田中真紀子大臣の大学不認可から一転、認可になった件。
色んな見方、意見がありますが、
ちょっと詳しく調べずに主観を述べます。
まず、今回の不認可決定のプロセス。
これはあちこちで言われていますが、別に落ち度は無いのでしょう。
不認可を決めた内容、プロセスは詳しく調べていませんので、その判断自体は分かりませんが。
ただ機械のようにハンコを押すだけの大臣よりかは、
内容に厳しい目を持ち意見を出す。
これ自体は間違っているとは思いません。
むしろ健全なのでしょう。
大学側は認可されるものとして新校舎の設立を始めたり、
新設予定に対して募集もかけていたので、たまったものではない。
そこにマスコミが飛びついた。
結局はその部分だけが独り歩きしている気がしてならなかった。
そういう意味では、今回の件については認可と言う形での一応の決着がついて、
さらに今後の同様の件については改革をするという意味では落とし所が見つかった感がある。
それよりも、一応、大学側の人間として仕事をしている自分としては
現状の大学の在り方の方が思うところはたくさんある。
今回の件でいろんな意見を言っている人は、実際に今の大学の現状を知っているのだろうか?
もちろんここで言う大学は、有名国立大学や首都圏にある誰でも知っているような大学だけではなく、地方にある名前も知られていないような大学も含めてである。
大学と言えど、特に私立大学になると、一つの会社経営と同じである。
収入は「主に」入学者からの入学金。
この少子化と言われている現在、そして今後も確実に少子化の影響で入学者数が減ると分かっている現状。
どの大学も入学者数の確保に奔走しているし、
実際、地方の大学で入学者数が確保できずに無くなるというケースは多くなっている。
これは大学に始まった話ではない。
少子化の影響を受けた高校もすでに廃校の数は多くなっているはずだ。
首都圏の有名大学は、何もしなくても自然と受験者数が確保できるのでそういう心配はないが、
地方となるとそうはいかない。
有名・著名人を招いた授業を開講したり、
特別な学部を開設したり、
現役の学生が確保できないから、社会人学生の入学に積極的に取り組んだり、
留学生をたくさん入れて人数の確保をしたり、
様々な、それこそ苦労をしている。
また、これは以前、大学の教授と話した事があるのだが、
大学も受験と言う形で入学希望者の選定を行うが、
入学希望者自体が定員割れしそうな状況。
その中で、一定のボーダーラインを設けた試験を行うが、
実際ボーダーライン以下の学生が居ようと、入学者数の確保をしたいから
ある程度はボーダーライン以下の学生であっても合格にさせてしまう。
言葉は悪いが、そう言った形で「誰も」「簡単に」入れるようになってきた
昨今の大学。
その現状が、キャンパスにもろに現れている大学もある。
その辺の公共の施設よりも荒れ放題のキャンパスもあれば、
えっ!?こんな漢字も読めなくてよく大学に入れたな。と思うような学力の生徒も居たりする。
そう言った面からでは、今回の田中大臣の言っている事だけは、外れてはいないと思えた。
もちろん、判断を下した「タイミング」には賛否あったんですけどね。
これは結構大事な問題だと思いますよ。
年金や税金の問題で、少子高齢化の問題が叫ばれていますが、
もちろん、その問題はこう言った学業の世界でも影響があります。
大学数が多すぎる。(割合に対して)
大学生が多すぎる。
就職難が増加する。
学生の質が低下する。
色んな問題、実際にあります。
なので、マスコミが変なバイアスをかけて、
「変な大臣の暴走」
と言う部分だけで、この問題を取り上げては欲しくない。
と言うのが、自分の意見になりますでしょうか。(モロ主観です)
いじょう。