LONESOME LOSER b/w COOL CHANGE／LITTLE RIVER BAND
私はLITTLE RIVER BANDを知ったのは、今回アップした79年のシングル曲
「LONESOME LOSER」でした。
当時は何も知らなかったので「LONESOME LOSER」が初ヒットくらいに
思っていたら、その前年の78年に「Reminiscing」「Lady」の2曲を
U.S.で連続ヒットさせていて、すでにメジャーだったんです・・・
当然地元のオーストラリアではさらに遡ってヒットが出ていました。
当時の情報源としては音楽雑誌とラジオの洋楽番組だけでしたが
実際にサウンドはラジオで流れるだけですから必死に聴いていました。
その「LONESOME LOSER」なんですけど、最初聴いた時は
出足のアカペラコーラスから入ってきたもので驚いてしまい
耳を傾けてしまっていました。
普通に楽器のイントロから入ってくると思っていたもので
このアカペラでスタートするアレンジには惹きつけられてしまいました。
もちろん歌メロも印象的でしたし、シングルちおしてのキャッチーさも
ありましたから、これはヒットするでしょう〜と思っていました。
ちょっとマイナーではありますけど、福岡のFM局に洋楽チャートでも
結構上位にランクされていたんですよ。（＾＾；
私としてはかなり新鮮な感じでこの曲を受け止めたと思うのですが、
結局この曲が収録されている『First Under the Wire』までは
手が出なかったんですよね・・・
「LONESOME LOSER」は大好きな曲でしたけど、
それだけで全く知らないバンドのアルバムを買う勇気がなかったんです。
当時の私としてはお金もないのでリスクのある賭けには出たくは
なかったんでしょうね・・・今だったら買うでしょうけど。（＾＾
結局LITTLE RIVER BANDって、私にとっては「LONESOME LOSER」一本で
聴き続けているんですからね・・・全く飽きないのですから自分でも驚きます。
さてB面の「COOL CHANGE」ですけど、この曲も『First Under the Wire』に
収録されています。ただこの曲はU.S.とかでは「LONESOME LOSER」に
続く第二弾シングルとしてカットされています。
日本での「LONESOME LOSER」発売時期が分かりませんけど、
もしかしたら日本で「LONESOME LOSER」がシングルになった時には
海外で「COOL CHANGE」がカットされた後だったので
ダブルA面みたいな感じで日本では「COOL CHANGE」を持ってきたのかも
しれませんね。
「COOL CHANGE」はすごく落ち着いたバラードな曲なんです。
出足はピアノをバックに穏やかな感じで歌われているあたり
非常にシングル向けだなって思います。
どこかエア・サプライのような雰囲気を持っているのは
同郷だからかもしれませんね？（＾＾
ただこういうバラード系の楽曲というには相当フックがないと
目立ちませんからね・・・
曲としては美しいですし、聴いてても心地よさに包まれる素晴らしい曲だと
思うんですが、印象的な「何か」が足りていない気はしますね。
なんだか「いい曲」だけで終わっているような感じがするんです・・・
バラードって、ただ優しく穏やかな雰囲気でまとめあげれば
良いというわけで亜はないですし、それだけではヒットは難しいですから。
ただこの曲ってU.S.や本国オーストラリアではヒットしています。（＾＾；
「LONESOME LOSER」は79年にBillboardで6位まで上昇し、
「COOL CHANGE」も79年にBillboardで10位まで上昇しています。
Billboard TOP10入りの2曲をシングル両面に持ってきた
ゴールデンカップリングシングルということですね。