LIVE AT THE GREEK/JIMMY PAGE & THE BLACK CROWES | Beatles大好きっ!猫大好きっ!

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LIVE AT THE GREEK/JIMMY PAGE & THE BLACK CROWES
Disc one
1. Celebration Day
2. Custard Pie
3. Sick Again
4. What Is and What Should Never Be
5. Woke up This Morning
6. Shapes of Things to Come
7. Sloppy Drunk
8. Ten Years Gone
9. In My Time of Dying
10. Your Time Is Gonna Come
Disc two
1. The Lemon Song
2. Nobody's Fault But Mine
3. Heartbreaker
4. Hey Hey What Can I Do
5. Mellow Down Easy
6. Oh Well
7. Shake Your Money Maker
8. You Shook Me
9. Out On The Tiles
10. Whole Lotta Love
○Japanese bonus tracks
* In the Light
* Misty Mountain Hop
このライブは1999年にBLACK CROWESとJIMMY PAGEが一緒にライブを

行った時の貴重なライブです。
録音はロスのGreek Theatreで、日時は10月の18、19日となっています。
このJIMMY PAGE とBLACK CROWESが、どういうつながりでライブを行う事に

なったかはまったく知らないんですけど、BLACK CROWESの1stや2ndを聴くと、

メンバーがZEPを大好きだという事がわかるので、

そういう点でつながりが出来たのかもしれません。
曲目は見ての通りでLED ZEPの曲を中心にブルースナンバーとかが織り込まれています。
実際にはBLACK CROWESのナンバーも5〜6曲は演奏されていますが、

最終的にはZEP中心にセレクトされているんです。

曲のセレクトを見るとBLACK CROWES側の希望が大きく入っているのがわかります。

「Custard Pie」「Sick Again」「Ten Years Gone」「In My Time of Dying」

「In the Light」といったアルバム『フィジカル~』からの選曲が多いのは、

やはりBLACK CROWESのサウンド作りに影響があったからだと思います。
それにキーボードのEd Harschを活かせる曲にもなっていたのでしょうね。
全体の演奏はZEPのイメージを崩さないでまとめあげていますし、

JIMMYのギターもかなり冴えていると思います。

たまに怪しくなったり、迷路に入りそうになりますけど、BLACK CROWESがしっかり

サポートしているので、ちゃんと元の所に帰ってこれるようです。(^^

このライブでは、JIMMYを含めてRich Robinson、Audley Freedの3人がギターを弾くので
全体にZEPのスタジオ・テイクを上手く再現出来ています。逆に言うとZEPがライブで
やっていたような荒々しさと一気に突き進む勢い、はちゃめちゃさはやや影を潜めています。
あのはちゃめちゃさはあの4人だから出来たことなので、BLACK CROWESと一緒に
それをやっちゃうと多分帰ってこれなくなるでしょうね。(^^;
ここでのBLACK CROWESは、ZEPの曲を最高の状態で表現していますけど、
何となく緊張感が伝わってくるんですよね。逆にMACのブルースナンバーの「Oh Well」とかを
やっている時の方が、BLACK CROWESもJIMMYも伸び伸びしている感じがします。
ZEPのナンバーでもシングルのみの「Hey Hey What Can I Do」は楽しんでいそうですしね。
このライブで個人的に好きなのは、「Custard Pie」「Oh Well」「In the Light」とか
でしょうか・・・特に「In the Light」はハマっちゃいますよ。(^^
こうやってライブで再現されている曲を聴くと、ギターは3本必要なのがわかりますよね。
3人のギタリストがいる事によって、よりスタジオ・テイクの曲がライブで上手く表現されて
いるのですから。逆にZEP時代のライブは曲の再現ではなくて、圧倒的な破壊力と勢いで
突き進めるしかなかったのかもしれませんね。だからZEPのライブが凄いのでしょうけど。
このライブでヴォーカルのChris Robinsonが個性をだしつつ、上手く曲を歌ってくれていて
聴いていても嬉しくなったんですげ、やはり歌っている声が曲によっては無理を感じたりも
したんです。それだけ負担のかかる曲が多かったと言う事は、パーシーも当時大変だったと
思うんですよね。あの重量級3人に対抗しなくてはいけないのですからね。(^^;
それにしても全体の演奏がすばらしいんですよね~。「Nobody's Fault But Mine」や
「Hey Hey What Can I Do」「Out On The Tiles」はライブで体験したい音源です。
そういえば、このメンバーで来日する予定だったそうですけど、JIMMYの体調不良で中止に
なってしまったのが残念でした。
このライブアルバムは聴きごたえ十分ですし、ZEPファンもBLACK CROWESのファンも
楽しめる素晴しいライブだと思います。
まだ聴かれていない方はぜひ聴いてほしい作品ですよ。
最後にこのアルバムは2000年に発売されて、Billboardで64位まで上昇し、
RIAA公認ゴールドディスクに輝きました。