〈御書の旭光を〉57  正義の師子吼が時代創造の力

 

〈御文〉

仮令強言なれども人をたすくれば実語・輭語なるべし、設ひ輭語なれども人を損ずるは妄語・強言なり(善無畏三蔵抄(ぜんむいさんぞうしょう)、890ページ)

 

たとい ごうげん なれども ひとを たすくれば じつご なんご なるべし. たとい なんご なれども ひとを そんずるは もうご ごうげん なり.

 

〈通解〉

たとえ強い言葉であっても、人を助ければ真実の言葉、柔らかい言葉である。

たとえ柔らかい言葉であっても、人を誤らせれば偽りの言葉であり、強い言葉である。

 

〈池田先生が贈る指針〉

深い慈悲から発する言葉には、心を打つ深い響きがある。邪な虚偽の言説は、いかに取り繕っても、いずれ見破られる。

人々の幸福と安穏を祈り、誠実に語り合う対話が、真の民主主義の成熟をもたらす。

生命尊厳の哲理、立正安国の信念に基づいた正義の師子吼こそ、時代創造の力だ。胸を張って真実を語り抜け!