AQUARIUS~LET THE SUNSHINE IN/5th DIMENSION | Beatles大好きっ!猫大好きっ!

Beatles大好きっ!猫大好きっ!

BEATLESを中心とした洋楽とニャンコの日々の生活をアップ。

AQUARIUS~LET THE SUNSHINE IN b/w THE MAGIC GARDEN/5th DIMENSION
5th DIMENSIONと言ったらBilly Davis, Jr.とMarilyn McCooが在籍していた
グループということで有名なんですけど、私のように後追いだとこの二人がグループを
脱退した後の活動をリアルに体験しているので、5th DIMENSIONの方は本当に
かなり後になって知りました。
その5th DIMENSIONですけど、数多くのヒット曲を出していて97年に大ヒットした
「Up–Up and Away」は特に有名だと思います。
そしてその「Up–Up and Away」と共に有名なのが、今回アップしたヒット曲
「AQUARIUS~LET THE SUNSHINE IN」です。
この「AQUARIUS~LET THE SUNSHINE IN」ですけど、

実は5th DIMENSIONがオリジナルではなく、

67年に公開されたミュージカル『HAIR』の中の楽曲だったんです。
なぜこのミュージカルの曲を5th DIMENSIONがやることになったかというと、
Billy Davis, Jr.がたまたまこのミュージカル『HAIR』に招待されて
この中で流れていた「AQUARIUS」「LET THE SUNSHINE IN」を気に入って、
即カバーしたいと申し出たようです。
元々この2曲はメドレーではなく、ミュージカルのオープニングとエンディングで
流れていたのを5th DIMENSIONがメドレーとしてカバーしたわけです。
ちなみにこの時5th DIMENSIONのプロデューサーはこの曲のカバーに
反対していたそうです。
「AQUARIUS」はやっぱり歌い出しの広がり感がとても良くて、のびのある歌声に
引きつけられます。もちろんコーラスも文句なく素晴らしいですし、
バックのアレンジ、特にホーンの入りはより曲にメリハリをつけて映えた雰囲気を
作ってくれています。
やっぱりこの曲は黒人ヴォーカルグループに歌ってもらうのが一番映えて
聴きごたえを感じますし、彼らでなくてはこの広がりは味わえないと思います。
それに5th DIMENSIONはMarilyn McCooとFlorence LaRueの女性ヴォーカルが
いるというのも良かったと思います。
この二人の通る歌声にBilly Davis, Jr.の歌声、さらにバックコーラスが入って
さらに厚みをつけて曲に深みを出してくれているわけですから
もうこれは聴く側は引き込まれても当然でしょうね。

本当に素晴らしい仕上がりだと思います。
ただこのメドレー曲は当初7分超えだったようですが、

ラジオに乗せるためには7分は長すぎるということで

最終的に5分にまとめたそうです。
でもこの曲だったら7分でもヒットしていたと思いますけどね・・・・(^^;
さてB面の「THE MAGIC GARDEN」ですけど、この曲は日本独自の選曲のようで、
U.S.では「Don'tcha Hear Me Callin' to Ya」が収録されているようです。
「THE MAGIC GARDEN」はBilly Davis, Jr.の雨アタでスタートする曲で
とても爽やかな感じがする曲なんです。
爽やかと言ってもやはりソウルな雰囲気は入ってきますし、

黒人サウンドでしか出せない奥行きがしっかりと溶け込んでいるので、

聴きごたえも十分に感じることができると思います。
どうしても私ように普段がロックに染まっている者からすると「AQUARIUS」のように
ヒット性の強いフックを持ったメロディの曲だと飛びついちゃうんですけど、
「THE MAGIC GARDEN」のようにわかりやすい曲でもよりブラックミュージック

しているとどうしてもハマり込みが弱かったりするんですよね。
まっ、これは普段聴いているサウンドが違いますから、

どうしても聴き込みに時間が必要なのだと思います。

(あくまでも私の場合なんですけどね)
でも良い曲ということは伝わってくれればいいかなって思います。
最後にこのシングルは69年にBillboardで6週間1位に、RIAA公認プラチナディスクを
獲得しています。

さらに「AQUARIUS~LET THE SUNSHINE IN」はGrammy Awardで
Record of the YearとBest Pop Vocal Performance by a Groupを受賞しています。
これをみると彼らのプロデューサーが「AQUARIUS~LET THE SUNSHINE IN」の
カバー反対を押し切っていたらこの名曲は出てこなかったんですから・・・(^^;