最大11連休と言われた今年のGWも終わり、世間一般の多くの方は、昨日から仕事再開。
皆様、お疲れ様でございます。
・・・とはいえ、途中、平日を挟む形となった今年のGWでは、誰もが、自分の好きなように年休を使って、11連休にできたわけではないと思われますが、貴方はいかがだったでしょうか
妻帯者の方は、そんな飛び飛びの連休の中でも、家族サービスをしないとたちまち奥様のご機嫌が悪くなって、家庭不和に繋がるしで、お金も体力もむしろ浪費するだけで、逆にGW中なんて、自分の時間なんて持てやしねぇーなんて方も少なくないかもしれませんね。

ましてや、私みたいなサービス業の人からすれば、GWなにそれ
ってな具合でしょうし、むしろ、やっとGWが終わってくれたおかげで休みが取れるヮ的な方も当然おられると思います
・・・ということで、前フリが長くなりましたが。
GW中に当店にご来店頂いた方はすでにご存じかと思いますが、今年もヘッドクォーターでは、毎年恒例の「世界に一つの非売品ルアーが当たる
WチャンスのGWセール
」を開催中
今年はGW期間中、ご来店出来なかった方にもチャンスをということで、今週末の11日(日)までの期間開催させていただきますよ



期間中は、書籍、ジュースを除く、店内全商品がすべてセール対象商品

ウチは、大手量販店様や百均の店じゃないんでね・・・。
明らかにヤバそうな、クソ安っすい○○入門セットとか、一回使っただけで、ブッ壊れた挙句、GW期間後にはフィールドにゴミとして捨てられてしまうような水遊びグッズは売ってない代わりに、全商品をレジにてズバっと現金値引き
入荷したばかりの今年の新商品も古い商品も店内在庫商品レジにてズバっと現金値引き
更にWチャンスで、お買い上げ1000円ごとに一口、抽選に応募できて、当選者の方には、私が作成した完全一点モノの世界に一つの非売品ルアーをプレゼント

今年はこの「Dropper for BASS type ASK」と「HYBRID BEAR JIG」 



Dropperの方は、鋭い方はお気付きの通り、ラッティーツイスター様の人気フロッグ、DROPのポッパーチューンを完全にバスバージョン化したルアー。
DROPのPOPPERなんで、略してDropperなんて勝手に呼んでますが、ライギョマンの方は、すでにライギョ用として製作なさっておられる方も少なく無いと思います。

バスしかやらない方は、あまりご存じ無いと思いますが、実はフロッグの機能として非常に大事な各種フローティングカバー下へのアピール力は、バス用フロッグよりもライギョ用フロッグの方がはるかに上だという事実



それを知っていて、あえてバス用じゃなくて、ライギョ用を使って、こっそりと自分だけいい想いをしてる方も少なからずいるのですが、一般的には、バスアングラーからは、ライギョ用フロッグは避けられる傾向にあると思います。


私が思うに、どうしてバスアングラーはライギョ用フロッグの有効性に気付けないのか
・・・いや。使わないのか
というのは、以下の3つの理由だと勝手に分析しております。
理由①:チューンの必要があり、デフォルトの状態で使うことが出来ないから。
理由⓶:極太バーブレスフック標準装備なので、フッキング率が悪そうで、更にせっかく掛けてもバレてしまいそうな気がするから。
理由⓷:現在バス用として売っているモノより全体的に大きいモデルが多く、それだけで、高活性な極めて限られた条件でしか、バイトが得られないような気がするから。
恐らく、この3つでしょう。


更に誤解を恐れずに書かせていただくならば、そもそも、多くのライギョマンの方々に比べ、一般的なバスアングラーは、生体保護の観点から見ると、釣りに対する取り組み方が全く異なるわけでして、何としても釣果を上げたいというガツガツしている方が多いのもその特徴です
ならば、簡単

多くのバスアングラーが釣れそうだ、コレは絶対使ってみたいという完全バスバージョンのライギョ用フロッグにチューンしてあげれば納得するんでしょ
ってことで作りました。


それが、このドロッパーforバス


先に言っておきます。
コレ、あくまでバス専用ですので、ライギョに絶対に使わないで下さい、また、ライギョが釣れてしまう場所でも絶対に使わないで下さい。絶対にです。

今回のカラーは、ちょっとだけ遊び心を出して、エヴァンゲリオン弐号機を意識し、弐号機のパイロットはアスカってことで、コードネームは、タイプASK
目玉も弐号機みたいにグリーンのグラスアイにしてありますよ。

ホントは、ブームに便乗してシャア専用ジークアクスにしてやろうと思ったんですが、それだと、配色的に赤ばっかで、テールのフェザーも赤だと見栄えも良くないんで・・・。
多くのバスの人って、まずは見た目で魚より先に人間が釣られちゃう方が多いですからね。
ホラホラ、そこの厨二病のバスアングラーさん、この見た目にやられちゃって、それだけで、欲しくなっちゃったんじゃないの~




じゃあ、コレの何がバス用にしてバスアングラーの方にご納得して頂けるように作ったのかと言えば、理由①は良いとして、残りの⓶と⓷をクリアしなくてはいけません。
まず理由⓶への私なりの回答として、以下のようなフックに交換致しました。

コレがそのフック。国内某メーカー製の高級なヤツです。


上がバスバージョンに採用したフックで、下が、デフォルトの状態でドロップに使われているフックですので、よーく見比べて下さい。
画像上は、オリジナルのDROPのフックよりも少し細軸で、しかも、ライギョマン的には絶対タブーとされるバーブ付き。

しかも、ちょっとのバイトも逃さないかのごとく、フックポイントが完全外向き
更にフッ素コーティング済みで貫通力が大幅UP
これなら、フッキング率や、バラシ云々を言うバスアングラーにもご納得頂けるかと

えーなに、なに・・・
これだけやっても、それだけじゃ、納得できないって
ただでさえ、フッキング率の悪いフロッグ、それだけじゃあ~まだ認めませんよってか
それなら、コレでどーよ


実は、このテールのフェザー、アメリカのプロたちがやるようなアシストフックになっておりまして、これなら、テールにキスバイトしてくるようなバスも掛かっちゃうんだな~コレが。
基本、私は自分が作るフェザーフックは、それ単体でも魚を釣ることのできるクォリティーでなければ意味が無いと考えておりまして、ガチな話、コレ単体でもちびバスやギルくらいなら、楽勝で釣れるくらいに仕上げているつもりです。
使っているフックも、もちろん国内某メーカー製のフッ素コーティングされた高級なWフックを使用しておりますので、カバーの上でも安心してお使いいただけますよ。
アシストフックは取り外し可能で、交換できますから、常にビンビンの新品フックが使えますが、本体にガッツリバイトしてくるときは掛かり過ぎちゃうので、外してください。
ここまでやってあげたら、多くの一般バスアングラーの思い込みともいえる、フッキング問題、バラシ問題に関して、文句ないっしょ
たぶん、フロッグのジャンルでみれば、超トップクラスのフッキング率だと思うヮ
でも、ライギョに使っちゃ絶対ダメ
ライギョがいる場所でも使っちゃ絶対ダメです
そして、理由⓷のフロッグのサイズ問題。


そもそも、ドロップちゃんは、オリジナルの状態でも、かなり小さいんですがね。
最近のバスフロッグって、ホント、小型化していて、ぶっちゃけ、アレだとカバーの上に乗ったら存在感無さすぎで気付いてもらえんし、そもそもベイトタックルで飛ばんでしょのレベルだと思うんですが、最近のバスの方は、ああいうサイズが正義だと思っておられるようです。
それが、フロッグで大して釣ったことない方がそう信じて疑わないから余計にタチが悪い。
年々ハイプレッシャー化していく現代のフィールド状況下において、よりルアーを小型化したくなるのは釣り人の性だとは思うのですが、ラッティーツイスター様最小サイズのドロップちゃんですら、大きいと感じるようです。


ならば、それをさらに小さくできるポッパーチューンなら、現代のバスアングラーの嗜好性にお応えできるのではないかと思ったってワケ・・・。

ラッティーツイスター様のポッパーフロッグのBOPさんと比べると、こんなにも小さい

オリジナルのDROPちゃんと比べても、ここまで、小さくできますよ


そのボディーサイズ、たったの45mm



使う使わない、釣れる釣れないは別にして、バスアングラーなら誰もが一個は持っているであろう、メガバス様の超ベストセラー商品、POPーXよりもはるかに小さい

フロッグは、カバーだけでなく、オープンウォーターでも使えますからね。
オープンウォーターにおいて、中空ボディーならではのポトリと落ちる着水音が実は有効な時があるのは、バスアングラーには、意外にあまり知られていない事実・・・。

バスじゃなく、ズーナマさんに使うのは反則ですから、コレもやめてください。



ちなみに、このベースのドロップの赤いボディーのヤツは、メーカー様生産がもう無いので、復活してくれない限りは、タイプASKは、もう二度と作れない一点モノです。


マジで入手できるラストチャンスかもしれませんので、ぜひとも当てて下さいね

続いて、コチラもご紹介。

ハイブリッドベアージグっていいます。


まぁ~、日本では、かなりマイナーな存在のフェザージグなんですが、どういう訳か、本場アメリカでは、非常にメジャーな存在だったりします。
以前、つり人社様のBasser誌で、その有効性について、深江真一プロが紹介なっさておられた記事をウチのお客様が目ざとく見つけて、フェザージグを入荷してほしいというリクエストがございました。

しかしながら、日本では、一部エリアトラウト用のものが以前あったくらいで、バス用のまともなヤツを作っているメーカーは私が知る限り皆無。
実のところ、以前、私もアメリカからクラッピー用を個人輸入して、スモールマウスバス用として使っていたこともありましたが、アメリカンだけにあまりに作りの悪さとフックのショボさに嫌気がさし、個人輸入の手間の煩わしさも相まって、いつしかその存在を忘れておりました。
とは言え、使っていた時は結構釣らせてもらっていたんですけどね。
私は、仕事のこともあって、基本的に特定のルアーに特別な執着心を持たないようにしていますから、恐らくフェザージグに関しても、上記の理由から使うのをやめたと記憶しております

そんなん、ねーもんはねーよと思ってはみたものの、それでは、あまりにも彼の気持ちに寄り添えていないと、いつもの悪いクセで、甘やかしモードが発動してしまい・・・



そんなわけで、仕入れられないなら、いっちょ気合い入れて、マジなヤツを作ったるかで、作ったのがコチラ・・・。


フェザージグはルアーとフライの中間みたいなルアーですから、フライのジャンルで言えば、ストリーマーと言ったところでしょうか
私が知る限りでは、フェザージグは、ディアヘアー(鹿の毛)のバックテールを使った獣毛系のマテリアルから構成されるタイプのものとマラブー(ダチョウの毛)を使った鳥毛系のマテリアルから構成されるタイプのものとに大きく二分され、今回作ったヤツは前者。

しかしながら、使用している毛は、フライマテリアルの中でも非常に希少とされるポーラベア(ホッキョクグマ)と近年注目のマテリアルと言われるようになったグリズリー(ヒグマ)。
ぶっちゃけ、どちらも非常に高価ですし、特にポーラベアに関しては、ワシントン条約で規制されていますから、一旦無くなると、次にいつ良質な物が入手できるかわからない。

現代の急激な気候変動によって、その生息域のボーダーラインが曖昧になりつつあるホッキョクグマとヒグマは、実は種類的にかなり近い関係にあり、自然状況下においてもその交雑種が産まれて問題になっていたりするのですが、それゆえに双方ともストローのような中空構造の哺乳類の中でも非常に特殊な体毛を持っています。
その構造のおかげで、両者の体毛は、適度な浮力を持つことで、水を押す効果が得られるだけでなく、太陽光が透過する際に人工的には生み出せない独特な光りを放つことで、魚へのアピールの面で、非常に有効性の高いマテリアルとして、フライマンに珍重されております。

今回、私は、この点に着目して、どうせなら、当選者の方に誰も持っていない、ポーラベアとグリズリーベアの体毛を使ったフェザージグを作ってプレゼントすることにしました。

そのヘッドとして採用したのは、ニシネワークス様のスメルトヘッド。
これなら、フックは安心と実績のガマカツ製ですし、その形状から、ロックエリアにおけるスタック回避能力は折り紙付き。
以前やったみたいに形状記憶合金を使ったワイヤーガードも付けようかと思いましたが、テストの結果、ガードに毛が絡まるトラブルがかなりあり、今回はノーガードに決定。

コアの部分にはマイラーチューブを装着し、テールにはI字系ルアーの傑作中の傑作、HMKLジョーダンで多くのバスアングラーがその効果に気付いてしまったティンセルを足して、より、複雑な光り方をするようにしてみました。

ポーラベアのスキマから角度によって異なる光を放つ、マイラーとティンセル。
バスから見て、必死こいて逃げる魚に見えて、捕食スイッチがオンになるように、赤いシェニールを使って、エラも作ってみました。
こんな面倒くさいこと、アメリカンなフェザージグじゃ絶対やらないでしょうね

ポーラベアもグリズリーもどちらもクマさんなので、獣毛の中でも硬い部類になるためマラブーを使ったフェザージグのような動きは期待出来ないため、ウィングには、なかなか高価なハックルを足して、水流を受けてピロピロ動く部分も作るようにしました。

ボディー全体の白い部分だけでなく、ベリー側にちらりと見えるオレンジの毛も贅沢なことにポーラベアを染色したものです。


背中の黒い色がグリズリー。
これらの効果が相まって、水中でヤバい光りを放ち、天然素材だからこそのナチュラルな動きで、バスを連れてきてくれること間違いなし


自己満足のマスターベーションと言われてしまえば、身もふたもないのですが、自分的にも納得のクォリティー、納得のカッコよさに仕上がったと自負しております。

正直、ちょっとやりすぎた・・・。
量産して、販売とか絶対ム~リ~



1万円お買い上げいただいた方には、10口分応募できる計算になり、期間中、ウチでお買い物して頂いたら、頂いただけ当選確率は上がります。



おかげ様で、有り難いことに、毎年、種類を変えて、このセールの時に満を持してブッ込むプレゼント用のルアーが大好評をいただいておりまして、なかなかの争奪戦


今年も既にかなり多くのご応募をいただいておりまして、中には、値引きはしなくてもいいから、このルアー売って欲しいと「ありがたやまのかんがらす」なことをおっしゃって下さる方もおられるのですが、丁重にお断りしております。


毎年のことですが、ぶっちゃけ、利益度外視で、バリバリ原価突っ込んで作るんで、いざ売るとなるとそれ相応の金額を頂かないとぜんぜん利益が出ないどころか大赤字。

部屋に飾ってもらいたくて作っているわけでもないので、実用性を考えるとあまり高価にし過ぎると使ってもらえませんから、非現実的ですしね。

更にベースとなるルアーが今後入手困難となるようなモノをあえてチョイスしていたりするので、仮に私が設定した金額をお支払いして頂いたとしても、物理的に作れないんですよ。

やはり、抽選で当たるルアーって、特別じゃないといけないと私は思うので・・・。
誰も待ってないから、バスは絶対に見たことないわけで、当選者の方だけが良い想いができる。
あえて売らないのは、そんなルアーであって欲しいという私の願いでもあるわけです。

当選者の方がバスを釣った時の笑顔を想像し、それを創作エネルギーにして、毎回作っておりますので、欲しい方、応募して当てて下さい
「世界に一つの非売品ルアーが当たる
WチャンスのGWセール
」は、今週末の日曜日5月11日までです
お得なセール価格でお買い物して頂き、更に当選者の方だけが使うことの許されるルアーを是非とも当てて下さいね。

皆様のご来店、心よりお待ち致しております。

