〈御書と未来へ〉96 今日も人間の中へ!


〈御文〉
 この法華経の一字の功徳は、釈迦・多宝・十方の諸仏の御功徳を一字におさめ給う。たとえば如意宝珠のごとし。〈四条金吾殿御返事(梵音声の事)、新1527・全1121〉
 

〈通解〉
 この法華経の一字には釈迦・多宝・十方の諸仏の功徳が納められている。たとえば如意宝珠(=意のままに宝物や衣服、食物などを取り出すことができるという宝の珠)のようなものである。
 

〈池田先生が贈る指針〉
 法華経は、一文字にも一切の仏の功徳が具足する。「一人」の生命から、如意宝珠のごとく自在に力と智慧を開く。これが御本仏直伝の信心だ。
 妙法を唱え、一人と会って語る。その一日一日、一歩一歩が、壮大なる価値創造となる。
 今日も人間の中へ! 仏の全権大使として、幸と希望の人間外交を朗らかに。