
【出演】
北川景子、向井理、賀来賢人、大政絢、五十嵐隼士、山本裕典、加藤夏希、羽田美智子、高橋ひとみ、小木茂光、田中要次
【監督】
新城毅彦
“おんなじことの繰り返し、夢も刺激もない毎日。
そう、あいつに出会うまでは……”

都内有数の進学校に通う、女子高生・早坂紫。
親の言うがまま学校と塾を往復する退屈な毎日。
しかもクラスメートの徳森に3年間片思い中で、未だに告白ができない。
受験を控えつつも思うように成績が伸びず、自分の生き方に疑問を持ち始めていた。

そんなある日、いつもの通学路で……紫の人生は変わった!
ファッションの専門学校生・永瀬嵐から、学園祭のショーのモデルにスカウトされたのだ。

連れて行かれたアトリエには、櫻田実和子、イザベラこと山本大助がいた。
するとそこに現れたのは……何となく危険な香りが漂うイケメン・ジョージこと小泉譲二。

4人は‘Paradise Kiss’というアパレルブランドを立ち上げ、ファッション業界でメジャーになることを目標にしていたのだ。

「学園祭のショーモデルになってくれないか」
「私は受験生なの。遊んでるヒマなんかない!」
そう突っぱねるが、ジョージはこう一言。
「お前はお前が、わかってない」
最初は戸惑う紫だったが、デザイナーへの夢を真っ直ぐに追いかける彼らの情熱に徐々に心を打たれてゆき……。


メンバーの中でも特に異才を放ち、‘学園一の天才’と称えられるジョージの常軌を逸した行動に振り回されながらも、次第に強く惹かれていく紫。


気がつけば彼女は、胸を焦がす恋と、一流モデルになる夢に向かって前進する決意を固めていた。

「真っすぐ歩けなくてもいい。横に曲がってふらついても構わないから、自分の足で歩け!俺が見てるから。夢を叶えるのは才能なんかじゃない……情熱だ」

自分の可能性を信じて‘パラダイス’への扉が開く……。

有名進学校に通う高校3年生で受験勉強に追われる紫が、服飾専門学校生・ジョージらの学園祭でファッションモデルを務めることなり、夢を追いかける彼らの熱意に感銘を受け、自らも歩む道を見出していく姿を描く青春ラブストーリー。

幕が開くと同時に流れるYUIの「HELLO~Paradise Kiss~」(超いい曲!)と共に、次々と映し出されるポップな映像。
このオープニングはサイコーでした。
若干、中だるみ感はあったけど、女の子ならまさに‘胸キュン’モノのサプライズ的ラストにも注目です。
原作は人気コミックらしいですが……すいません、全く知らないです(-_-;
でも逆に先入観なしでスンナリと観れて楽しめたと言えるかも。
北川景子演じる紫は、気が強くてちょっと生意気。
現状に満足していないためいつも不機嫌そうな顔をしていて、何かというと「チッ!」と舌打ちを。
そんな紫が、新たな夢を見つけて邁進していくにつれ……着実に成長し、美しく輝いてもいくのです。
正直、北川景子の女子高生役は違和感を拭えなかった!?
制服姿もコスプレに見えてしまって


でもメチャメチャ綺麗です!
一方、向井理演じるジョージは……かなり浮世離れしていて超キザなセレブ男。
下手したら失笑もののキザなリアクションや台詞もあるのですが……それが向井理だと不思議と嫌味にならない。
これも向井理のキャラの成せる技か!
お目当ての大政絢は~~これまでの作品では、どこか陰がある暗い役がほとんどでしたが、今作では一転して明るい‘不思議ちゃん’キャラを好演。(声のトーンも高めに変えていた)
超可愛くて魅力的!
紫のことをずっと「キャロラインちゃん」と呼んでいたのが可笑しい。
それから、
「嵐の性欲の処理をしてあげてるの。舐めて舐められ、上に乗っり乗っかられしてるんだから~」
と大胆な台詞も!
あと『君が踊る夏』や『任侠ヘルパー』などで硬派なイメージが強かった五十嵐隼士の女装姿は……かなり衝撃的!?

全編、この姿で通してます(笑)。
ちなみに女性客が圧倒的多数を占めていて(向井理ファン?)ちょっと肩身が狭かった

