SOMEBODY TO LOVE /JEFFERSON AIRPLANE | Beatles大好きっ!猫大好きっ!

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SOMEBODY TO LOVE b/w SHE HAS FUNNY CARS/JEFFERSON AIRPLANE

JEFFERSON AIRPLANEって、私は後追いで聴いたものでどうもあの時代の

独特さが漂ってそこまでハマらなかったんです。

どちらかというとJEFFERSON STARSHIPの方がまだ聴き易くて馴染みがありました。

・・・とは言ってもJEFFERSON STARSHIPを耳にしたのは78年の『Earth』から

ですからね・・・当時は「Count On Me」や「Jane」がお気に入りの曲でした。

今回アップしたのはJEFFERSON AIRPLANEの「SOMEBODY TO LOVE」です。

JEFFERSON AIRPLANEと言ったら間違いなくこの曲が最初に出てくるくらいの

代表曲となっています。

この「SOMEBODY TO LOVE」ですけど、曲を作ったのはDarby Slickで、

Grace Slickの義理の弟さんなんです。

元々Grace SlickはThe Great Societyというバンドに在籍していて、

そのバンドにはGrace Slickを含め、Grace Slickのご主人、そして義理弟の

Darby Slickが在籍していたんです。

オリジナルタイトルは「SOMEONE TO LOVE」となっていたわけですけど、

タイトルの他はメロディの極端な違いとはないんです。

ただ演奏するメンツが違うとここまで差が出てしまうものかなって思うくらい

オリジナルとカバーには隔たりがあります。

JEFFERSON AIRPLANEのメンバーの演奏の凄さがわかりますし、

アレンジ一つでここまで見栄えが違うものかと驚きます。

失礼ですけどThe Great Societyの演奏やアレンジはなんだか素人っぽくて

曲の良さがイマイチ伝わらないんです。

まっ、こういうオリジナルとカバーの仕上がりはあるあるですけどね。

JEFFERSON AIRPLANの方ですけど、イントロなしでGrace Slickが歌い出すのが

圧巻なんですよね〜。いい感じでエコーがかかっていて独特な雰囲気を作っています。

やはり彼女の歌いっぷりは迫力があって素晴らしいですけど、バックで歌っている

Marty Balinも良いサポートしているんです。

歌メロも印象的なのでキャッチーなんだと思いますけど、先ほども書きましたけど

Grace Slickの迫力ある歌いっぷりが全てだと思います。

個人的にはギターの音や全体の音の響きとかはサイケな感じがして苦手なんですが、

時代からしたらこういう音作りが広がっていたので仕方がないんですけどね。

多分この時代をリアルタイムで体験していたら、そんなことは全く考えも

しなかったんでしょうけど、どうもこの独特な雰囲気はJEFFERSON AIRPLAN、

そしてJEFFERSON STARSHIPのサウンドのベースになっているので

気になるところではあるんです。だからあんまりアルバム単位で私は聴かないのだと

思います・・・まっ、国内シングル盤のジャケットを見ても、もろそういう雰囲気が

全面に出てきていますけどね。(^^;

さてB面の「SHE HAS FUNNY CARS」ですけど、邦題が「おかしな車」ですからね〜。

もうちょっとなんとかならなかったのかと思います。無理しないで原題のままで

いいような気がしますけどね。

曲の方なんですけど、出足のギターがなんだかモンキーズを思わせますし、

その後はBeach Boysを少々感じさせるあたり揺れ動いていた時代なのがわかります。

ギターソロを聴くと60年代前半のサウンドみたいで不思議だったりしますし、

なによりギターの音がその時代に感じてしまいます。

デビュー当時のBeatlesやRolling Stonesのギターの音みたいなんですよね〜。

まっ、それもまたサイケ時代の音とも言えるので不思議な感覚になります。

曲本来の良さは感じるんですけど、どうも私はこのギターの音が気になって

あんまりこの曲には入り込めないんです・・・

もうちょっと素直に聴けばいいだけなんでしょうけどねぇ〜。(^^

最後にこのシングルは67年にBillboardで5位まで上昇して、

RIAA公認ゴールドディスクを獲得しています。