〈御書と未来へ〉73 善友の拡大で平和の潮流を


〈御文〉
 一妙真如の理なりといえども、悪縁に遇えば迷いと成り、善縁に遇えば悟りと成る。悟りは即ち法性なり。迷いは即ち無明なり。〈当体義抄、新614・全510〉
 

〈通解〉
 ただ一つの妙なる真如の理ではあるけれども、悪縁にあえば迷いとなり、善縁にあえば悟りとなる。悟りは、すなわち法性である。迷いは、すなわち無明である。
 

〈池田先生が贈る指針〉
 生命は縁によって変わる。善縁があれば極善になれる。これが妙法で結ばれた創価の善知識の連帯だ。
 相手の仏界を信じ呼び覚ます不軽菩薩の対話を我らは貫く。迷いの無明を悟りの法性へ、共々に転ずる実践である。
 この善友の拡大こそ最も地道にして最も確実な立正安国の前進であり、平和の潮流なのだ。