映画『モテキ』を徹底検証!? | エルドラド 「時をかける言魂」 『時かけ』と仲里依紗に魅せられて

エルドラド 「時をかける言魂」 『時かけ』と仲里依紗に魅せられて

ただの戯れ言?!またはエッセイのようなもの。
そしてボクは時をかける。

映画『モテキ』を徹底検証してみた。


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■墨田さんは、なぜあんなにモテるのか?

ただのエロいオッサンなのに、なぜだかモテる墨田さん。
今カノ、元カノ、出入り業者の女性、新人バイトの女の子が職場で繰り広げる修羅場にも全く動ぜず、嬉しそうに半笑いで、
「これって、モテキなんじゃ?」

さすが、4股をかける男……浮気がバレたくらいは屁でもないようだ。

しかもこれだけでは飽き足らず、るみ子を寿司屋に誘い(もちろん回る方ではなく高級系の)……でもってホテルに(もちろんラブホではなく高級系の)直行!

そして一戦交えた後、得意げに放つ台詞が……
「俺のセックスって正確でしょ?正確にいいところを突くでしょ」

女を虜にする超絶‘セックス力’の持ち主で、そこがモテる秘訣か?
単に社長で金持ちだからモテているだけ……なのかもしれないが(笑)。



■みゆきのエロは計算か?

殺人級の笑顔とエロエロ攻撃で(まさに最終兵器!)幸世をメロメロにしてしまう罪作りなみゆきちゃん。
ていうか、
「お水飲む?じゃあ、ちょっと待って……はい!(ゴクゴク→ブチュ~~→ゴクゴク)……美味しい?」
こんな風に、水を口移しなんてされたら誰だってメロメロになるよ!ならない方がおかしい!
(ちなみに、某所でイソ○ンを口移しされた経験を持つ男子は多いと思いますが?あせるあせる

そんなみゆきは、幸世が二度と立ち上がれなくなるようなキツすぎる言葉も投げ掛ける。

「フジ君じゃ、私は成長できないから」

こう言われたら黙って引き下がるしかないですよね、男は……マジでキツい一言でした。
つーか、男に成長を頼るな!己の力で成長しろ……と思ってもみたりして。



■幸世は、なぜなかなか第一線を越えられないのか?

せっかくみゆきの胸を揉んで淫靡な雰囲気になったというのに、「何してんの?」と問われ……
「え?えと……セックスごっこ」

あーーじれったい奴!
何だよ、セックスごっこって?(笑)。

でもこの「メッチャやりたいけど、もし拒否られたらどうしよう?気まずくなるしなぁ」と躊躇してしまう気持ち……男子的には頷けるものがある?



■るみ子は痛い女か?

一人カラオケをしている時点で、かなり痛いとも言えますが。(「稲葉さんの声高い~」とつぶやきつつ、B'zメドレーを超ノリノリで熱唱)

去ろうとする幸世を必死に引き止める様も、相当に痛い、重い、ウザい、そして怖い?

ヤローばかりの早朝の吉野家で、牛丼を超美味しそうにバクバク食べる姿は好感が持てるけれど……口元にご飯粒(二粒)をつけながら「すいません、おかわり~!」

やっぱ、痛いなあせるあせる



■素子の本心はどうなのよ?

異常なほど幸世に厳しい素子。
ボロクソに罵倒するわ、おもいっきり飛び蹴りを食らわすわ、もうやりたい放題。

が、これは愛情の裏返しか?
最後に、みゆきを追う幸世の背中に向かって優しい笑みを浮かべ「走れ!」と後押し。(初めて見せた優しい一面)
ただその時の表情が、何だか寂しそうに見えたのは気のせい?



■幸世の音楽趣味は幅広い?

♪TM NETWORK
[精神安定剤BGMは「SELF CONTROL]

♪YUKI
[ちなみにジュディマリは範囲外だったらしい]

♪大江千里
[ふられた時の脳内BGMは「格好悪いふられ方」]

♪橘いずみ
[‘死にたい’くらいのダメージを受けた時の脳内BGMは「失格」]

♪岡村靖幸
[岡村ちゃんの曲を映画で使うって、ある意味凄い勇気では?もしもまたまたまた……と考えたら……あせる

♪TOKYO No.1 SOUL SET
[ドラマ版ではTシャツも着用するほどのファン。土井亜紀と仲良くなるキッカケを作ってくれたバンドでもある]

♪ももいろクローバー
[素子から「アイドルソング聴いて勇気もらってんじゃねえよ!」とキツいお叱りを。曲は「走れ!」。これが伏線になっていて、素子はラストで幸世に「走れ!」と勇気を与える。でも聞こえてなかったみたいですけどね(笑)]

♪在日ファンク
[ハマケン率いるJ.B愛に溢れた最高にイカシたバンド。取材を忘れてライヴに見入っていただけに、かなりお気に入りのようだ?]

♪Perfume

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[妄想ミュージカルシーンで、3人と共に歌い踊る!「Baby cruising Love」は名曲だ!ちなみに3人の中では、かしゆかが一番好きだ……「俺がね」(墨さん風に)]

♪女王蜂
[何だかよく分からんけど、インパクトありすぎのバンド。幸世も呆気に取られつつも、興奮していた様子?ビジュアルは、胡散臭さプンプンだけれど、‘音’は超カッコイイ。「デスコ」はテンションが上がる最高のナンバーだ]

♪スチャダラパー
[エンドロールでは、リキッドルームでの幸世&スチャダラのコラボが実現!歌うは「今夜はブギー・バック」。オザケンが幸世に憑依?]

このようにPOP、ロック、ラップ、ソウル、ファンク、テクノ、そしてアイドルソングまでと、多岐に渡るジャンルを聴きまくっている幸世。

そんな彼がピエール瀧を目の前にした際、昂揚しまくりで、
「ナゴムレコード時代のソノシート持ってます!」

ということは、まだ電気グルーヴの前身である‘人生’の時代ですよね……ていうか、それって、もう四半世紀ぐらい前の話じゃ?
幸世はいま31歳だから~小学校の低学年の時に購入していたことになる?
だとしたら、どんだけマセたガキだったんだよ(笑)。

もしかしたら、有頂天、ばちかぶり、たま、筋少なんかのレコードも所有か?



■幸世の着るTシャツはオシャレ?ビミョー?

シーンが変わる度に違うTシャツを着ている幸世。(ちなみに冒頭で着ていたのは、ベートーベンのTシャツでした)

そんな彼の‘勝負Tシャツ’は、なんとタイマーズ!

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ただ、それを見た墨さんは「うわっ、引くわ~お前」
(Tシャツじゃなくて、血を見て引いてたのかもしれないが?あせる

ヘルメットにサングラス、タオルで顔を隠した内ゲバ過激派スタイルの男(忌野清志郎)がプリントされている反逆精神溢れるTシャツ。
なにげにカッコイイぞ!



■わずか2秒の出演でも、インパクトを残した(?)男たち。

幸世、みゆき、るみ子が、ロフトプラスワンでのトークショーを見て大笑い。
この時に、ステージでトークを繰り広げているのが~杉作J太郎、吉田豪、掟ポルシェのサブカル御三家!

しかし、出演時間はたったの2秒で、ほんのチラッと映っただけ(笑)。

まあ、あの3人は長くスクリーンに映すべきではない(マイナー感バリバリになっちゃうし)……という観客への配慮、製作者側の自主規制だったのでしょう!?(一応、メジャー配給だしね)



■愛と愛の母親は、胡散臭いか?

「僕、こういうメイクの人、嫌いです」
「え~ちょっと、なんで、なんで~~」


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夜はガールズバーの派手なアゲ嬢なのに、昼は地味めでしかも子持ちの愛。

実家は場末のひなびたスナックで、愛の母親は‘ベッドで煙草を吸う’と文句を言うらしい?

店も胡散臭い雰囲気ならこの母娘もかなり胡散臭い。

幸世の‘気が向いて’結婚なんかしてしまったら……地獄が待っていそうな予感がする。



■幸世とみゆきのその後は?

あの結末はハッピーエンドなのか、そうでないのか。

幸世は遂に大人への階段を一歩踏み出し、とうとう憧れのみゆきと……いや、やっぱこの男にハッピーエンドは似合わない。

変わったようでいて結局は何も変わってなくて、第3のモテキが来る日を待つことになる……のでは?
サード童貞として(笑)。



■みゆき、るみ子、愛、素子。結局、誰が一番いい女?


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みゆきは天然ぶりが計算っぽいし、るみ子は超束縛されそうだし、愛はかなりしたたか者だし……となると、やっぱ素子しかいない!

ドSキャラ、サイコー!
罵倒されても蹴られても何されても、一生ついていきたい(笑)。



■仲里依紗の出演シーンについて。

仲さんファンの皆さんが、口を揃えて言っていること。

「仲さんの出演シーンが少ない!」

ここまで少ないとは……ちょっとショックでした。



■ところで、人生にモテキってホントにあんの?

振り返ってみると……一応、あったような。
そうか、やはりあるのだ!?



他にも気になるシーンがまだまだある『モテキ』ですが、キリがないのでこの辺で。