天国へ届け 『チョコミミ』 園田小波さん 『笑う出産』 まついなつきさん死去 | 20世紀漫画少年記

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 昨年、2019年8月4日漫画家の園田小波さんが乳がんのため亡くなられました。享年42歳でした。 

 

 

 

  園田小波さんは1977年5月3日生まれ、兵庫県出身。1995年『りぼん』にて『ハイテンション・アワー』 でデビュー。代表作の『チョコミミ』は2003年の『りぼんオリジナル』から連載をスタートし、 2007年にはテレビドラマ化された。16年以上の連載作品となったが園田さんの死去により同作は未完のまま連載終了となった。

 

 

また今年1月21日、漫画家でエッセイストでもあり占い師でもあった まつないつき(本名 松井なつき)さんが都内の病院で脳梗塞のため亡くなられました。享年59歳でした。

 

 

 まついさんは1960年7月1日生まれ。東京都新宿区出身。北海道育ち。 16歳で東京に戻り、17歳より同人雑誌活動を始め漫画専門誌 『ぱふ』でデビュー。1979年にはエロ劇画誌『漫画エロジェニカ』 にH系のギャグ漫画『かるめら丼』(けいせい出版)を連載。同作品には「かるめら姫」を名乗る本人がおかっぱにぶかぶかのパンツ一つの姿で描かれていた。

 3児の母であり、出産や育児をテーマにした作品を多数執筆。1994年に出版された『 笑う出産―やっぱり産むのはおもしろい 』(情報センター出版局)は60万部のベストセラー となった。 2002年頃より、西洋占星術・タロット・絵画心理分析・夢分析などの初心者向け講座を開講し、個人鑑定や占い記事の執筆・監修等の活動を行い、 2008年には中野ブロードウェイ内にタロット占い店「中野トナカイ」を開店。近年は占い師としての活動が中心だった。

 

 

 

 お二人ともまだ若く、漫画家としても活躍できた年齢でしたのに残念でなりません。また個人的事情から昨年亡くなられた園田さんの追悼記事が大変遅くなったことをお詫びいたします。

 

 謹んでご冥福をお祈りいたします。