ON THE WINGS OF A NIGHTINGALE/PAUL McCARTNEY | Beatles大好きっ!猫大好きっ!

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ON THE WINGS OF A NIGHTINGALE b/w CAGE/PAUL McCARTNEY
今回アップした「ON THE WINGS OF A NIGHTINGALE b/w CAGE」はブート盤ですが、
2曲とも以前から知られていた楽曲なんです。
まずは「ON THE WINGS OF A NIGHTINGALE」ですけど、この曲はPAUL McCARTNEYが
83年に再結成したEverly Brothersのために贈った曲なんです。
実際翌年発表された『EB 84』に収録された曲で、プロデュースはDave Edmundsです。
曲調はアコーステックな素朴なトラッドみたいな雰囲気の曲なんですけど、
すごくPAULらしい雰囲気を漂わせる佳曲だと思います。
落ち着いたメロディラインが聴いてて心地良くて、ふっとアコギを持って弦を爪弾いたら
自然と出来上がったって感じがしてしまう曲調がいいんです。
派手ではないですし、シングル向けな感じの曲ではないですけど、

聴けばしっかりPAULらしい雰囲気が味わえます。別に何気に作った曲ではないでしょうが、

チカラが入っていない感じがそう思わせるのもPAULのすごいところだと思います。
80年代半ばというとPAULが作る楽曲も徐々にこういうタイプの曲がなくなってきて、
新しい方向へ向かおうとしている時期ですからね・・・
こういう曲がこの時期に作られていたというのはファンとしては嬉しいです。
もしかしたら以前に書かれていた曲なのかもしれませんけど、
私としては自分のアルバムに収録してほしかった曲です。
ちなみにEverly BrothersのバージョンはDave Edmundsがプロデュースしている為か
ノリの良いポップロックな感じに仕上がっています。

これはこれで凄くいいなぁ〜と思いますが、
微妙にPAULが作った旋律とは違う感じで作られている分

ここにはPAULが感じられないんです。
まっ、Everly Brothersとしてはそれが良かったのかどうかはわかりませんが・・・
さてB面の「CAGE」ですけど、この曲もファンの間では未発表でありながら有名な曲です。
この曲はWINGSの『BACK TO THE EGG』のアウトテイクなんですけど、
アルバム制作2年前の77年には骨格が出来上がっていました。
結局WINGSで録音されたもののアルバムには収録されず、

その後ソロになってからのアルバム『Tug Of War』用にリハーサルするも再び収録されず、

そしてその後PAULが以前から企画していた未発表集アルバム『Cold Cuts』制作時に

録音されるも、今度は『Cold Cuts』がお蔵入りと・・・運に恵まれなかった曲なんです。
変遷を辿るのも大変ですよ・・・・(^^;
出足はノリノリで軽めなロックなんですけど、1分も経たないうちにそういったノリから
ちょっと落ち着いた感じのサウンドにかわります。
そしてその後は元のノリの良いサウンドになって終了します。
展開があって面白いんですけど、ちょっとうまく流れていないというのか・・・
PAULにしてはもう一押しが足りないのかなって思いますね。
その辺はPAUL自身がわかっているから何度も外したんだと思いますが・・・・
個人的にはシングルのB面だけに入っているような曲のような気がします。
最後にジャケットですけど、何故に『Give My Regards to Broad Street』の
写真が使われているかがわかりませんね・・・・
https://www.youtube.com/watch?v=c3EvI-ajXS0
https://www.youtube.com/watch?v=63H4wXOmEgo
https://www.youtube.com/watch?v=vKOxbA_W_5Q