
【出演】
栗山千明、佐藤めぐみ、つぐみ、大杉漣、山本未來、満島ひかり、夏生ゆうな、光石研、山本浩司、田中哲司、蛭子能収、田中要次、柳ユーレイ
【監督・脚本】
園子温
“そのエクステは死髪……つけたら最後、あなたを襲う”
ある日、横浜港に到着した巨大コンテナから膨大な量の髪の毛が発見される。
その髪の中から見つかる少女の遺体。
そこから全ては動き出す!
美容室に髪を売り歩く奇怪な男・山崎。
警察の死体安置所の管理人であり、究極の髪の毛フェチである山崎は、死後も美しい髪が生え続けるその死体に惚れ込み、密かに自宅へと運び込む。
そして、少女の死体からとった髪の毛で次々にエクステを作り……。

少女は海外で誘拐された後、臓器を抜かれて死んでいった臓器売買の被害者だった。
一方、水島優子は、美容師の卵。

ダンサーを夢見る女友達と二人で、将来の成功を目指し同居している。
そんな時、姉の小学生の娘・マミを預かり同居させることに。
マミは鬼畜のような母親から酷い虐待を受けていた。

優子の働く美容室の周りで続発する不可思議な出来事。
山崎のエクステをつけた客が次々と怪死していく。

死因は警察の捜査でも全く不明。
やがて、暴走していく髪の呪い!

山崎が次に目をつけたのは、優子の美しき長い髪だった……。

‘髪にはあらゆる想いが込められている。ひとの運命をまとってはならない’
エクステをつけた女性たちが巻き込まれる、死してなお続く少女の髪の怒りとは……。
髪の持ち主の怨念がエクステに宿り、それを身に付けた者を次々と死に追いやる恐怖体験を描く新感覚ホラー。
怨念がとり憑いた髪の毛が人を襲うという発想は、なんともいえない生理的不快さと恐怖をもたらす。
傷口や目玉、舌から髪の毛が生えたり、膨大な髪の毛が凄まじい勢いで部屋を埋め尽くすシーンなどには圧倒される!
ユニークで斬新な切り口は、さすが園監督。単なる‘Jホラー’では終わらせません。
髪フェチのヘンタイ野郎・山崎を演じた大杉漣の怪演がコワイ!
徐々にエスカレートしていく壊れっぷりは、不気味そのもの。
そして、有り得ない‘最期’の姿は必見!
また彼が歌う「ヘアーの唄」にも注目を。
‘ヘアー、ヘアー、MY ヘアー、ヘアー♪’のフレーズが耳から離れなくなること必至!?

