〈心に御書を〉32 信心は澄み切った水のごとく
〈御文〉
水すめば月うつる風ふけば木ゆるぐごとく・みなの御心は水のごとし信のよはきはにごるがごとし、信心の・いさぎよきはすめるがごとし(日厳尼御前御返事、1262ページ)
〈通解〉
水が澄めば月が映り、風が吹けば木が揺らぐようなものである。人の心は水のようなものであり、信心が弱いのは水が濁っているようなものである。信心が潔いのは水が澄んでいるようなものである。
〈池田先生が贈る指針〉
願いを立てて大聖人にご報告した健気な門下への御返事である。願いが叶うかどうかは、あなた自身の信心で決まると励まされている。
妙法の功力は推し量れない。その力を無限に引き出せるのが、潔き信心なのだ。「広布のために」との誓願の一念で、澄み切った水のごとく祈り抜こう! 勝利の実証を打ち立てるまで。