励まし慈悲通信 93〈四季の輝き――池田先生の心〉

〈四季の輝き――池田先生の心〉　新しき時代の主役は「青年」2024年1月14日

　【写真説明】白い航こう跡せきを描えがきながら、ビル群ぐんに向かって一艘そうの船が進む。世界の金きん融ゆう・経けい済ざいの一大拠きょ点てん・シンガポール。2000年（平成12年）11月、池田大作先生が撮さつ影えいした。この3度目の同国訪ほう問もんで訴うったえた。「現状を破やぶり、一歩でも二歩でも前進しようという挑ちょう戦せんの人は青年である」
　シンガポール創価学会の友は師の期待を胸むねに、社会貢こう献けんに尽じん力りょく。政府の要よう請せいで同国の独立記念式典に38回出演するなど、確かな信しん頼らいを築く。善ぜんなる方向へ、自分を変え、社会を変え、世界を変えるために、青年と共ともに、青年の心で、さあ！　挑戦を開始しよう。
　〈「四季の輝かがやき――池田先生の心」では、先生撮影の写真と言葉をお届とどけします〉
　

池田先生の言葉

　青せい年ねんの心こころには、
　果はてしない希き望ぼうの青あお空ぞらが広ひろがり、
　真まっ赤かな情じょう熱ねつの太たい陽ようが燃もえている。
　ほとばしる勇ゆう気きと
　限かぎりない創そう造ぞうの泉いずみがある。
　新あたらしき時じ代だいの主しゅ役やくは青年である。
　青年が、いかなる志こころざしをいだき、
　どれほど真しん剣けんに学まなび、果か敢かんに行こう動どうし、
　自じ身しんを磨みがき鍛きたえているか――
　そこに、未み来らいの一いっ切さいがかかっている。
　　
　青年が大だい事じだ。
　青年こそ世せ界かいの宝たからである。
　平へい和わへの希望なのである。
　大おおきな事じ業ぎょうを完かん成せいさせるために、
　必ひつ要ようなものは何なにか？
　ドイツの詩し人じんゲオルゲは、
　それは「若わかい力ちから」と
　「大だい胆たんな企くわだてを敢かん行こうする
　新しん鮮せんな精せい神しん」であると綴つづっている。
　（『ゲオルゲ全詩集』富岡近雄訳、郁文堂）
　新しい人じん材ざいを見みつけ、育そだてていく。
　不ふ屈くつの闘とう争そう精神みなぎる
　青年を育いく成せいしていく以い外がいに、
　学がっ会かいの未来もない。
　　
　師しと同おなじ大だい法ほう弘ぐ通つうの大だい願がんに立たてば、
　力は無む限げんに湧わき出いだすことができる。
　それが、誇ほこり高たかき
　地じ涌ゆの菩ぼ薩さつの底そこ力ぢからだ。
　師し弟ていの誓せい願がんの太陽は、
　母ははなる地ち球きゅうを照てらし、
　未来永えい遠えんを照らす光こう源げんとして、
　今いま、いやまして
　赫かっ々かくと輝かがやき始はじめたのである。
　あの国くににも、この天てん地ちにも、
　友ともがいる。民みん衆しゅうが待まっている。
　さあ、人じん類るいが待たい望ぼうしてやまぬ
　「世界広こう布ふ」即そく「世界平和」へ、
　新あらたな決けつ意いで、新たな出しゅっ発ぱつだ。
　我われは進すすむ。君きみも進め。
　我は戦たたかう。君も戦え。
　我は勝かつ。君も勝て。
　我らは、共とも々どもに
　「人にん間げん革かく命めい」の大たい光こうを放はなちながら、
　新鮮なる創そう価かの
　師弟の大だい叙じょ事じ詩しを綴りゆくのだ！
　君と我との誓願の旅たびを、永遠に！

　※池田先生の言葉は順に、小説『新・人間革命』第30巻〈下〉「勝ち鬨」の章、本紙2007年8月16日付「全国最高協議会でのスピーチ」、『随筆　輝く民衆の大城』〈「人間革命」の大光〉から。