『マネーボール』【1】 | エルドラド 「時をかける言魂」 『時かけ』と仲里依紗に魅せられて

エルドラド 「時をかける言魂」 『時かけ』と仲里依紗に魅せられて

ただの戯れ言?!またはエッセイのようなもの。
そしてボクは時をかける。

某シネコンにて『マネーボール』を鑑賞。


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【キャスト】
ブラッド・ピット、ジョナ・ヒル、ロビン・ライト、フィリップ・シーモア・ホフマン、クリス・プラット、キャスリン・モリス、グレン・モーシャワー、ケリス・ドーシー


【監督】
ベネット・ミラー




“終わりなき挑戦の軌跡”


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ビリー・ビーンは、高校卒業後、期待されてニューヨーク・メッツに入団したが、入団後は予想に反し低迷の日々を送ることに……。

若くしてスターになった故の高慢で短気な性格も災いしてか、トレードでツインズなど数チームを渡り歩き、ついに弱小球団のオークランド・アスレチックスで約10年のプロ生活に終止符を打ち、自らスカウトマンに転身する。


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数年後、ビリーはアスレチックスの若きGMとなっていた。

だが貧乏チームの低迷は続き、ワールド・チャンピオンの座は遠い夢のままであった。


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しかも、ジアンビ、デーモンなど人気と実力のある選手たちは、ヤンキース、レッドソックスといった金満球団に引き抜かれては移籍していく。


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「アスレチックスは、金持ちチームのファーム組織か?育てるだけ育てたら、あっさり持っていかれる」

こんな現状を打破しようともしないフロントに苛立ちを隠せないビリー。

「ヤンキースやレッドソックスの金持ち球団がいて、その下に貧乏球団がいて、その下にクソがあって……その下にいるのが俺たちアスレチックスだ!」


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やがて、野球経験のない他球団のフロントスタッフであるピーター・ブランドとの出会いをきっかけに、彼を引き抜いてGM補佐に据え……。


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後に‘マネーボール理論’と呼ばれる「低予算でいかに強いチームを作り上げるか」という独自の理論を実践していくビリー。


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だがそれは、アート・ハウ監督らの反発を生み、逆にチーム状況は悪化してしまう。


それでも強引に独自のマネージメントを加速させていく。


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ロッカールームでは選手たちに、マネーボール理論3ヶ条を力説する。

1.〈攻めるな!〉
「ホームランはいらない。確実にヒットで繋げ」

2.〈振るな!〉
「フォアボールを選べ。ヒットでもフォアボールでも塁に出るのは同じだ。出塁率を高くしろ」

3.〈リスクを冒すな!〉
「アウトの危険性がある盗塁はするな。それからバントもするな。わざわざ相手にワンアウトをプレゼントすることはない。相手がバントをしてきたら二塁には投げず、一塁で確実にアウトにしろ」


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その揺るぎない信念と情熱は、チームに勝利をもたらすにつれ、少しずつだが選手たちやスタッフ陣を動かし、やがて公式戦20連勝という記録的偉業を成し遂げる。


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惜しくもア・リーグ地区優勝は逃したものの、アスレチックスは確実に強くなっていた。


こうしてビリーは、誰にも理解されなかった理論で誰もが認める結果を出し、選手として果たせなった成功をGMとして収めることになる。


アスレチックスをプレーオフの常連にまで押し上げたビリーの手腕は球界内で注目を浴び、ライバル球団であるレッドソックスからの誘いが舞い込む。


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しかしビリーは心の奥底に眠っていた自身のある問題に気がつき……。


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