お疲れ様です~!!
前回の記事では自業自得によるウォーターポンプ破損
部品が揃ったので直していくぅ〜!
これらは私が不注意により焼いたウォーターポンプ構成部品たち…
酷い有様であります
ウォーターポンプベースは再利用できるかと思いきや、ガスケットが熱により焼き付いていて剥がれず。
てか、ちょっと変形しているので使用不可

ウォーターポンプまわりの部品を全て外して洗浄&清掃していきます。
ちなみにシャフトの下はベアリングになっていて、灯油とかでパーツクリーナーで洗浄すると、液がギアケースに落ちるので要ギアオイル交換となります。
どのみちギアオイルは交換予定だけど、なるべくベアリング部分に汚れは落とさないように注意せねば。
ここで3.4万もする新品ウォーターポンプケースの登場

なんかねぇ~、ウォーターチューブに取りつく部分の長さが違うのよね。
右が古い方で左が新品。
なんか黒いパイプが別部品で付いているし、パイプ径も違う…。なんだこれ?
ん~…サービスマニュアルにもこの辺の事は書いていないし、パーツ自体が仕様変更になっていてよく分からないな
品番とパーツ自体は間違っていないみたい。

品番とパーツ自体は間違っていないみたい。
ちなウォーターチューブのガイドチューブの径はこれくらい違う

ちとウォーターチューブの事は置いといて別作業を進めます。
時間がねぇんだよ

届いた部品たちはコレ。
大した金額にならなそうでしょ??
総額7万オーパーなんすよ

これwww



マーキュリーは部品高いっていつも言われてますけど、今回はマジで身に沁みました

これだけで7万て…。 自分が悪いからしょうがないけどね~

まぁそのおかげでウォーターポンプ周りのパーツが一新されて末永く乗れるエンジンになったと思えば先行投資として割り切れそうです。
ウォーターポンプベースも新品
気持ちがいいぜ

気持ちがいいぜ

後はサービスマニュアル通りに組み付けていく作業。
昔ガンプラやラジコンにハマった方々、説明書って死ぬほど読みませんでしたか?
作る時間ない時は説明書見てニヤニヤするのw

マジな話し自分にとってバスボートはプラモデルやラジコンの延長で、こういうトラブルも含めて娯楽の一環なんです

壊れている所や動かない箇所を見つけると、しょ~がねぇなぁwwって嬉しくなる

すでに高年式バスボート買えるくらいの金額はかかっているし、釣りよりもボートいじるのが好きでわざわざ古い年式のボート探して買っているから望んだ結果って事で。
新しいおもちゃ買う感覚と一緒だしトラブルは栄養

前乗っていたレンジャーR71は直すところ全部直してしまって、もうどこもイジれなくなったから飽きちゃったんですよね
レンジャーは元が優等生ボートだからってもあるけど、やっぱ面白いのはじゃじゃ馬でどうしようもなくてそこら中ぶっ壊れてるボートが良い
…手に負える程度にね?

レンジャーは元が優等生ボートだからってもあるけど、やっぱ面白いのはじゃじゃ馬でどうしようもなくてそこら中ぶっ壊れてるボートが良い

ガスケット入れてポンプベースにOリング入れて組む。
もちろんOリングには指定のグリスを塗る事。
もともと付いていたインペラのベースプレートも少しだけ摩耗していたので、この際だからと交換。
こういうタイミングじゃないと中々交換せんしね。
これもガスケット入れて組み付け。
色々組み付ける前にスタッドボルトのネジ山はダイスで綺麗にさらって清掃しておきました。
こういうのもこのタイミングでしか出来んから細かいところだけどやっておくと自己満足度高し。
インペラケースに付いていた黒い異径パイプだけど軽く捻ったら外れちゃった…

パキッ…つってw
接着してあった形跡があるけど、接着するならちゃんとして

必要なのか不必要なのか判断に難しいパーツだけど、接着してあったんだから必要だよな…

とりあえず分かんないから作業を進める。
サービスマニュアルにも仕様変更前のウォーターポンプケースの事しか載ってなくて、近年になって仕様が変わったものと思われる。
その辺の事は色々調べたけど、こんなマイナーなロアーケースの情報なんていくら探しても見つからず

多分だけど新しいウォーターポンプケースは吐出口の長さが短くなって元々付いていた白いウォーターチューブガイドを刺す余裕がなくなった。
だから異径のパイプを付けて白いパイプを刺せるようにしたんじゃないかな??
じゃないと白パイプ刺さらんもん。
異径パイプの内寸は白パイプと同じだし、そうとしか考えられん

異径パイプと白パイプを接続した状態での全高は、古いウォーターポンプケースに白パイプ刺した全高と一緒!!
きっとそうだ! そうに違いない!!(決めつけ)
きっとそうだ! そうに違いない!!(決めつけ)
スポーツマスターのウォーターポンプケースは樹脂製のため馬鹿力で締めると変形します。
最悪割ったら34,000円なのでマジで注意

指定トルクは5.5Nm以下なので様子見ながら5.4Nmで締めました。
何度も確認で締めたので多分5.5Nmくらいで締まったはず。
そのためトルクレンチは必須です。
皆さんの家庭にもある一般的なトルクレンチは最小トルクが20Nm~ってのが多いので、自分でエンジン組もう!!とかトルク管理が必要な機械類をいじくるのが好きな変態さん(褒めてる)は低トルク対応のトルクレンチを買いましょう

最小2Nmからいけるとエンジンもいけちゃいます。
使い分けが重要ですね。
ウォーターポンプの組み付が終わったので、ロアーケースをドッキングしようとドライブシャフトハウジング側を覗いてみると…。 なんだこれ??
イボみたいなのが出てる
製造過程で付いたものなのか、長年の使用によって蓄積されていったものなのかは不明ですが、不意に外れて何かに悪影響を及ぼすとむかつくので撤去。
タガネで叩き落としてやりました

簡単にポロって外れたのですが、コレなにか分かる人います??
金属っぽい質感なのですけど自分はイボって呼んでます。
金属っぽい質感なのですけど自分はイボって呼んでます。
イボの切除手術も終わったのでいよいよロアーケースのドッキング
どの船外機も同じだと思うのですが画像部分のドライブシャフト上部にはグリスを付けないように。
理由はたしか過剰なグリスがドライブシャフトとクランクシャフトの隙間に閉じ込められると完全に接合出来なくなるってのと、その後の接合時ロアーケースの締め付けによりパワーヘッドが破損するおそれあり
だったと思います。

付け過ぎたらそうなる可能性もあるかも

こういうのはマニュアルのいう通りにした方が吉ですね。
ロアケースの締め付けもトルクレンチで管理。
ここのナット舐めてる方…、インチ工具を使いましょうw
マーキュリーはインチです。
それでも舐める方、その工具安物ですww
あと締め過ぎね

ちゃんとしたトルクレンチは高額だし、定期的に校正に出さないといけないので手間だけどあると便利。
安物でも最近のはある程度近い数値は出るみたいなので無いよりあった方が良いです。
均一に締めれるようになるし破損も防げますよ。
俺は感覚で大体のトルクが分かる!!っていうプロフェッショナルな方は例外。
(昔は自分も感覚で大体のトルク分かったけど今は無理)
左右で開き方に差があったサーモスタットも新品交換。
このエンジンPROMAX225のサーモスタットは65℃で開く設定らしいけど、65℃って結構熱湯ですよねw
前にエンジンかけた時、ちょろちょろ出ている検水触ったら火傷しそうになった

カップラーメン作れるんじゃないかと踏んでます。
湖上でカップラーメン食おうとしたけどお湯を忘れた方。
その時は私にお声がけください。
2スト味のお湯をプレゼントします。
各部ホース類の劣化もチェックして、ワイヤー類には注油&グリスアップ

ペーパセパレーターも開けたかったけど時間が無いのでまたの機会に

プラグは去年新品に変わっているそうなのでそのままで

いよいよ試運転。
前回の失敗を反省してレーシングロアケース用のモーターフラッシャーもゲット

これ2万するのよ💦 たけぇ…けど陸上で試運転したいっていう業者or変態は購入一択

調子よさげだぜ!!
検水の出が少し悪いような気がするけどインペラが馴染んだら?もっと出るかも…(希望)
検水の出が少し悪いような気がするけどインペラが馴染んだら?もっと出るかも…(希望)
モーターフラッシャー付けたとしても回転上げるな!!って注意書きがあったのでアイドリングのみ。
こんな高回転エンジンを水道の水圧だけで吹かしたら焼き付くに決ってるよねぇ

桶に溜めた水だけ、しかも水位足りていない空焚き状態で吹かした私はクソ野郎です。
湖上で合ったら罵倒してください

ここまでお読み下さりありがとうございます。
実はここまでで重大なミスがあります

この数日後、桧原湖に試運転へ出たのですが、オーバーヒート警告が止まりませんでした!
自分的にはコレは気づかないだろ…って思っていますがミスはミス

またそれは別ブログで…
無事に検水も出て始動も良好

安心しきっている状態でテンション上がったのでギアオイル交換です。
鉄粉の混入も無く、水分混入によるオイルの乳化もなし
レーシングロアケースの場合、走行時にロアケースが水面から出る攻めたセッティングなのでギアオイルが高温になるそうです。

レーシングロアケースの場合、走行時にロアケースが水面から出る攻めたセッティングなのでギアオイルが高温になるそうです。
そのため既定の量を入れるとオイルが熱で膨張しシールを吹き飛ばしてオイル漏れすることがあるそう

既定量入れたら1オンス程度抜けっ!!ってアメリカのバレットおじさんに教えてもらいました。
ついでにギ~コギコしていたトレーラージャッキもグリスアップ
中身のグリスを全て綺麗に清掃して…

中身のグリスを全て綺麗に清掃して…
ワコーズの高級ハイマルチグリースをぶち込んでおきます。
しっとりシルキー

この時の自分はまだ船外機やアレやコレがあんな事になるとは露知らずw
達成感と充実感、そして高額なパーツを買った喪失感でいっぱいでしたwww
自分がミスして始まった船外機トラブルですが中々解決しませんね~
まぁコレも含めて娯楽として楽しんでいるので結果オーライ。
これが楽しめないなら高年式買えって話しだしね
このボート買って良かった。
まだまだ楽しめそう
全然飽きがこないぜ
まだ1回しか乗ってないけどwww
しかもトラブルでまともに乗れていないw
次回予告
☆初釣行はくそったれ☆
お疲れ様でした!!