『K-19』 | エルドラド 「時をかける言魂」 『時かけ』と仲里依紗に魅せられて

エルドラド 「時をかける言魂」 『時かけ』と仲里依紗に魅せられて

ただの戯れ言?!またはエッセイのようなもの。
そしてボクは時をかける。

先日、ラジオで映画『K-19』の話題が出ていたのを聴き、現在の福島原発の状況と酷似するかのようなストーリーだったな……と思い出しました。


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主演はハリソン・フォード、リーアム・ニーソン。

監督は『ハート・ロッカー』のキャスリン・ビグロー。



ソ連の原子力潜水艦K-19が1961年7月4日、北海グリーンランド付近で起こした事故の実話を元にした内容です。


あらすじは……

米ソ冷戦下、原子力潜水艦K-19は航行実験において、突然原子炉の冷却装置に故障をきたした。

原子炉のメルトダウンも考えられた危機的状況に対して立ち向かう艦長と放射能の危険と隣り合わせで修理に奮闘する搭乗員の活躍を描くサスペンス。



この航行実験には、国家のある思惑がありました。
当時は冷戦状態だったアメリカに対し、潜水艦で秘かにアメリカ海域まで潜入して核攻撃をすることは可能か!?

こうしてあくまでもシミュレーションとして、敢行された作戦だったのです。


ところが途中で原子炉に故障が発生して、にっちもさっちもいかない状態となり……しかも無線も故障し、本部の指示を仰ぐことも出来ない。

「このままではどうにもならない!艦を捨ててアメリカに助けを求めるしかないのでは!?」

しかしそのアメリカを攻撃する作戦のために行われている実験……絶対にその事実を知られるワケにはいかず……。

が……もし核が爆発でもしたら核攻撃したと勘違いされ、アメリカとソ連、そして世界をも巻き込む核戦争にも成り兼ねない!

何としてもそれは阻止しなければ!


余りに危険すぎる任務。
防護服を着ても限られた時間しか作業は出来ない……命の保証はないが、誰かがやらなければならない!


艦長は苦汁の思いでこう告げます。

「誰かやってくれるか!?」

その時、搭乗員たちは躊躇うことなく次々に、
「いきます!」
「やります!」


そして彼らは交代で放射能で汚染された中に飛び込んでいって修理をし……皆ボロボロになりながらも窮地を救うのです!



いま、現地で命を懸けて日本を守ろうとしてくれている方々とリンクするような作品です。