ホロスコープの「中年の危機」とは。
出生の天王星、海王星、冥王星に対して、
経過(トランジット)の天王星、海王星、冥王星が
ハードアスペクトを取る時期のことを指します。
人によりますが、30代の後半くらいから始まって全て抜け切るのが40代の中頃。
冥王星同士がスクエア
海王星同士がスクエア
天王星同士がオポジション
この順番で起こります。
ちょうど火星期の頃と符号しますし、仮にたくさんの辛いことが起こっても、踏ん張りどころと捉えられることと、実際にまだ踏ん張りが効く時期なのです。
故に、火星期のうちに一度仕切り直しておきましょう。という「星からの問いかけ」でもあります。
そして、経験するのはつらい事、悲しい事ばかりとは限りません。
「価値観の変容」が起こる時期なので、持っていたものを手放す人も入れば、手に入れることもあるわけです。
独身主義で通していた人が、電撃結婚。とか。
勤めていた会社を辞めて、独立起業。という風に出る場合もあります。
30代になると、勉強、恋愛、仕事などなど、一通りの経験を経て、
「これでいいのかな」
「このままでいいのかな」
「ここからどうなるのかな」
等々、人生を振り返る時期とも一致するんです。
不安を抱いたり、方向転換を強いられる。そんな時期とも重なります。
姉がちょうど最後、天王星がオポジションを形成したタイミングでマンションを購入しました!
これをLINEで「そういえばさ~、」と雑談的に告げられて、私は「ひょえ〜」だったわけですが。
風の時代と言われている今、まさかの「所有」で、それも一生ものの買い物です。
なぜなに、どうして?と。いいサンプルが身近にあって、妹も大興奮(こら)
姉の場合、
冥王星がハードを取る前に、T冥王星がASC(アセンダント)を通過。
おそらくこちらの方の変化の方が影響あったのでは…と。
これは、ずっと一緒に仕事をしていた師匠的な立場の先生から独立=会社を退職したタイミングと一致しています。
海王星のハードの時期は、道ならぬ恋に惑い、苦しんでいた時期に重なり。
そして天王星のハードでマンションを購入に至るわけです。
姉がなぜマンションを買ったのかというと、このトランジットの天王星は姉の4ハウスに入っていて、ネイタルの10ハウスにある天王星とオポジションになっています。
故に、「居場所」に関する刷新として、家。という形で出たのでしょう。
ひとり身なので、「小さくても私の家」のような間取のイメージで遊びに伺ったのですが。
3LDKのファミリー向け物件に悠々と暮らしていました!優雅でびっくり
広いお家なので、当然ながら家具も家電も余裕をもって配置することができますし、その広い空間の使い方は、姉の心の余裕のようにも思えました。
「なんか、家を買っちゃったらさ、物欲が一切なくなっちゃったんだよね」
と言っていましたが、貯金をはたき、ローンを組んで、大袈裟ですが一世一代のお買い物だったわけです。
これが価値観の変容なんですよね。すごいなあと。
キラキラしたものを見すぎて、帰って自分の家のボロさに笑ってしまいました(余談)