
【出演】
塚本高史、國村隼、和田聰宏、原田夏希、カンニング竹山、蟹江一平、中別府葵 、高橋惠子、柳沢なな、ヒロシ、酒井法子、風吹ジュン
【監督】
窪田崇
“32年前、父が描いたスケッチブック。
それを開くとき、奇跡の出逢いが訪れる。
目を閉じれば「昨日たち」がやってくる……”

ある日、柳田聡史はガンで余命わずかな父・昭彦から連絡を受け病院へ駆けつけた。
しばらく疎遠になっていた父との3年ぶりの対面。、久しぶりに会った聡史に父は心にしまってきた大切な願いを話し、一冊のスケッチブックを託す。
「実はな、頼みがある。昔、付き合っていた彼女を探してほしい……子供がいるんだ、その人と俺の」
「はあ?マジかよ?」

昔の恋人・真山澪を探してほしいと懇願され、困惑する聡史。
。
手がかりは父親が描きためたスケッチブック。
戸惑う聡史だったが、父の熱意に何故だか心が動かされ、32年前に想いを馳せながら父の青春の軌跡をたどり始めることに。
「で、期限は?」
「……一ヶ月から三ヶ月……かな」
「…………」

スケッチブックに描かれた絵とそっくりのアパートを見つけ出した聡史が導かれるように中へ入ると……なんと若き日の父親・昭彦と澪が現れる……。

そして聡史は不思議な体験をするのだった……。
画家を志望していた父が学生時代に描いた絵から浮かび上がってくる深い想い、そしてそれを知った時に息子は……。
タイムリープした青年が、若き日の父親とその恋人と過ごすことで彼の青春時代を知り、人生の大切なもの、自分の生き方を見つけ出す姿を綴ったラブ・ファンタジー。

余命わずかな父の願いで、父の32年前の恋人・澪の行方探しを始める聡史。
やがて見知らぬアパートに導かれ……仲睦まじいカップルに出逢います。
聡史と同じ22歳の彼らは1970年代を生きているはずの若き昭彦と澪。
驚きを胸に秘めながら、二人と友達になった聡史は、その日から封印されていた父の青春時代を共に生きることになるのです。
スケッチブックに描かれた絵と同じ場所に立つとタイムリープし、気が付くとまた元の時代に戻っている。
こうして彼は、何度も時空を行き来して徐々に父親の想いを感じ取っていく。
と同時に、いつしか澪に恋をしてしまう。
聡史は若き日の父親とだけでなく、母親とも遭遇します。
このシチュエーションは……『時をかける少女』と相通じるものが!
(タイムリープする時代も同じ70年代)
それから澪を演じた『ニホシラ』の“カトリーヌ先生”こと原田夏希。
清楚な雰囲気が素敵でした。