〈四季の輝き――池田先生の心〉 2024年4月7日

 【写真説明】恩師・戸田城聖先生がこよなく愛した桜が、青空にえる。東京・いち周辺。かつて学会本部の分室が置かれ、「戸田大学」の講義もここで行われた。池田大作先生が2015年(平成27年)4月2日、恩師のしょうつきめいにちにシャッターを切った。
 はるらんまんの4月。たくわえたせいめいりょくを一気にばくはつさせ、花ひらく桜のように、私たちも栄光の「5・3」へ勢いよくけよう。新しい友情のはるかぜを、幸福の花園を、地域へ社会へ広げながら――。
 

池田先生の言葉

 ほんとうこうふくは、
 ひとのためにこうどうするなかにある。
 しゃかいのため、なかのために
 行動するなかにある。
 私たちでいえば、こうせんである。
 しゃくぶくである。
 さいこうぜんこうとは、幸福のだいほうである、
 このぶっぽうおしえることだ。
 宿しゅくめいてんかんし、
 幸福のみちひらいていけるよう、
 ひとびとはげましていくことである。
  
 くるしんでいる人、
 なやめる人のために行動する。
 げきれいいていく――
 そうどうには、たいへんじょうきょうのなかで
 きている人をにしたとき
 ごすことなどできないという、
 あつおもいがみゃくっている。
 それはこころはつであり、
 さつ使めいに生き抜くなかで
 はぐくまれてきたかたといってよい。
 じんしゅふうちょうつよ
 げんだいしゃかいにあっては、
 人はしゃとのかかわりをけ、
 ぶんからじこもりがちになる。
 そのけっにんげんれんたいたれて、
 どくすすんできた。
 そうしたなかで、他者の幸福をねがい、
 せっきょくてきに関わろうとする
 がっかいいんの生き方こそ、
 人間をむすび、せいさせ、
 社会をうるおちからとなろう。
  
 われらには、さいごくしんねんたるしんこうがある。
 ごうじょういのりで、がれ!
 だいもくだ。
 こんこんゆうき、
 まんまんせいめいりょくみなぎる。
 さあ、いよいよ、これからだ!
 人間の中へ、みんしゅうの中へ、
 いさんでみ、だいせいじつの力で、
 我らはしょうしていくのだ。
 あたらしいいちにち、新しいちょうせん
 新しいいのたいおどよう。
 けじだましいほがらかに!

 ※池田先生の言葉は順に、『普及版 池田大作全集 スピーチ』2005年[3]、小説『新・人間革命』第28巻「大道」の章、『随筆 民衆凱歌の大行進』〈負けじ魂 朗らかに〉から。