〈御書の旭光を〉36 題目に万行万善の功徳は厳然

〈御文〉

 此の法華経の本門の肝心・妙法蓮華経は三世の諸仏の万行万善の功徳を集めて五字と為せり、此の五字の内に豈万戒の功徳を納めざらんや(教行証御書、1282ページ)

 

〈通解〉

 この法華経の本門の肝心・妙法蓮華経は、三世の諸仏の万行万善の功徳を集めて五字としたものであるから、この五字のうちに、どうして万戒の功徳を納めていないことがあろうか。

 

〈池田先生が贈る指針〉

 題目には、人を救い寂光土を築く、一切の仏の「万行万善」の功徳が納まっている。ゆえに妙法流布に励む地涌の生命は、全宇宙の仏界と一体となり、広大無辺の功力を発揮できるのだ。
 恩師は「弾けるような題目で、どんな障魔も吹き飛ばせ!」と励まされた。世界が渇望する蘇生の妙音を響かせ、大善の行動を勇敢に!