DIRTY WHITE BOY/FOREIGNER | Beatles大好きっ!猫大好きっ!

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DIRTY WHITE BOY b/w REV ON THE RED LINE/FOREIGNER
今回はFOREIGNERが79年に発表したアルバム『Head Games』からの
第一弾シングルとしてカットされた「DIRTY WHITE BOY」をアップしました。
この「DIRTY WHITE BOY」ですけど、初めて聴いた時「ニューアルバムの
第一弾シングルがコレっ?」と思ってしまうくらいガックシきたんですよ。
デビューアルバム『Foreigner』、2ndアルバム『Double Vision』から
それぞれ3曲ずつシングルをカットして、どれも大ヒットしていましたので
私としてはそのハードルを超える楽曲を第一弾で出してくれると思ったんです。
確かにイントロからグイグイ押してくるギターサウンドはかっこいいですし
ノリもすごく良くてライブ向けのロックンロールな感じは
間違いなく盛り上がると思います。(実際ライブでは凄かったです)
当時はこういうグイグイのロックンロールではなく、パッと聴いた時に飛びつくくらいの
個性のあるフックが欲しかったんでしょうね。
多分この曲がアルバムからの第一弾シングルではなく、第二弾、第三弾だったら
普通に受け入れていたと思うんです。
実際なんでアルバムタイトル曲の「Head Games」を第一弾シングルとして
カットしなかったのって思っていましたから。
でも時間が経っていくにつれて「DIRTY WHITE BOY」って以前の曲と
そんなに雰囲気は異なっていないんですよね・・・
引っかかる要因としてはイントロが少々安易なのと、ロックンロールのリフが
前に出てきていることで軽さが出たような気がします。
でもこれが実際ライブで演奏したらめちゃ煽られた感じで大盛り上がりするんですから、
本当に凄いなって思います。
このへんのスタジオでの作りとしては結局プロデューサーのRoy Thomas Bakerの
カラーが出たために、アルバム収録曲全体に何か丸みをおびた感じの
仕上がりになってしまったんじゃないでしょうか。
アルバム『Foreigner』ではGary Lyons、『Double Vision』ではKeith Olsenが
プロデュースをしていたので、FOREIGNERが作る曲にいい感じでエッジを
つけていたと思いますが、Roy Thomas Bakerの場合は更に丸みをつけたサウンドに
仕上げたので前二作との雰囲気の差が出たのかもしれません。
それでも私はこのサウンドの雰囲気は好きで、アルバム『Head Games』は
彼らの作品の中ではよく聴いているんです。
結局「DIRTY WHITE BOY」も結果的に好きになっちゃって聴いているわけです。(^^;
さてB面の「REV ON THE RED LINE」ですけど、この曲はAl Greenwoodと
Lou Grammの共作となっています。
出足からグイグイ響かせてくるギターがかっこいい曲です。
バックのリズム隊の音がしっかりしていて、派手ではないですけどDennis Elliottと
Ed Gagliardiに代わって加入したRick Willsはいい仕事しています。
この曲は最初はリズムに合わせてLou Grammが歌をのせてくる感じなんですが、
サビに入ると一転してグッと押し上げてくるような歌いっぷりが良いんです。
やはり曲を作って行く上でどうすれば曲が映えるかと言うポイントの掴みを
ちゃんと知っているからクオリティの高い楽曲が多く作れるのだと思います。
この曲に関しては幾分サビ前までの演奏が緩く感じるのは、
キーボードの入りが多いからなんじゃないかと思うのですが、
Al Greenwoodが曲を作っているので仕方がないですね。(^^;
でもサビへの展開はさすがで、聴いててもかっこいいなぁ~という感じが
強いですから、私なんかシングルのA面でもいいのではと言うくらい
気に入っちゃっているんです。
本当に曲のまとめ方はFOREIGNERは凄いと思いますよね~。
まっ、アルバム『Head Games』には「Blinded by Science」みたいな
私には取っ付きにくい曲も収録されていますけどね。(^^;
最後にこのシングルは79年に発売され、Billboardで12位まで上昇しています。