IT'S EASY TO SAY b/w RAVEL'S BOLERO | Beatles大好きっ!猫大好きっ!

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IT'S EASY TO SAY b/w RAVEL'S BOLERO
「IT'S EASY TO SAY」Julie Andrews & Dudley Moore
「RAVEL'S BOLERO」Henry Mancini
このシングルは79年の映画「10」のサントラからシングルカットされた
見本レコードです。
この映画はあるアカデミー受賞作曲家が、街で出会う女性を見ては10点満点で
採点していて、ある時その10点満点の女性を見つけて・・・というお話だそうです。
私はこの映画観たことないんですよ。(^^;
ここで出てくるアカデミー受賞作曲家をDudley Mooreを、
そしてその彼と付き合っているのがJulie Andrewsなんです。
女性に点数をつけるというのは心外なわけで、内容からして引っかかるので
スルーしちゃっていますけど・・・(^^
この映画の中で歌われる「IT'S EASY TO SAY」を作ったのは
Henry Manciniで、非常に静かで落ち着いたメロディを持った曲を
Dudley MooreとJulie Andrewsがピアノを弾きながら歌うシーンは
すごく素敵なシーンです。私はこの曲のPV映像でそのシーンを観ただけですが
とても大人の二人の関係が表現されていて、曲も映像もとてもあっていて
素晴らしいなって思いました。
ただ私個人からすると素敵な曲だとは思うのですが、あまりにも穏やかな感じが
強すぎて、キャッチーさに物足りなさを感じるんです。
どうしてもフックのあるメロディが欲しくなるんですよね・・・
Henry Manciniの作曲にケチをつけるなんて数百万年早いのはわかっていますが、
私の耳はガキンチョなものでして・・・(^^;
さてB面の「RAVEL'S BOLERO」はその名の通りフランスの作曲家RAVELが
バレエ曲として書かれた曲です。
とにかく主題であるメロディを何度も何度も繰り返して行くという
なんとも私からしたら大胆な構成になっています。
ただその繰り返しも最初は消え入りそうな音からほんの少しずつ
音が強くなってきて、それによってこの繰り返されるメロディに
うねりが出てくるんです。そして最後に一気に全てを遮断するかのように
一気に幕を閉じるエンディングは圧巻で、この終わり方はそれまでの
穏やかなメロディの繰り返しとの対比がすごくって、印象も非常に力強さを
目の当たりにする感じなんです。
この曲をHenry Manciniがどこに使ったのかはわからないんですけど、
何となく想像ができそうな雰囲気はあります。
この曲はKarajanがアルバム『展覧会の絵』にも収録していましたが、
やはりHenry Manciniの方が何か馴染みが強いような気がして
結構私はよく聴いているんですよ。
私としてはシングルで聴けるくらいが、クラシックはちょうどいいのかも
しれませんね。(^^;
両面を聴いていると、普通にロックやポピュラーな曲とは違うので
ちょっと気持ちの切り替えみたいな感じがあるんですけど、
サントラの曲を、シングルで楽しむというのもたまにはいいと思います。
私の場合は映画をあまり観ていないので、アルバム単位でサントラを
聴くといってもイメージがわかなかったりしますからね・・・(^^;