
【キャスト】
シャルト・コプリー、デイウィッド・ジェームズ、ジェイソン・コープ、ヴァネッサ・ハイウッド
【監督】
ニール・ブロムカンプ
南アフリカ上空に突如現われた正体不明の宇宙船。

襲い掛かることもなく、難民として降り立った“彼ら”と人間の共同生活はそこから始まった。

28年後、市民と“彼ら”の争いは絶えず、共同居住区“第9地区”はスラムと化したため、超国家機関MNUは彼らを強制収容所に移住させる計画を立てる。


それが、人類と“彼ら”の歴史を変える大事件の引き金となるとも知らずに……。


娯楽SFでありながら、根底にあるのは人種差別、国家や企業のモラル、格差社会などを想起させるメッセージ性の強い内容。
舞台が南アフリカというのもアパルトヘイト政策を連想させます。
エイリアン(人間は「エビ」と呼び、見下している)の移送を通達する役目を負った担当者の男の身に起きた事件を関係者の証言で振り返る疑似ドキュメンタリー的展開から、後半は一変してハードアクションが繰り広げられる!
まさに予測不可能なストーリー展開!
真実と虚構の見分けがつかなくなりそうな錯覚に陥ります。
ラスト……とうとう変わり果てた姿に変身してしまった男の取る行動が哀しくも切ない。
エイリアンの造形はかなりグロテスク。
だが、いつしかエイリアンに感情移入してしまうのは間違いなし!?
ちなみに……ラジオで仲さんがこの作品をこうオススメしてました!
「ちょっとグロいんですけど、超面白いのでオススメです!」