追記:Strymon El Capstan V1 買ってみた



ふと思いたって Strymon El Capstan (V1)を買ってみました。

V2は機材相性なのか音のバランスが悪く感じたため手放しましたが、プロが相変わらずV1を使っているので試してみることにしました。

これはもしかするとV1の方が好みという方は多いかも知れません。

V2は加工された感があり、それはそれで効果が分かりやすくて好まれる方もおられると思います。V1はナチュラルな印象で私はV1の方が好みでした。


空間系が増えたので後日こちらは概要にして、それぞれの紹介をしてみたいと思います。



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Analog Delay を幾つか買ってみました。

アナログをシュミレートしたデジタルも含みます。


BOSS DD-200 Digital Delay

MXR M299 Carbon copy mini

MXR M169

MXR 269SE

strymon BRIG


Delayはショートで僅かに音が太く奥向きが感じられる程度、modulationで僅かな音の広がりを演出する程度のいわゆる隠し味です。

こうすると1-3弦の線の細さが解消されるのでソロ時などに使っています。




BOSS DD-200


用途としてBOSS DD-200があらゆる面でベストだったのでメインとして使っています。


B'zの松本さん(松本孝弘 / Tak Matsumoto)さんがDD-500を使用されているのを知って嬉しかったです。


DD-200はエコーよりアナログの方が音が太く味のある雰囲気で、そこに薄らmodulationをかけています。

プリセットも出来るので超便利です。


が、Wahなどを入れたいときにボードにスペースが無く、隠し味的にしか使っていないDelayをコンパクトにしてみようとMXR M299とstrymon BLIGに手を出してみたわけです。





strymon BRIG


これは癖がなくキレイなアナログディレイと言った感じで、modulationもBOSSと同じように美しいという表現がピッタリ。


リード時にダブリングとして音を太くしたい場合はテンポに合わせて点滅するLEDがちょっとウザイのでLEDの照度を下げています。


そして音の太さは1-2弦の線の細さを少し解消してくれるくらい超ナチュラルな感じです。


MIXを少し上げ、リピートを増やすとそれはもう空間系と言えばstrymonと言われる通りナチュラルながら美しく幻想的な雰囲気を演出してくれます。


音を加工せずにキレイめで使いたいときにベストマッチと言えそうです。


曲によっては使ってみたいと思います。





MXR M299 Carbon copy mini


オンにするだけで音にハリとパンチが付加され音抜けが良くなります。


これはEchoplexのプリアンプ(バッファー)効果を狙ったものなのでしょうか?


そういえばEVH30も同じような感じだったのでMXRの考えるテープエコー感がこのような音なのか、単にMXRのバッファーがこういう音なのかも知れません。


少なくともMXRのエフェクターは世界中のプロアマが使っているので間違いないはずです。



好みや用途が合えばとても使い所があると思います。





動画がアップ出来ないので、いつかYouTubeにリンクを貼ろうと思います。


M299はMIXはじめ全てのツマミを0にしていても音が元気になります。


ローもボヤけた感じが引き締まりしっかり聴こえるようになります。


modulationは流石にMIX0では効果が分かりませんが、何となく変わるような気がしなくもないです。


M299を踏むときは隠し味にしろソロにしろ何かしらの効果を狙ったときなので埋もれてほしくない状況であることを考えると絶妙にサウンドをプッシュしてくれる仕様は個人的にありというか、ベストマッチです。


例えると、オーバードライブペダルのトーンを上げると音抜けが良くなり少〜し音量が上がったように感じますよね。まさにそんな感じでほんのちょこっとだけ音が前に出ます。周りは気づかない程度で、聴こえやすくなった?くらいの感じです。


むしろ自分の演奏スタイルではBLIGより使いやすく、ボードにスペースがないときはM299を入れることにしました。



M299 が良かったので carbon copy M169 と M269 も買ってみました。


どちらも単純にM299より音が良いって感じました。

音質、奥行き、広がり、サチュレーション(ふくよかさ)など、全ての面でM299を上回っています。


まぁ、並べて比較すると分かる程度なので、M299はいよいよボードにスペースが無いとき、普段はM269をメインに、時々M169も使っていこうと思います。


MXR侮っていましたが、用途によってはブティック系を上回っております。凄いです。



暫くバンドなどで使用して気づいたことがあれば追記します。






strymon は FLINT V2 と el capistan V2 も持っていました。


それとKeeleyのHalo。HaloはBRIGのようにキレイな音で、音を太くする目的より美しい幻想的な雰囲気の演出に適しているように感じました。



el capistan V2は意外と音が加工されて、テープエコー感の加工は良かったのですが音が太くなるとかではない不要なローが足されてしまうので使わなくなってしまいました。ストラトなどのシングルコイルには合うのかも知れません。


それと気にならない程度でしたがスイッチングノイズがあって、値段の割にこの程度の処理も出来ないの?と技術的な面でガッカリしてしまいました。


FLINTのトレモロはとても気持ち良かったので、単体で出たら欲しいなと思っています。