参加メンバー各々がチューニングした百均ダイソールアーを持って、いよいよ〝実釣を兼ねたスイムテスト”です。
普通なら、〝スイムテストを兼ねた実釣”って表現になるのでしょうけど、あくまでも自分たちが掲げたチューニングコンセプトをきちんと抑えた泳ぎを見せるルアーに仕上がっているかどうかを確認することこそが一番重要なので、あえて〝実釣を兼ねたスイムテスト”としました。
スイムテストでは同時に耐久テストも兼ねることになるわけですから、各テストルアーごとに、そこそこなサイズの魚を再現性を持って、同じ動かし方で、軽く二桁以上釣っても、ぶっ壊れずにちゃんと働くことを確認したいので、とにかくよく釣れることも大事で、それでいて、店の看板背負ってイベントやるにあたり、法的に何ら問題無い釣り場。
昨今のフィールドコンディションを考慮すると、そんな都合の良い釣り場なんてあるわけねぇーじゃんってことになるんですが、コレがあるんですよ。実は・・・・・。
そのフィールドとは
まさかの「ドリームレイク」
要するにバスの管理釣り場 関西唯一のバスの釣り堀でんがな
ここなら、全く法的に問題無いし、足場はいいし、スイムテストもバッチリできるし、釣れ方に何回も再現性があるし、それでいて30～45クラスのグッドコンディションのバスがボコスコに釣れるしで、すべての面で条件をクリア。
最近、色んなメーカー様が冬のテストにお使いになられたり、イベントに利用なさったりしているのも解る気がします。
確かにバスのシーズナルパターンに基づいて、その日の状況からエリアを見つけ出していくというバスフィッシング本来の楽しみ方は無いに等しく、釣った魚１本あたりの脳内満足度は非常に低いと思うので、こんなのバスフィッシングじゃないという方やこんなところでテストされたルアーじゃあ実際のフィールドで釣れるわけないなんて全否定なさる方の気持ちも解らんでもないですけどね。
ただ、今回の我々の目的はそんなところにあるわけじゃないし、逆に言えば、まともに泳いで、ココのアホバスでさえ釣れないルアーが超タフコンディションのフィールドで通用するとも思えないし、１匹、２匹魚掛けてブッ壊れるようなルアーになっちゃったら、それこそキャストするに値しないような、ダメダメルアーってことになるわけですし・・・。
誤解を恐れず書かせて頂くなら〝馬〇とハサミとドリームレイクは使いよう”・・・ってね
今回の我々にとって、ドリームレイクとは、チューンした百均ダイソールアーの「動き」と「釣れ方」と「耐久性」の確認作業をするための実験室であって、こういったチューニング勉強会と称したイベントやるには、これ程までに最適な場所は無いんじゃないでしょうかね。
逆にすべての条件を満たすもっといい場所近場にあったら、どなたか教えて欲しいです。
宜しくお願い致します。
各自、参加者全員の前で自身がチューンした百均ダイソールアーを手にプレゼンしました。
その人、その人なりのコンセプトがあり、実際に泳がせてみると狙い通りに泳いでくれるモノや、狙い通りに泳いでくれないモノ、メチャメチャ泳ぐのに魚掛けたらソッコーでぶっ壊れるモノや、恐ろしくバイトがあるのにフッキング率がやたら悪いモノ、そして残念ながらクソのフタにもならんようなモノなど色々あって非常に勉強になります。
ちなみに今回のＭＶＰは、コレだな・・・。
Ｍ様がチューンしたその名も〝ＲＹＺシャッド”
ウェイト足したり、引いたり、リップやアイの位置も変えたり、ボディを削り込んだり、非常に凝った塗装を施したりと、も～うやりすぎ。
釣果の方も上々で、プレゼン前のトゥルーチューンの段階でいきなりボッコボコの連発モード。
ついでに自作でプラパンと色画用紙使ってパッケージまで自作しちゃってるし・・・。
ここまでされたら、満場一致で文句なしのＭＶＰ決定しかないですな。
ちなみにこのルアーの名前の〝ＲＹＺシャッド”のＲ・Ｙ・Ｚなのですが、「リスペクト・ゆ〇じ」の略。
Ｍ様にとっては兄貴の様に慕っている今回仕事で参加できなかったメンバー・Ｙ様のフェイバリットカラーである〝ヤンキーパープル”
（・・・おっと失礼）。
・・・じゃなくて、Ｙ様の母校〝あい〇うだ〇めい〇んパープル”をボディーの背中とパッケージに施し、今回参加できなかったＹ様の想いを載せたルアーとなっております。
ということで、この〝ＲＹＺシャッド”。
ヘッドクォーターサポーズクラブ的には、イベント終了後に量産化されたあかつきには、一個￥5000でＹ様に責任もってご購入頂して頂くことが、これまた満場一致で決定されましたので、Ｙ様、ヨロシクねっ
ところで、今回、合計１０個のチューンを施された百均ダイソールアーのプレゼンが御座いましたが、同日開催されていたキープキャストで販売される限定ルアーよりも、御自身のレベルアップのために今回の勉強会への参加を選んだメンバーたちだけあって、各自、当初私が予想していた以上に熱が入り、名作も駄作も生まれました。
イベント的には大成功だったと思うのですが、ぶっちゃけ、私はここまで熱のこもった作品をウチのメンバー様たちが作ると思っていなかったので、むしろ今後のことが心配になりました。
私的にはこういったメンバー様のレベルアップを狙った勉強会を今後も行っていきたいのですが、今回、参加したメンバー様が燃え尽き症候群になり、これっきりの「あぁ～たのしかったね。」的なイベントで終わるんじゃないかという気がしたんです。
そこで、こんな超簡単で非常に初歩的なルアーチューンのススメを私から提案させて頂きました。
３つ並んだ誰もがボックスの中に１つは持っているであろうベビィシャッド60ＳＰ。
実はコレ、すべてサイズの異なるフックが装着されています。
真ん中のモロコカラーがオリジナルサイズのフックで、上のアユカラーが１番手小さいサイズ、そして、下のワカサギカラーが１番手大きいサイズ。
実は、たったこれだけのことで、ルアーの泳ぐレンジもジャークした時のダート幅もかなり変わるし、タダ巻きした時のアクションも微妙に変わります。
コレを目の前で実際に泳がしてみせて、プレゼンをしたところ、参加メンバーから思わず驚愕の声がもれました
。
きちんと商品開発をするメーカー様なら、メーカーサイドも大体これくらいの水温でジャストサスペンドになるという計算で、フックやスプリットリングの重さを加味したうえでセッティングを煮詰めるわけですから、水温やユーザー側が求めるアクションに応じて、フックやスプリットリングを交換して、あえて好みのアクションや浮姿勢にしてみるのも立派なチューンの第一歩だと思います。
もしかしたら、ある状況下で、そのフックやスプリットリングを独自にセッティングしたルアーだけが、市販品のオリジナルを使っている人に大きく水を開けて、圧倒的な釣果を叩き出すことがあるかもしれませんし、実際、私もそういった経験を何度もしています。
もし気に入らなかったり、ダメだったら、すぐもとに戻せばいいだけのはなしですしね。
ちなみに写真のベビィシャッドたちは私の中では今でも超一軍ルアーですが、何年も使っていないボックスの肥やしになっているルアーをこうやってちょっとしたチューンで復活させた経験も多々あります。
どうせ黄色いお店に売りにいっても数十円でしか買い取ってくれないんだから、そうやって、自分だけの武器を増やしていくのもルアーフィッシングの楽しみ方の一つだと私は思いますョ。
そんなこんなで、初めての試みながら非常に勉強になった「百均ダイソールアー・チューニング勉強会」。
最後は琵琶湖で釣りをしたわけでもないのにわざわざ木之本Ｉ.Ｃで途中下車して、そして、なぜか「びわこ食堂」様の「とり野菜鍋」で反省会兼食事会です。
実のところ、美味しい物を目の前に全く反省会になってませんが、まぁ～良しとしよう。
ヘッドクォーターサポーズクラブの釣行企画〝サポーターズミーティング”での食事は毎回、ご当地グルメにもこだわっております。
そんなヘッドクォーターサポーズクラブの今年度メンバーの新規ご入会キャンペーンを３月末日まで開催中です
いつもこんなことやって遊んでいる私達ですが、よろしかったら、あなたも私達と一緒に遊びませんか
～おしまい～