〈希望の()(しん)――池田先生の指導に学ぶ〉 全国を()ける

· 君よ()え! 私も舞う!

 (れん)(さい)「希望の()(しん)――池田先生の指導に学ぶ」では、テーマごとに(しゅ)(ぎょく)の指導・(げき)(れい)(けい)(さい)します。今回は地域の(はん)(えい)と幸福を願い(おく)った、各方面への指針を(しょう)(かい)します。(引用元の『全集』は、『池田大作全集』です)

【東京】 (りっ)(しょう)(あん)(こく)の“(ほん)(じん)”と

 大聖人は、ここ東京の天地で、()(しょう)(がい)の総仕上げをされた。(中略) 
 大聖人の()(いち)(だい)()(ほう)は、「(りっ)(しょう)(あん)(こく)(ろん)に始まり、立正安国論に終わる」と言われる。妙法を(かか)げ、平和と(あん)(のん)の社会を築きあげていくのが、私たちの戦いである。 
 東京は、永遠に「広宣流布の(ほん)(じん)」である。本陣として、「立正安国」の(だい)(とう)(そう)を勝ち()かねばならない使命と宿命がある。責任があり、名誉がある。
  (『全集』第97巻、172ページ) 

【東海道】 「正義」の(だい)(どう)を共に

 会長を辞任後、真っ先に向かったのも、東海道である。静岡であり、そして神奈川である。(中略) 
 (かがや)(おお)(うな)(ばら)が見える神奈川文化会館で、私は「正義」と、(いっ)()()(せい)に筆を走らせた。 
 そして「われ一人正義の(はた)持つ(なり)」と(しる)したのである。 
 「正」の文字は「一」を「止める」と書く。
  「義」の文字は「(われ)」を「美しく」と()く。
  「正義」の師弟――この(ひと)(すじ)(だい)(どう)ほど、人間として心定まり、心美しき道はない。
  (『全集』第138巻、241ページ) 

【関東】 「()えて」の一歩を!

 「(かん)(とう)」とは、「()えて(たたか)う」と書く。「敢えて」(ちょう)(せん)するのだ。「敢えて」一歩を()み出すのだ。そこに、(かつ)(ぜん)として、大平野の(ごと)く自分の(きょう)(がい)が広がっていくことを(わす)れまい。
  (さん)()の生命を、勝利と栄光で(かざ)りゆく、わが大関東の同志たちよ、さらに()(かい)に、一歩前進して、大いなる完勝の歌を、栄光の歌を、歌いゆこうではないか!
  (『全集』第134巻、352ページ) 

【関西】 常勝ありて広布あり

 伸一は、「関西の歌」に、「常勝の空」という題名をつけた。(いの)りを(たく)して。 
 ――“常勝の空”は、晴れやかである。そこには、()(のう)の暗雲を()()けた、(だい)(かん)()(こう)(さい)が満ちあふれている。勝つのだ! 断じて勝ち続けるのだ! 常勝ありてこそ、(くず)れざる()()(とも)の幸福があるからだ。常勝ありてこそ、広宣流布があるからだ。
  (小説『新・人間革命』第28巻「(こう)(せん)()」の章、65ページ)
 【北海道】 (なん)(こう)()(らく)の「(さん)(だい)(じょう)

 北海道の(みな)さまは、どんな時にも、希望のVサインを(かか)げながら、「北海道さえあれば、学会は永遠なり」という(なん)(こう)()(らく)の「(さん)(だい)(じょう)」(初代・二代・三代の会長ゆかりの人材の城の意)を築いていただきたい。
  「三代城」は北海道しかない。この(ほこ)りで進んでいただきたい。
  (『全集』第84巻、462ページ)
 【東北】 師子が“人材”の要件

 人材の(こん)(ぽん)の要件は、()(ほう)(じょう)の地位でも、(かた)(がき)でも財力でもない。どこまでも、信心(ごう)(じょう)であることだ。広宣流布への(せい)(がん)(つらぬ)くことだ。 
 「人材の()(じょう)・東北」は、広宣流布に生き()く師子として立ち上がった。 
 (『全集』第132巻、183ページ) 

学会歌の指揮を執る池田先生(1999年3月、本部幹部会で)。「信心には感傷はない。愚痴はない。悲観もない。そんなものにとらわれたら、自分が損である。わが胸中で、すべてを乗り越え、楽しく、朗らかに勝利しましょう!」と

【中部】 (けん)()(いわお)()(ろう)(くだ)

 (なん)があるたびに、(しょう)(がい)にあうごとに、われらの()(たい)(どう)(しん)の信心は、いよいよ(けん)()(いわお)となって、いかなる()(ろう)をも()(くだ)いていく。
  何があろうと、()(じん)()るがない。(おそ)れない。負けない。断じて前へ前へ進む。この()(くつ)(とう)(こん)で、勝利の歴史を、一歩また一歩と築き上げてきたのが、わが(けん)(るい)・中部の(じん)(れつ)である。
  (『全集』第88巻、94ページ)
【北陸】 (せい)(がん)(かん)()の生命が

 広宣流布の(だい)(せい)(がん)に生きる時に、(かん)()あふれる()()()(さつ)の大生命がみなぎる。
  何ものをも(おそ)れず、いかなる(こん)(なん)()()えていける、無限の勇気と()()(ちから)(みゃく)(どう)します。
  大誓願に生きることが、最も人生を(かがや)かせていける道なんです。
  北陸は、“広布の誓願”に生き()かれた戸田先生の、ご(せい)(たん)の地です。どうか、恩師の、その精神を()()(とう)(しょう)(みな)さんであってください。
  (小説『新・人間革命』第28巻「(だい)(どう)」の章、221ページ)
 【信越】 (かがや)く「人間革命」物語

 (しょ)(みん)()(とう)と栄光の「人間革命」物語は、わが信越のあの町、この村に(ひか)(かがや)いている。(中略)
  (ぶっ)(こく)()といっても、自分が(そん)(ざい)する場所を(はな)れて、どこか遠いところ、別世界にあるのではない。わが地域こそ、仏法証明の大地であり、わが「生命の(かがみ)」である。ゆえに、地域の(はっ)(てん)は、わが生命の成長であり、わが生命の(えい)(かん)なのである。 
 (『全集』第135巻、359ページ) 

【中国】 「人を(はな)れて(こと)無し」

 牧口先生は、「人を(はな)れて(こと)無し」(人間を離れて、何事もありえない)という吉田松陰の言葉をよく引かれた。“社会の各方面の行き()まりの(こん)(げん)はどこにあるか?――それはことごとく人材の(けつ)(ぼう)にある”と(かっ)()しておられたのである。(中略)
  何よりもまず「新しい人材」を登場させよ! 
 こう牧口先生はうながされた。まさに道理である。 
 「新しき人材」よ()でよ――「人材の中国」の青年部こそ、牧口先生のこの期待に、(えい)(びん)(こた)えていただきたい。 
 (『全集』第85巻、409ページ) 

【四国】 弟子が果たす師の(こころざし)

 四国は「()(こく)」「(こころざし)の国」であるとは、ある詩人の(けつ)(ろん)であった。(中略) 
 牧口先生の勝利は、戸田先生の勝利で決まった。そして、恩師戸田先生の永遠の勝利は、私の戦いで決まることを、私は(ほね)(ずい)まで知っている。 
 私は、この五十年(当時)、牧口・戸田両先生の「志」を、ことごとく実現してきた。 
 (みな)(さま)(ぞん)じの通り、行くところ行くところで、勝って、勝って、勝ち()いてきた。 
 (『全集』第135巻、177ページ)
 【九州】 (かべ)を破る(せん)()(ほま)

 「創価完勝の決定打は(われ)()の手で!」。この()()(そう)(だい)な責任感こそ九州(だましい)である。(中略)
  「(せん)()」とは、“人に(さき)んじる”だけではない。いざ新たな戦いを起こそうとした時、(だれ)でも最初に()()たるのは、自分自身の心の(かべ)である。「(むずか)しい」「苦手だ」「できない」――そうした自身の壁に、勇気を(ふる)ってぶつかることだ。
  (『全集』第135巻、93ページ)
 【沖縄】 勇戦こそ勝利の(げん)(せん)

 (いさ)んで戦いを起こし、使命に生き()く人には、(だい)(かん)()がみなぎる。生命の(やく)(どう)がある。それこそが、人間革命の原動力なのだ。創価の完勝の(げん)(せん)なのだ。
  わが沖縄の(えい)(ゆう)の君よ、青春に(かがや)く君たちよ!
  君よ()え! 私も舞う!
  君よ戦え! 私も戦う!
  (『全集』第135巻、331ページ)