。