「劣等感と優越感」 落ち込みから立ち直るには(15)


「ノウハウ」 落ち込みから立ち直るには(16)


立ち直った人の事例を研究し、良いところは取り入れましょう。


何の道でもそうでしょうが、必ず先人がどこかにいます。

神経症でも、自分と同じようなことで悩んだ人がいて、

ちゃんとそこから脱け出した人がいらっしゃいます。

そのような人について研究してみてはどうでしょうか。


そのような人と身近に接することができたときは、そのチャンスを逃さないことです。

その人をよく観察したり、話しを聞いたりするといいと思います。

どういうふうにして悩みから脱け出したのか、そこが最も肝心なところです。

その人は、何かとても大事な「つぼ」を心得ていらっしゃると思います。

そういう治った方の話をよく研究し、良いところはどんどん真似されるといいでしょう。

ただ一人一人違うので、その人に良くても自分にいいとは限りません。

でも、何か必ず得るものはあると思います。


それと、症状の現れ方は様々ですが、日常生活でのいろんな「とまどい」が、

自分の一番こだわっている部分に症状として現れています。

つまり、症状が違う人の話しも、よく聞いていると「からくり」は一緒なんです。

症状は違っても、立ち直るためのポイントはおおかた共通しています。

要は、不安感や違和感に「とらわれる」ことなく、日常生活をどのようにして

建設的な方向に軌道修正をしていかれたか、そのノウハウを取り入れればいいのです。


もっとも、良くなった人でも何かに悩み落ち込むこともあるでしょう。

生身の人間ですから・・。

でもそういう人は落ち込んでも、必ず持ち上がってくるんです。

そこが立派だと思います。

そこで自分も、そのような人にあやかって何度落ち込んでも、

そのたびに持ち上がってくればいいわけです。


そのような立ち直った人のお話をよく聞かれ、落ち込むことを恐れず、

良いところはどんどん取り入れていかれてはどうでしょう。