乙女座1度では、自分が勢いよく表現したものを冷静に見つめ直し「さらに良くするにはどうしたらよいか？」という視点で調整するプロセスが示されました。
次の乙女座2度では、その「自己調整」をより徹底するため、自分を律する「明確な基準」を掲げる段階へと進みます。
乙女座1度で生まれた「調整したい」という意識は、ただの願望に終わらせず、具体的な指針として自分の中に根付かせる必要があります。
そのために、乙女座2度では自分の感覚や感情だけに頼るのではなく、常に安定して働く「客観的な物差し」を作り始めるのです。
自分自身の内側に秩序をもたらすため、心地よさや一時的な満足感よりも、明確で揺るがない「自己基準」を選ぶ道に進むことになります
乙女座2度
A large white cross upraised.
掲げられた白い大きな十字架
このシンボルは、自分の感情やその場の気分に流されることなく、自らを律するための「純粋な理想」や「妥協なき規律」を象徴しています。
ここでの「白」は、純粋でクリアな精神性を。
「十字架」は自分自身をより良い理想のために犠牲にしてでも貫きたい、揺るぎない信念や使命感を表します。
乙女座1度で始まった自己改善をより徹底するために「白い十字架」というシンボルを掲げ、それを自分の行動や意識を整えるための目印や規範として使っているのです。
これは単なる自己満足のための改善ではなく、自分自身を社会や他者のために役立つ存在にするという、高潔で純粋な理想や倫理観を意味します。
乙女座2度の本質
乙女座1度で始まった自己改善をさらに具体的に進めるためには、明確な基準や理想を持つ必要があります。
この度数では、自分自身を純粋な道徳観念や倫理的基準に照らし合わせて、より良い姿へと厳しく律していこうとします。
「大きな白い十字架」という象徴は、曖昧さのない、明快で清廉な精神性の象徴です。
そのため自分の個人的な欲求を超えた、より高い社会的な理想や使命に沿った自己改善を目指すことになります。
乙女座らしい細やかさと几帳面さで、「日常の小さな約束を守る」「毎日のスケジュールを厳密に管理する」「心身や環境を常に清潔に保つ」など、具体的かつ実践的な行動として現れることも多いでしょう。
自分を調整し改善するための基準や目的を明確に示し、それに忠実に生きることで、社会に貢献できる自己を創り上げていくことが、この度数の本質なのです。
乙女座2度の太陽
この度数に太陽を持つ人は、常に理性的で冷静な視点を忘れず、自分にも周囲にも妥協を許さない高い基準を課す人です。
自分自身に対して明確で純粋な理想や倫理観を持ち、それに向けて丁寧に努力します。
自分の欲求よりも、社会や人のためになる行動を重視し、強い使命感を持って生きています。
感情的にならず、日々着実に理想を追い求め、献身的で誠実な態度を貫く人です。
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