RETURN TO ABBEY ROAD/THE BEATLES | Beatles大好きっ!猫大好きっ!

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RETURN TO ABBEY ROAD/THE BEATLES
SIDE A
1. Something
2. Maxwell's Silver Hammer
3. Oh! Darling 
4. Octopus's Garden
SIDE B
1. Because 
2. You Never Give Me Your Money
3. Sun King 
4. Mean Mr. Mustard 
5. Polythene Pam 
6. She Came In Through The Bathroom Window 
7. Golden Slumbers 
8. Carry That Weight 
9. Her Majesty
これはジャケットを見ておわかりのように『ABBEY ROAD』のブート盤です。
内容も正規の『ABBEY ROAD』に近い形に構成されていますが、
「Come Together」や「I Want You」などが収録されていません。
ジャケットは正規盤の逆方向にメンバーが向かっている写真ですが、
彼らが向いている左側はアビーロード・スタジオがあるわけで・・・
それで『RETURN TO ABBEY ROAD』になっています。
収録曲に関しては「Because」のようにアカペラ状態だったり、
「Sun King」のようにギターのみの練習状態の様なものまで
いろいろと入っているんです。
「Polythene Pam」とかではJOHNがアコギをかき鳴らして練習していたり、
「Oh! Darling」では正規のような緊張感がずっと漂っている様な雰囲気ではなく
どこかゆるやかさを感じたりと、なかなか面白い内容なんですよ。
他にも「Something」と「Maxwell's Silver Hammer」の間に
ピアノの連打が永遠と流れてくるんですけど、このピアノの演奏が後にJOHNが
発表する『ジョンの魂』に収録されている「Remember」だったりするんです。
ブートですからこういう貴重な音源だったり、

完成以前のテイクだったりするものを聴けたりもしますけど、

その反面テープのヨレとかもあってぎくしゃくしたりします。
でもそのへんも含めてブートと言う魅力があるのだと思います。
こういうマイナス面が気になるのであれば『アンソロジー』を聴かれるのが
一番安心出来るとでしょうね。私は『アンソロジー』は持っていますけど、
やっぱりあれだけの大量の貴重な音源を出されても、

あまりありがたくないと言うか・・・正規で出しちゃってどうするのって

思っちゃったりもするんです。
そういう意味では、こういう『RETURN TO ABBEY ROAD』のような括りで
聴けるブートの方が何回も聴けるんですよ。
特に『RETURN TO ABBEY ROAD』のような音源は、

『GET BACK SESSION』や映画『LET IT BE』とかを感じられるので、

聴いてて懐かしくもあるんです。
それにしてもこういう初期段階の音源とかを聴いていると、
よくまぁあの『ABBEY ROAD』につながるものだと思いますよ。
そのギャップを感じるだけでもこのブートはすごいと私なんかは思ってしまうのです。