「感じ」は実践の出発点(1)
「私の神経質に対するし精神療法の着眼点は、むしろ感情の上にあって、
論理、意識などに重きを置かないものである」
(森田正馬「神経質の本態と療法」より)
このように感情の重要性を説かれています。
感情についての五つの法則は感情の事実を法則としてまとめたもので、
症状から立ち直るのに必要なばかりか、
日常生活でもたいへん役立つものです。
「もともと私たちの身体と精神の活動は、自然現象である。
人為によって、これを左右することはできない。
ところが人々は常識的にすべてこれを自己の意のままに、
自由に支配することができるものと信じている」
(森田正馬「神経質の本態と療法」より)
感情と行動の法則の中に、
「感情は内なる自然現象であって意のままにならない。
感情は意志の自由にならないが、行動には意志の自由がある」
とあります。
この感情や行動の事実を知るだけでも、気持ちはずいぶん楽になり、
行動の意識づけにもつながります。
「症状はそのあるがままになすべきをなす」という
大切な実践の指針も納得できると思います。