WINGS b/w JUST A DREAM/RINGO STARR | Beatles大好きっ!猫大好きっ!

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WINGS b/w JUST A DREAM/RINGO STARR
このシングルはRINGO STARRが77年に発表したアルバム『Ringo the 4th』から
第一弾シングルとしてカットしたものです。
この頃のアルバムはあまり評価としては高くないんですが、
個人的には好きな時期の曲です。(^^
76年からAppleを離れPolydorに移籍してからは雰囲気的にイバラの道状態でした。
でもアルバム『Ringo's Rotogravure』やその後に出た『Ringo the 4th』
『Bad Boy』など結構好きでしたけどね・・・・
今回アップした「WINGS」はRINGOとVince Poncia(KISS等をプロデュース)と共作で、

なかなか押しのあるロックなサウンドになっているので個人的には凄く好きです。
曲調はマイナー調で幾分重さをフックのあるギターと歌メロで押し出している感じで
それまでのRINGOの楽曲には出てこなかった曲だと思います。
幾分シンプルというのか捻りがないというのか・・・ストレートに押し出した感じが
よくも悪くのこの曲の特徴だと思います。
先にも書きましたけど、この曲は大好きなので最初聴いた時にすごいと思って
飛びついてしまったんですよね〜。
歌メロもしっかりしているんですけど、やはりバックの演奏がかっちりしていて
よりこの曲の厚みを感じさせているというのは大成功だと思います。
そういう音作りを念頭にしていたのでしょうか、バックを固める人たちが
まためちゃめちゃすごいほとばかりですから驚きます。
ギターがDavid Spinozza、ベースがTony Levin、ドラムスがRINGOと
Steve Gadd、キーボードがDon Grolnickという面々ですから
悪いはずがありませんよね。
この曲のクオリティはメロディ、演奏などどれもクオリティの高さを感じますし、
普段は飄々とした感じで歌うRINGOのヴォーカルも曲調にあった重みを
感じさせてくれているあたり力の入れようがわかります。
この「WINGS」はRINGO自身かなり気に入っていたようですから
当然シングル第一弾としてカットしたのでしょうが、
残念ながら不発に終わってしまったのは私もすごくショックでした・・・
ただ曲に対してのRINGOの思い入れは相当なもので、

後に発表するアルバム『Ringo 2012』でセルフカバーしています。

ちなみにこの時は義理の弟でもあるJoe Walshがギターで
いつものように参加しています。
さてこのシングルのB面「JUST A DREAM」ですけど、この曲はこのシングルでしか
聴くことのできないレア曲(今はCDで聴けるかもしれません)なんです。
元々「WINGS」のB面は国内で「DROWNING IN THE SEA OF LOVE」(アルバム曲)を
もってくる予定でしたが、PolydorからOKがでなかったもので企画倒れ・・・
私としてはよく「NO」と言ってくれたと思います。
まかり間違っていたらこの曲は国内未発表曲として聴けなかったわけですからね。
その曲ですけどノリの良いバック演奏がとても映えているんですけど
歌メロはそこまでフックのあるものではないので、

RINGOが歌うには少し弱い感じがします。
バックのストリングスとかが前に出てきているのも歌をぼやかしてしまっている
原因のような気がしますけどね・・・・
曲としてはそこまでおススメですよ〜っていうような曲ではないですけど
悪い曲ではないと思います。

ただこの「JUST A DREAM」のような曲はAppleを抜けた後に
なんだかやたらと多く出てくる感じがしてちょっと寂しい感じはしますね・・・
いろいろ言っていますけど大好きな「WINGS」のB面ということもあって
このシングルを出して来た時は必ず聴いていますけどね。(^^
ところで最初にこの「WINGS」というタイトルを知った時は、

PaulのバンドWINGSの事を歌っているのかと思ってしまったんですよね・・・
全く関係なかったですけど・・・・(^^;
https://www.youtube.com/watch?v=45SHUnPFrd8
https://www.youtube.com/watch?v=k7G78VBAy0w