今週末は大潮周り。
プリスポーンでサイズを狙いにいくべきバスも、とにかく入れパク爆釣数釣りモードのシーバスも、春爆の恩恵を受けることのできるスーパーチャンスです。
この時期、選んでしまったルアーによって、天国と地獄の差が、ハッキリ生まれやすいのが、特にシーバスなんですが、私の地元の名古屋港ではエリアによって、大潮周りでは「バチぬけパターン」の他に「シラスパターン」があり、それに対応したルアーをチョイスするのが、春爆成功の近道とも言えます。
そんなわけで、当店では、そんな名古屋港の春のシラスパターンに対応すべく、以前よりこんなオリカラのルアーを販売させております。
それがコチラ・・・。
アスリートミノー7Ｓのその名も〝名港点滅春シラス”。
コチラ、当店ヘッドクォーターの完全オリカラでして、全国でウチでしか御購入いただけません。
そのカラー名の由来が解りやすいのが、当店の店内ポップに採用しているコチラの画像・・・。
名古屋港の水面を照らす街灯の光に集まるシラスと、それを効率よく捕食するために、明暗の境でシラスを待ち構えているシーバスを惑わすために考案されたそのカラーの秘密がここに隠されています。
ハイライトゾーン（街灯の当たる明るい場所）でルアーが泳いでいる時は、生きているシラスの群れに溶け込み、透明のボディーをボワっと微妙に光らせていたものが、ローライトゾーン（街灯の当たらない暗い場所）に入ると一転、ボディのシルエットをクッキリさせ、シーバスの捕食モードにスイッチを入れるシークレットカラー、それが当店オリカラの〝名港点滅春シラス”です。
バスルアーでよくあるボディーの色の塗り方で、アクションの度にチカチカと連続的に明滅効果を出すことによって、魚にアピールするものとは異なり、周りの光量に合わせて、ルアーにまるでオン・オフのスイッチが付いているかのように、ボディーカラーが変わるようなカラーを狙っていて、だからこそ、カラー名は〝明滅”ではなく〝点滅”というワケ。
また、某量販店様なんかでは絶対に置かないような、セルフでは絶対売れないような、人によっては間違いなく時代遅れとも言われてしまいそうな（ジャクソン様、度重なる御無礼をお詫び申し上げます。
）アスリートミノーをあえてチョイスしているところも実はキモです。
こればっかりは、単純に春の名古屋港ではメチャメチャ釣れるからと言ってしまえばそれまでなんですが、それだと元も子もないので、ちょっとだけヒントを明かしちゃいましょうか
ルアーサイズ
スイミングレンジ
・・・・・それもキモっちゃあキモですが、アスリートの一番のキモは、ケツの振り幅なんですよ。
まぁ～これぐらいで勘弁してやって下さい。
どうしても気になるという方は、店で直接聞いてやってくださいね。
ところで、このヘッドクォーターオリカラ〝名港点滅春シラス”には面白いエピソードがあるんですよ。
実は以前、このオリカラを伊勢湾の某所でボートシーバスのプロガイドをなさっておられた方が、当店でコレを見た時に急に真剣な表情になられて、私に一言・・・。
「犬飼店長。コレ、いつ頃からこうやって売ってるんですか」
この人、変なこと聞くなぁ～と気になったので、なんでわざわざそんなことを聞くのか尋ねたところ・・・。
「実は、コレ、僕がガイドやってた時に春のシラスパターンで御客様に釣らせるのにやってたことと全く同じことやってみえるんですよ。」
・・・と、思わずコチラが「えっ マジ」
となってしまうような回答が返ってきて、思わず二人で顔を見合わせて、爆笑したということがあったんです。
同じ釣り人同士、少しでも人より出し抜いて釣ってやろうとかいう邪な考えが浮かんだ時に考えそうなことは、似たようなことを考えるんだな～なんて、その時は思いましたね。
しかし、よくよく考えてみれば、あらゆるレベルの御客様に釣らせなきゃならないプロのボートシーバスガイドのキャプテンもやっておられるようなカラーチューンだけに、今まで自分のやってきたことは間違いではなかったと自分の考案したオリカラに更なる自信が持てました。
所詮、ルアーなので、コレがあれば絶対だなんてことは口が裂けても言えませんが、春の名古屋港には、ウチのオリカラ〝名港点滅春シラス”と大きく濁りが入った時に炸裂するチャートバックパールのアスリートミノーをシラスパターンの時に持っていった方が良いということだけはお忘れなく・・・。