サビアンシンボルは、占星術における各サインの度数ひとつひとつに対応する象徴的なイメージやフレーズです。
円は360度なので、シンボルも360あります。
0～29度ではなく、1～30度になっていますので、ご自身の天体の度数に＋1度足して読んでください。
牡羊座１度
女性が水から上がり、アザラシも上がり彼女を抱く
このシンボルにおいて、女性が水から上がる＝人としての「生」の誕生を示しています。
まさに、新しい始まり。それまでとは違う世界に踏み出す瞬間です。
水の中から出てくるという行為は、無意識の領域から意識の世界へと出てくる過程を象徴しているのですが、無意識と意識の境目って、線引きが難しいようにも思えます。
うーんと。
よくプールとか、海でもいいですが、潜っていたところから急に浮上した瞬間に感じる音。
あれに似ている気がします。
クリアにざわめく音というか。
水中では音がぼやけていたのに、一気に現実の音が耳に入ってきて、周囲の世界が鮮明になる感覚です。
新しい現実に向かって踏み出そうとするには大きな力が必要ですが、後から上がったアザラシは海の生き物なので進もうとする女性を海へと引き戻すかのように寄り添っている構図が浮かびます。
プールや海で長く潜っていたあと、浮上するときに感じる水の抵抗だったり、水から上がるときに絡みつくような感覚がありますよね。
アザラシが彼女を抱くというシンボルは、あの重みに似ているのかもしれません。
1度の持つエネルギーとその意味
新しいスタートを切るとき、わくわくと同時に恐れを抱くことがありますが、これは可能性や成長を感じる心の高まりと同時に、未知の世界に踏み出すことで感じる不安や恐怖心という二重の感情です。
恐れというのは、変化への抵抗であったり未知のものに対する警戒心からくるもの。新しい世界に足を踏み入れようとするとき、過去の経験や無意識の領域(アザラシのような存在)が足止めをしたり、引き戻そうとするのは誰にでもあるし、ごく自然な感情です。
その「恐れ」を感じること自体が、新しいステップを踏み出すサインなのだと思います。一歩を踏み出す勇気を持つことで、前進が可能になる。これには内なる自分の力を信じることが大切です。
期待と恐れは、どちらも成長にとって必要なエネルギー。２つの感情を受け入れて進んでいくことが、新しい世界を切り拓く鍵になります。
これが牡羊座１度です。
牡羊座1度の太陽
この度数を太陽に持つ人は、人生の中で何度もゼロからのスタートを経験し、そのたびに未知の世界に果敢に飛び込んでいくような生き方をする人でしょう。
始まりのエネルギーそのものを体現する人です。
💎牡羊座のサビアンシンボル💎
▶「自己の目覚め」や「純粋な衝動」から始まる成長の物語
🌟牡羊座1度｜水から上がる女性とアザラシ
🌟牡羊座2度｜コメディアン
🌟牡羊座3度｜祖国の形の横顔
🌟牡羊座4度｜二人の恋人
🌟牡羊座5度｜羽のある三角
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