(御書と未来へ〉38 即身成仏の唱題行こそ真の回向2022年9月23日
 

〈御文〉
 過去の慈父尊霊は、存生に南無妙法蓮華経と唱えしかば、即身成仏の人なり。石変じて玉と成るがごとし。孝養の至極と申し候なり。〈内房女房御返事、新2033・全1423〉
 

〈通解〉
 亡くなったお父様は、存命中に南無妙法蓮華経と唱えたのですから、即身成仏の人なのです。それはちょうど、石が変じて玉となるようなものです。これこそ、最高の親孝行というべきです。
 

〈池田先生が贈る指針〉
 妙法の功力は永遠である。生前、題目を唱えた故人が即身成仏の境涯にあることは、絶対の約束だ。追善の唱題の光明は、信心していない家族にも厳然と届く。妙法で結ばれた我らは常楽我浄の軌道を「生も歓喜、死も歓喜」と悠々と進みゆけるのだ。
 幸の仏縁を広げ、「心の財」を積み、最上の孝養をすがすがしく!