TROUBLE/WHITESNAKE | Beatles大好きっ!猫大好きっ!

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TROUBLE/WHITESNAKE
side-A
1. Take Me With You (Coverdale, Moody)
2. Love to Keep You Warm (Coverdale)
3. Lie Down (A Modern Love Song) (Coverdale, Moody)
4. Day Tripper (John Lennon, Paul McCartney)
5. Nighthawk (Vampire Blues) (Coverdale, Bernie Marsden)
side-B
1. The Time Is Right for Love (Coverdale, Moody, Marsden)
2. Trouble (Coverdale, Marsden)
3. Belgian Tom's Hat Trick (Moody)
4. Free Flight (Coverdale, Marsden)
5. Don't Mess With Me (Coverdale, Moody, Marsden, Murray, Lord, Dowle)
WHITESNAKEというバンドを全部聴いているわけではないのですが、
好きな時期はゲフィン・レコードに移る前までなんです。
サウンド的にはゲフィンの時期が充実していると思うんですけど、
このバンドが持ち合わせているスピリットは、

それ以前のサウンドの方が合っていると思うんです。

それにゲフィン時代はDavid Coverdaleのバンドですが、
それ以前はメンバーが均等なチカラを持っていたような気もします。
そういう事を踏まえて今回アルバム『TROUBLE』を記事にしたわけではないんですが、
やはりこのアルバムがスタートと言ってもいい作品ですからねっ。
1曲目の「Take Me With You」は、スピード感があってTOPとしては勢いがあって
とてもいいと思うんです。曲自体のクオリティを言われると、

どうなのかなぁ~と口ごもってしまいますけど・・・

オープニングの雰囲気はあるんですよ。(^^
次の「Love to Keep You Warm」は、ややスローなナンバーでPURPLE時代の
アルバム『嵐の使者』に入っていそうな感じで、

Coverdaleの個性が表に出た曲ではないでしょうか。
3曲目の「Lie Down」は、初期の名曲と言ってもいいノリの良い曲で、
Neil Murrayのベースが弾む事、弾む事。なんとなく何処かのアメリカン・バンドが
やっていそうなロックンロールです。個人的にはこのアルバムで一番好きかも。
続く「Day Tripper」は、もちろんビートルズの曲なわけですけど、
アレンジが面白いんですよね。でもこのバンドだったらストレートにカバーした方が
バンドとしての良い所を表に出せたのではと思うんです。
そして、このサイドの最後の「Nighthawk」は、イントロがすごく面白くて演奏も
凄いんですけど、肝心のCoverdaleが対応しきっていないような気がするんです。
残念ながらバックの演奏に押されている感じでしょうか・・・
ここでのJon Lordのソロは圧巻ですよ。さすがです!
サイドが変わって1曲目の「The Time Is Right for Love」は、
全体の流れとバランスがすごく良くて、Coverdaleのヴォーカルもノビノビとしています。
こういう曲に限ったわけではないですけど、Neil Murrayのベースは素晴しいですね。
2曲目はタイトル曲の「Trouble」ですけど、この曲はフレーやバドカンを
彷佛させる曲でいいんです。ただフリーとかのように突き抜けた渋さがないのが
ちょっと残念ですね・・・それとこの手の曲を演奏するには、

ギターの感じが違うような気もするんですけど、どうでしょうか?
そして3曲目がインストの「Belgian Tom's Hat Trick」の登場です。
Moody~Lord~Marsdenの順でソロが繋がっていくところは
本当に素晴しくて、特にJon Lordは格の違いを見せつけてくれているんですよ。
サラッとソロやってますけど迫力がちがいますから。

本当にかっこいいインストですよ。
4曲目の「Free Flight」はバックの演奏はいいんですが、

Coverdaleがメロディを作りきっていない感じで特長がないんです。

もったいないですよ、コレって・・・・
まだCoverdale 自体がこなれていないのでしょうか・・・?
そしてこのアルバムを締めくくるのが「Don't Mess With Me」ですけど、
この曲が一番バンドとして纏まった『らしい』曲なのかもしれません。
曲を聴いていて一瞬RAINBOWのアルバム『RISING』に収録されている
「ライト・イン・ブラック」のリフが出て来るのには驚きましたけど。(^^;
何か意図的な感じもしないでもないですけど、全体はWHITESNAKEとして
まとまっている良い曲です。
このアルバム自体、決して名盤とは言えませんが、このバンドが持つ特長を
もしかしたら一番出しているアルバムのような気がします。
まだまだこれからの内容でも、非常に興味を引かれる一枚だと思います。
ジャケットは、もっと何とかしてほしかったですけど・・・(^^;
最後にこのアルバムは、UKで50位まで上昇しています。
それにしても悔やまれるのが彼らの初来日公演が中止になった事です。
初日が福岡の九電記念体育館で行われる予定で、

座席も中央ど真ん中の最前列!
これが中止になった時は泣きましたよ・・・・
https://www.youtube.com/watch?v=ajLMlUROBbc
https://www.youtube.com/watch?v=2LPiXNQsoqY
https://www.youtube.com/watch?v=60-R3eZVTB4