どうでもいいことだけど、ビミョーに気になっていること。
瀬川瑛子ののど黒飴のCMに出てくる銭湯って……もしかして『時かけ』の横丁のお風呂屋さん、‘月の湯’じゃないかなぁ?……なんて思ってるんですが……違うかなぁ?
何とな~くそれっぽいような?
入口や下駄箱の感じとか、かなり似てっぽいんだけど?
まあ、古い銭湯って、外観がなにげに似てたりもするからなぁ。
どうでもいいことだと思いつつ、CMを見る度にどうしても気になってしまう(^^;
ていうか、『時かけ』マニア以外にはホントどうでもいいことですね(笑)。
『どこに行くの?』

【出演】
柏原収史、あんず、朱源実、村松恭子、三浦誠己、長澤奈央、佐野和宏
【監督・脚本】
松井良彦
“世界が拒絶した初恋、異形のラブストーリー”
幼い頃に両親を亡くし、孤児院でひとりぼっちで生きてきたアキラ。
そんな彼の前に、女神のごとくあわられたニューハーフの香里。
何も言わずに優しく自分を受け入れてくれる彼女に惹かれ、アキラは次第に心を開いていくが……。
木下鋳工で働く立花アキラは、幼い頃から父親代わりでもあった工場の社長・木下から受け続けた性的虐待がトラウマとなり、今でもうまく人を愛することができない。

時折、カラオケボックスで、1回数万円で不良刑事・福田の‘性’の相手をして小遣い稼ぎをしている。
高熱で溶かされた鉄、地味できつい労働……アキラの中にはやり場のない鬱屈がたまっていた。
そんなある日、バイクを飛ばしていたアキラはトンネルを曲がったはずみで赤いワンピースの女をはねてしまう。
道に投げ出された彼女を家に連れ帰り看病するが、目覚めた女は何も言わずに立ち去る。
それが山本香里との出会いだった。

数日後、香里は忘れ物のバッグを取りにアキラの住むアパートを訪れる。
その名は‘いづこ荘’。
アキラはいつになく心を開いて香里に話しかけるが、玄関の外では嫉妬に燃えた福田が聞き耳をたてていた。
物音に気づいて立ち上がろうとしたアキラの腕を香里は無言でつかむ。
「意外と力、強いんだ?」
やがて夫のアキラへの気持ちに気づいた木下の妻は、彼に一方的な解雇を言い渡す。
連れ戻そうと家まで押しかけてきた木下と争ううちに、運悪く包丁が落ち……木下の顔面に突き刺さった!
事の重大さに怯えるアキラは、やってきた香里と衝動的に結ばれる。

「こんな身体でごめん」
「いいよ……」
香里とアキラは木下の死体に灯油をかけて焼き、海に捨てる。もう元には戻れない。
結婚指輪を買い、神社で二人だけの式を挙げたアキラと香里。
「行こうか」
「うん、行こう」
二人を乗せたバイクはどこへ向かうのか……。

伝説のカルトムービー『追悼のざわめき』の松井良彦監督が22年ぶりにメガホンを取り、同性愛に目覚めた青年とニューハーフとの恋を描いた衝撃のラブストーリー。
疎外されている人間がテーマで、その疎外された形は同性愛である。
しかも性的トラウマを抱えた男性が、ニューハーフとして生きる男性を愛するという異形のもの
。
でもそのこと自体はあまり重要ではない。
これは同性愛についての映画ではなく、あくまでも恋愛映画だからだ。
(松井監督曰く「非常にかわいらしい青春ラブストーリー」)
主人公のアキラとニューハーフの香里。とてもピュアな恋愛模様。
しかし危なっかしくもある恋愛は、偶然の不運がさらに大きな災厄を招き……次第に落ちていく孤独な二人の‘男’の魂の結びつきがひりひりと胸にしみます。
アキラと香里をはじめ、つかの間の愛と快楽を買う刑事、飲みかけの缶コーヒーを差し入れることでしか気持ちを伝えられない社長もそうだが、この作品での登場人物は愛する者も愛される者も、あまりに無防備で不器用すぎる。
剥き出しの歪んだ恋愛だ。
刑事の福田は金でアキラを買い、カラオケボックスで性の処理をさせることに快楽を感じている。
(柏原収史がひざまずいて口でイカせるシーンは、かなり衝撃的)
この福田は異常なほどしつこい粘着質男。
アキラに女が(実は男なワケだが)できたことに嫉妬し、ストーカー行為を繰り返す。
社長の木下は、毎朝必ず飲みかけの缶コーヒーをアキラに手渡しては、飲む姿をうっとりと見つめ……時にはそれを奪い取って貪るように飲む。
そしてアキラの作業服を着ては、自慰行為にふける。
二人とも変態そのものだが、根底に流れるはアキラに対するピュアな気持ち。
(描写的には、相当キモいけど
)
一方、アキラと香里も非常にピュアな恋愛で、「わたし、女じゃないから」と謝る香里に、「いいよ。そんなの関係ない。こうして一緒にいれるだけでいい」とアキラ。
性別を超えたところにある純粋な人間愛。
一点の曇りもないまさに純愛なのだ。
ダイヤの結婚指輪を香里に贈ったアキラ……寂しい神社で二人だけの‘結婚式’を挙げた後、
「行こうか」
「うん、行こう」
とバイクを走らせる。
二人はどこに行こうとしていたのか?
しかし、物語は哀しい結末を迎えることになる。
「ねえ、行こうよ……行こうよ……行こうよ」
延々とこう香里に語りかけるアキラの姿が切ない。
ヒロイン(?)の香里役のあんずは、実際に二丁目で人気のニューハーフらしい。
役者ではないド素人なので台詞部分は拙いけれど、ミステリアスなキャラクターの苦悩と葛藤を見事に体現しています。
最初に登場した時は、まさかニューハーフだとは思わなかった。(喋るとバレバレですが)
それくらい綺麗でかなり色っぽい。

【出演】
柏原収史、あんず、朱源実、村松恭子、三浦誠己、長澤奈央、佐野和宏
【監督・脚本】
松井良彦
“世界が拒絶した初恋、異形のラブストーリー”
幼い頃に両親を亡くし、孤児院でひとりぼっちで生きてきたアキラ。
そんな彼の前に、女神のごとくあわられたニューハーフの香里。
何も言わずに優しく自分を受け入れてくれる彼女に惹かれ、アキラは次第に心を開いていくが……。
木下鋳工で働く立花アキラは、幼い頃から父親代わりでもあった工場の社長・木下から受け続けた性的虐待がトラウマとなり、今でもうまく人を愛することができない。

時折、カラオケボックスで、1回数万円で不良刑事・福田の‘性’の相手をして小遣い稼ぎをしている。
高熱で溶かされた鉄、地味できつい労働……アキラの中にはやり場のない鬱屈がたまっていた。
そんなある日、バイクを飛ばしていたアキラはトンネルを曲がったはずみで赤いワンピースの女をはねてしまう。
道に投げ出された彼女を家に連れ帰り看病するが、目覚めた女は何も言わずに立ち去る。
それが山本香里との出会いだった。

数日後、香里は忘れ物のバッグを取りにアキラの住むアパートを訪れる。
その名は‘いづこ荘’。
アキラはいつになく心を開いて香里に話しかけるが、玄関の外では嫉妬に燃えた福田が聞き耳をたてていた。
物音に気づいて立ち上がろうとしたアキラの腕を香里は無言でつかむ。
「意外と力、強いんだ?」
やがて夫のアキラへの気持ちに気づいた木下の妻は、彼に一方的な解雇を言い渡す。
連れ戻そうと家まで押しかけてきた木下と争ううちに、運悪く包丁が落ち……木下の顔面に突き刺さった!
事の重大さに怯えるアキラは、やってきた香里と衝動的に結ばれる。

「こんな身体でごめん」
「いいよ……」
香里とアキラは木下の死体に灯油をかけて焼き、海に捨てる。もう元には戻れない。
結婚指輪を買い、神社で二人だけの式を挙げたアキラと香里。
「行こうか」
「うん、行こう」
二人を乗せたバイクはどこへ向かうのか……。

伝説のカルトムービー『追悼のざわめき』の松井良彦監督が22年ぶりにメガホンを取り、同性愛に目覚めた青年とニューハーフとの恋を描いた衝撃のラブストーリー。
疎外されている人間がテーマで、その疎外された形は同性愛である。
しかも性的トラウマを抱えた男性が、ニューハーフとして生きる男性を愛するという異形のもの
。
でもそのこと自体はあまり重要ではない。
これは同性愛についての映画ではなく、あくまでも恋愛映画だからだ。
(松井監督曰く「非常にかわいらしい青春ラブストーリー」)
主人公のアキラとニューハーフの香里。とてもピュアな恋愛模様。
しかし危なっかしくもある恋愛は、偶然の不運がさらに大きな災厄を招き……次第に落ちていく孤独な二人の‘男’の魂の結びつきがひりひりと胸にしみます。
アキラと香里をはじめ、つかの間の愛と快楽を買う刑事、飲みかけの缶コーヒーを差し入れることでしか気持ちを伝えられない社長もそうだが、この作品での登場人物は愛する者も愛される者も、あまりに無防備で不器用すぎる。
剥き出しの歪んだ恋愛だ。
刑事の福田は金でアキラを買い、カラオケボックスで性の処理をさせることに快楽を感じている。
(柏原収史がひざまずいて口でイカせるシーンは、かなり衝撃的)
この福田は異常なほどしつこい粘着質男。
アキラに女が(実は男なワケだが)できたことに嫉妬し、ストーカー行為を繰り返す。
社長の木下は、毎朝必ず飲みかけの缶コーヒーをアキラに手渡しては、飲む姿をうっとりと見つめ……時にはそれを奪い取って貪るように飲む。
そしてアキラの作業服を着ては、自慰行為にふける。
二人とも変態そのものだが、根底に流れるはアキラに対するピュアな気持ち。
(描写的には、相当キモいけど


一方、アキラと香里も非常にピュアな恋愛で、「わたし、女じゃないから」と謝る香里に、「いいよ。そんなの関係ない。こうして一緒にいれるだけでいい」とアキラ。
性別を超えたところにある純粋な人間愛。
一点の曇りもないまさに純愛なのだ。
ダイヤの結婚指輪を香里に贈ったアキラ……寂しい神社で二人だけの‘結婚式’を挙げた後、
「行こうか」
「うん、行こう」
とバイクを走らせる。
二人はどこに行こうとしていたのか?
しかし、物語は哀しい結末を迎えることになる。
「ねえ、行こうよ……行こうよ……行こうよ」
延々とこう香里に語りかけるアキラの姿が切ない。
ヒロイン(?)の香里役のあんずは、実際に二丁目で人気のニューハーフらしい。
役者ではないド素人なので台詞部分は拙いけれど、ミステリアスなキャラクターの苦悩と葛藤を見事に体現しています。
最初に登場した時は、まさかニューハーフだとは思わなかった。(喋るとバレバレですが)
それくらい綺麗でかなり色っぽい。