31日結果


44回乗務     営収 52,390円


朝から勉強会。

自分も前職の時、随分と勉強会とやらをやったが、ウチの会社に

限っての事になるのかもしれないが、どうもよく分かってない気がした。


申し訳ないが、ベテランの方の説明は結構なのだが、昔の自慢話を

されても何の参考にもならない。


前職、バブルがはじけた後、入社した我々にバブルの頃の自慢話を

されても何も変わらないのと一緒だった。

ところが、バブルのはじけた後、入社した人間は、そこから始まって

るから、厳しいと言われても、それでも成績をあげてくる。


今がそれと同じで、世間の情勢からみても、一~二年ほど前はさして

変わらないと思うが、この一年・・・もしくは数ヶ月は特に違うと思う。


しかし、私などは良くも悪くもこの時期に入ってきた。

だからここからがスタートであって、以前などどうでもいいのである。


何曜日、時間別に、何処に・・・こういう話は参考になるが、

昔は「東京から千葉、帰ってきてからまたすぐ千葉」


そんな話は私にしてみれば、「あ、そう・・・」てなもんで

じゃぁ今日び何処行けばそんな客に会えるかの話もなく、

「以前はな・・・」って、そんな話はいらない。


それより新人にとってはコンスタントな稼ぎの土台作りの方が

興味あるのである。

コンスタントな土台が作れればゆっくり休憩できるし、次の展開を

考える余裕もできる。


失礼だが、何年もやっててる人が、4万円以下で帰庫して、

「今日は客がいなかった」と言う、かと思えば

私と時を同じくして入社した人間は4万円後半から5万円後半まで

稼いでくる人がいる。


私なんかもそうだが、そういう人間の悩みは、

「間違いなく客はいる。自分が逃しているだけである」

「どうやったら、あと 1~2万円多く稼げるか!」

である。


詳細までは触れないが、勉強会のやり手と聞き手とのミゾを

大きく感じた勉強会だった。


・・・という訳で、この日は風強い雨降りからのスタートでした。

前回の土曜日に、同期ではあるが以前10年ほど前にも

タクシードライバーを経験している方に

「流すのが好きなら、週末は下町も結構面白いぞ!」と

言われたのを思い出し、出庫してすぐ葛飾立石の2,000円

オーバーをきっかけにポンポン拾ってくれるのをいいことに

錦糸町、亀戸を中心に江東、墨田で仕事をした。


13時で2万円クリア 「これは・・・」と

思ったのですが、ここで出た空白の一時間。

流せど流せどダメ。


・・・という訳で、場所変え。浅草付近で降車させたのをきっかけに

その周辺。どうも浅草は苦手で、ダメ><

苦し紛れに吉原に逃げ込む。


私は結構ここで拾う。まぁ行き先は近いんですけどね。

流れを変えるには・・・。

・・・という訳で三ノ輪行きを拾い、即リターン。

ソープ街を2周ほどしたとこで、お嬢の手が!!


「亀戸」。おお!いいじゃない!!という事でまた亀戸に

逆戻り。


はしょりますが、夜事件が起きました。

まさに空白。

21時~23時、一時間に1組しか拾えない恐ろしい結果が・・・。

今日は6万円狙えると思ったのに><


しかも、その前後の20時と24時までもさしてよくない。

どうも自分はこの時間帯、繁華街の立ち回りが良く分からない。

繁華街から外れると人はいないし。

こういうときこそ付け待ちなのかもしれないが、できれば今は

この時間帯の流しのコツを覚えたい。


さらに追い討ちをかけるように、なんとか営収 5万円王手の最後の

客を拾う際、右折禁止に気付かない初歩的なミスにより

公僕の手にかかり免許に傷。

バカみたいにこの寒い中6人もかたまって税金の無駄遣いして

やがって。


ただこの青切符、初歩的なミスがあったのでちょっと考えてみよう。

前にも同じケースで流れたので。


いずれにしても前後2年無違反なので3ヶ月で返ってくるので

大人しく・・・いや慎重にいきましょう。

免許で飯を食う・・・という事をよく自覚しないと・・・。


ホントバカだなぁ・・・。


しかし5万の壁は高すぎる・・・。

裏を返せば、間違いかもしれないが、考えながらとにかく頑張って

流していれば、45,000円を下回らない事は分かった。

ただ同時に自分の立ち回りの悪さと、流しオンリーの限界を感じる。

なにかいい方法ないかしら???

29日結果


31回乗務     営収 49,850円(150円足りないっておいおい)


前回からのあまりに地理への無知と、場所は分かるんだけど今いる

場所からのルートが描けない。ことへの弱点から、今日はお客を

乗せること自体が怖くて仕方がなかった。


こんな悩み、時間と経験がいずれ解決してくれるのは、分かっている

はずなのに、怖くて仕方なかった。


そうはいっても、路上で手があがってるのを見ると喜んで近づく自分の

矛盾に終始苦しみました。


特に気付いたのは、自分がまったく知らないと、スパッとバンザイして

訊けるのですが、なまじ知ってる場所だと・・・。


それなら全てバンザイすればいいのだが、気付けばちゃんと告知する

タイミングを逃している。「これはいずれまたやるぞ・・・」

危険だ。


ちなみにこの日は、最近営収を気にして、同じところばかりを流していた

反省もこめて、営収を無視してここ最近言われて困った場所や道路

交差点を行って確認することにした。


・・・でも大体こういうパターンの場合はお決まりで、稼ぎを無視

するとお客様がその行き先々で手を上げてて。

ところが、「じゃぁちょっとキリのいいとこまで稼ぐか!」なんて

いつものコースを走ると誰も手を上げない><


しかもこの日、苦手は苦手を呼ぶのか、私に勉強させるつもりなのか

勉強しようと思ってるところで乗せて、行き先がこれまた勉強しようと

思ってるところだったりする。


夕方になり暗くなってきたので、道を覚えるにはもういいだろう・・・と

いう感じにもなってきたら、今度はどうも営収が気になりだした。


夕方5時半で手元には 21,000円。


なぜか今日は手の上がらない渋谷に早々と見切りをつけ池袋方面へ。

池袋は私は付け待ちしないので、決してよくはないのだが、その周辺で

よく拾う。


氷川台、光が丘が手伝って3万後半にいった。

しかし、たいがい 23時前後になると池袋駅でも拾えるのだが

この日はさっぱりだった><


こりゃ4万も危ないぞ・・・と思っているとき同期(といってもかなりの

オジサンだが)の車両に会った。この時点で同じくらいの営収

だそうだ。自分は昼間かなり商売無視して走り回って仕事して

なかったんだけどなぁ・・・と思いつつ、その車両は劇場通りを左折して

空車の車列に着けた。


「オイラはつけない!!流す!!」


車線を変え、駅前も捨て、要町方向に走らす。


すると男女二人の男性の手があがる。

車を止めると、女性だけ乗り込んで上司らしき男性が女性に

クレジットカード会社のチケットを渡す。

「これで!」

おお!チケットならそこそこ距離かな?と期待して。

「赤塚まで」


これで4万突破。

降車後、成増の駅に行き、東武線の駅前の空車の付け待ちの台数に

すっかり萎える><

川越街道に出て、地下鉄の別の出口の前を通過するとき、ちょうど

ひとかたまりの人数が出てきたので、何となく止まってみる。

すると女性が近づいていきて、

「和光市まで」

どうぞどうぞ!!


その後、練馬駅に周りまたも空車の山に萎え、池袋に戻る。

25時半。所持金42,000円

さらにいっそうの空車の山に萎え、もはやこれまでかと駅の脇に

それると女性はひとりトボトボ歩いている。

空車が何台か脇をすり抜けるなか、何か気になり自分は彼女の

横で車を止めてみた。目が合ったので、ドアを開けると

「ありがとうございます」と丁寧な言葉。

おお!!乗ってくださった!!


なんとこれが 「高島平駅」

47300円まで伸び、人っこ一人いない高島平で

「税込みであと約5,000円。時間は現在26時こりゃ無理だな・・・」


池袋に戻っても、さすがにこの時間で流しじゃ、2~3,000円掴む

のが精一杯で、それもあと2本は無理だろう・・・。


それでも成増通過の練馬駅経由で池袋に最後トライするか・・・

と成増へ・・・。


だぁ~れもいない・・・。


練馬駅に向かう途中、光が丘を通過。

この街の立ち並ぶ団地を見ていると、ウルトラセブンの「あなたは

だぁれ?」というエピソード(俺も古い話を持ち出すなぁ)を思い出す。

人っこ一人いない団地街・・・。


寂しいなぁ・・・早く練馬駅に・・・ん!?・・・なんか肌色が闇の中で

動いてる・・・見間違え????


その闇の中で動くのは、黒のダウンを着た女の子!!

確かに手をあげてる。

おお!近場でもいいから乗って!!ありがたい!!!

なんて思ったら・・・


「新宿」

マジ!!!

・・・ってかこの時間に通った俺もすごいけど、あんなところで

よくタクシーを待ってたなぁ・・・て所で彼女は立ってました。

すげえ!!


途中で明るく 「う~ん、あと15分くらいかな・・・」

という彼女に奮起されて時間どおりに到着。


「これでいったか??」

・・・とメーターを確認すると、本日の収益 52,340円。


52,340円?????????????????


「営収であと160円かい><」


そこでアウトでした。

う~ん。ここまでやったんだから5万はいきたかったなぁ・・・。



余談ですが、この日は車がまだキロ数の浅いキレイな車だった。

それまでは40万キロになろうとする疲れた車だった。

いやぁ・・・キレイって怖いですね。

それまでは「新しいのがいいなぁ」なんて言ってたのですが、

いざ乗ると、吹き上がりもよくスピードがのるのです。

当然空車の時など、ダッシュじゃ負けないのですが・・・。


「いかんいかん、こりゃ調子にのってるとスピード違反で捕まる」

「しかもこんなキレイなの傷付けた日にゃぁ」


・・・という訳で、自分はいくらアクセルを「この野郎!!!」って

踏んでもスピードののらない方が楽だな・・・と思いました。

まだ初心者ですからね!!


でも事故ればどっちにしても怒られるんですがね!!









26日結果


37乗務     営収 51,300円


厚い!厚すぎる!! 5万円の壁がこれほど厚いとは・・・。

消費税があるわけだから営収に反映されるのは正確には 52500円。

さらに厚い!!!


唯一自分が言い訳にしてるのは、「付け待ち」と「無線」がないことで

ある。この2つが加われば6万はいくかな??と思ってる。


ベテランの人にも、慣れきたら「3回に1回はミドルからロングが引ける

付け場所を確保した方がいいよ」


自分が今は流しにこだわってるのを知っている方なので、3ヶ月の

給料保証期間中の最後の一ヶ月は付け待ちを覚えなさい・・・と

アドバイスをくださる。それに従ってみようと思う。


ところでこの日は、何かおかしかった・・・。


朝6時半出庫。

しばらくは直前の空車にさらわれ自分には番がまわらず。

ようやく西日暮里から不忍通りに入ったところで手があがる。


お客様(以下は失礼ですが客と表示します) 

「まっすぐ行って、春日通りで左折ね」


自分 「了解しました」


しばらく走り、左にウィンカーを出す。

別に考え事をしていたわけじゃないんですよ。

春日通りは何度も行ってるんで当然知っているんですよ。

・・・ところが・・・


客 「あ!運転手さんそこじゃないよ。」


そう。自分がウィンカーを出したのは 「言問通り」。

今でも何でアソコで出したのか分からないくらい無意識である。

曲がったわけじゃないので問題はなかったのですが、

この日はこのてを3~4回やりました。


客 「次の信号を右ね」

自分 「はい」


・・・でなぜか次の信号で曲がろうと分かってるのに、「次の交差点」

でウィンカー><


何かおかしいまま午前中は過ぎていきました。

午前中に15,000円はいきたかったのですが、どうもこの日はいつも

コンスタントに手があがる場所で何もなく、10,000円がやっとで

午前中を終了。


気分転換を思い粘らず、昼食を決定。

池袋の大型書店裏の立ち食いそばやで、いつものヤツを。

500円でそば大盛りと豚一枚肉の天ぷら丼のセット。


満足して車をだし、通りに出た最初の信号で止めると、サラリーマン

が近づいてきて乗車。

ラッキー!!


「そこ左まがって、護国寺から高速使って丸の内」


おお!!さらにラッキー。


・・・でもこれが失敗でした。

いつもは 「すみません。コース案内よろしいでしょうか?」と

聞くのに、この日・・・というよりこの時である。

この時は、左に曲がれば護国寺方面。丸の内も何となく分かる。

・・・と走らしたのである。合間に一応セットして走る。


自分でも自信のないまま、左折した道を走り何とか護国寺インター

手前に出る。


そして高速。特に渋滞してるわけでもないのに、ナビは霞ヶ関方面を

指示。今まで首都高の丸の内を利用したことのない自分は、何となく

しか分かってないので、神田橋側をいかず、ナビの指示通り。


この時点でもう遅いのだが、それでもお客様に自分の無知を話せば

いいのに、走らす。


今考えるとなぜこうなったのか・・・一つ狂うと全てが狂いだす。

芝公園付近で明らかにコース間違いを確信。背中には嫌な汗が

噴出してる。


自分 「お客様すみません。コースを間違ったみたいなのですが・・・」

・・・と告白。


客 「そうだよね。神田橋側じゃないものね。俺もちょっと寝てた

からな。」


(いやいや、お客様は悪くないんです。自分が知りもしないくせに・・・)

と思いつつ


ひたすら謝る。


ラストチャンスの「汐留」も通過したところで、

お客様が行きたいのは「鍛冶橋」の交差点なので、「京橋」で

降りる了解をもらい走る。


・・・ところが、自分の失態に罰をかせるように今度は渋滞。

更に了解をもらい、「銀座」で降りることに。


ここまでお客様は特に怒らず付き合ってくださいました。


やっと着き、「金は払わん!!」の声の覚悟で・・・


自分 「本日は私の失態ですので、メーターの料金はいただけ

ませんから、お客様の感覚でいくらくらいでしょうか?」と尋ねると


客 「このコースはよく利用するけど、高速込みで3,900円くらいかな」


自分 「それでよろしいですか・・・?」と怒号を覚悟で訊くと。


了解をくださった。自分もサラリーマンだったので分かるが、お昼の

貴重な時間を奪ってしまった事が気になり・・・気持ち引かせてもらい

3,500円で降車いただいた。


終えた後、自分が情けなくなった。後になり気付くが、あれは完全に

「知ったか」である。たまたまお客様がやさしい方でよかっただけで、

「ただ」どころか「騒ぎ」になっても不思議じゃない。


メーターは高速込みで6,300円オーバーである。

差額は今回の「授業料」である。

今後「授業料」を払いたくなければ、訊くか覚えるかの選択しかない。


それでもまだ浅い自分は訊くしかないのである。

それでも多分また同じ過ちをケースを変えてするだろう。

とにかく今回のことを肝に命じて走ろう。


今回はたまたまいい先生(お客様)に出会えた。

ありがとうございました。


ベテランの方から言わせれば乗ったうち入らない・・・と言われる

のを前提でお話するが。


自分はこの日まで10回乗務。多分平均40組、400組以上乗せた

ことになる。要は同じ場所があるにせよ400箇所はどこかに行ってる

のである。


それでも、この日は「五反田」「泉岳寺」「田町」「飯倉」「麻布十番」「上中里」

「札の辻」「一の橋」「二の橋」・・・。

行った事もある場所もあるが、コースについてはまったくな場所

ばかりだった。


途中怒られる場面もあった。

ただ自分は、前職でお客に怒られる場面自体は何度も経験してきた

ので、とりみださず謝れる。

お客様もたまたまいい人が重なってだろう、「これは勉強したほうが

いいわよ」と最後にはチップまでくれたりする。


とにかく奥の深い仕事だと痛感した。

この日は交差点の名前をポイントにする場面が多々あった。

とにかく膨大だ。

夕方にはお客様を乗せるのが怖くなったくらいである。


一つ転機というか、壁がきた気がする。

とにかく走れば、回数こなせば・・・では済まない何かが。