SCHIZOID MAN/KING CRIMSON | Beatles大好きっ!猫大好きっ!

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SCHIZOID MAN/KING CRIMSON
1. 21st Century Schizoid Man (Edit) 4:44
2. 21st Century Schizoid Man (Original Version) 6:53
3. 21st Century Schizoid Man (Live 1969) 7:25
4. 21st Century Schizoid Man (Live 1972) 11:28
5. 21st Century Schizoid Man (Live 1974) 8:19
●Guitar – Robert Fripp
●Bass Guitar, Vocals – Boz Burrell (tracks: 4), Greg Lake (tracks: 1 to 3),

John Wetton(tracks: 5)
●Drums – Bill Bruford (tracks: 5), Ian Wallace (tracks: 4),

Michael Giles (tracks: 1 to 3)
●Saxophone – Ian McDonald (tracks: 1 to 3), Mel Collins (tracks: 4)
●Violin – David Cross (tracks: 5)
●Lyrics – Peter Sinfield
◎Track 2 from "In The Court Of The Crimson King"

recorded at Wessex Sound Studios,London, 1969.
◎Track 3 from "Epitaph: Live In 1969" recorded at Fillmore West, San Francisco,
15th December 1969.
◎Track 4 from "Earthbound" recorded at Wilmington, Delaware,

 11th February 1972.
◎Track 5 from "USA" recorded at Ashbury Park, NY on 28th June 1974.
このミニアルバムは1996年に発表されたもので、

内容からするとミニアルバムというよりはマキシシングルと言った方がいいと思います。
内容を見て頂ければすぐにわかると思いますが、これは1969年に発表された

CRIMSONのデビューアルバム『In The Court Of The Crimson King』のオープニングを飾った
名曲「21st Century Schizoid Man」の5つのバージョンを収録しています。
このミニ・アルバムが発売された時は、未発表のバージョンも収録されていると思ったんですが、
実際はすべて既存のテイクでしめられています。
珍しいと言えばTrack 3のオリジナル・メンバーによる69年のライブなんでしょうけど
これにしてもアルバム『Epitaph』に収録されていたテイクですからね~。
でもこうやって「21st Century Schizoid Man」を違うメンツで、また違う場所で録音された
音を聴いていると、やはりオリジナルTrack 2の凄さにあらためて驚きますし、
狂気を感じてしまいます。今でも聴いていて怖くなりますからね・・・
オリジナルのメンツでライブ演奏されたTrack 3も凄いんですけど、

これはどうもホーンの音がブカブカしていて何だか笑っちゃいそうになるんですよね・・・
John Wettonが歌っていた74年の『U.S.A』のライブ・バージョンは非常に音もよくて
纏まっていますし、ホーンの代わりにDavid Crossのヴァイオリンが縦横無尽に飛び交い
この曲に殺気を加えている様に聴こえるあたりが凄いんです。
でも何と言ってもオリジナル・テイクには叶いません・・・それは仕方のない事ですが、
Boz Burrellが歌っている72年発表の海賊盤の様な音だと酷評された『Earthbound』に
収録されていたTrack 4・・・実はこのバージョンがオリジナルに匹敵する狂気さを
感じさせられるんです。音も演奏も粗いんですけど、それがこの曲を止めようにない
狂気を投げはなっていると思うんです。昔はそんなに凄いとは思っていなかったんですが、
こうやって他のライブ・バージョンを聴いてみると、『ISLAND』時代のメンツで演奏された
『Earthbound』のテイクが一番恐ろしいと思います・・・・・
KING CRIMSONファンでしたら、上記の5曲のテイクは持っていらっしゃるでしょうから
あえてこのミニ・アルバムを購入する必要性は全くないと思います。
だからといって新しいファンがこのミニ・アルバムを買うとは思えませんから・・・
結局はコアなファンがこういうのを購入してコレクションにするんでしょうね、きっと。(^^;
確かにバージョンが違っているとはいえ、同じ曲を続けて5曲聴く事はそうないでしょうから、
数回聴いたら棚に収まっていそうです・・・(^^

https://www.youtube.com/watch?v=-SkaPAPzxyo