『彩恋 SAI-REN』 | エルドラド 「時をかける言魂」 『時かけ』と仲里依紗に魅せられて

エルドラド 「時をかける言魂」 『時かけ』と仲里依紗に魅せられて

ただの戯れ言?!またはエッセイのようなもの。
そしてボクは時をかける。

『彩恋 SAI-REN』


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【出演】
関めぐみ、貫地谷しほり、徳永えり、きたろう、温水洋一、奥貫薫、高杉亘、細山田隆人、国分佐智子、小林且弥、橘ゆかり


【監督】
飯塚健




高校三年生のナツ(紺野奈都)、ココ(広瀬葫子)、マリネ(城戸万里音) は大の仲良しで、いつもツルんで遊んでいた。


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遠距離恋愛中の大学生の彼氏に一方的に振られたナツは、その直後に妊娠が発覚!

マリネは電車で見かけた男子に恋心を抱くが、声をかける勇気がない。

シングルマザーの母を持つココは、元来の男嫌いの性格から、空手部の後輩のアプローチにも知らぬふり。

そんな時、ココの母親とマリネの父親が“いい関係”になってしまった。

周囲が恋の季節に華やぐ中、彼女たち18歳の乙女心はさまざまに揺れ動き……。


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“ひとり親”という共通点はあるけれど、性格も好きな男性のタイプもバラバラなのに……なぜか仲が良い3人。

恋や人生など、いろいろな悩みや不安を抱える女子高生トリオの等身大の姿を描いた青春ストーリー。




恋人と別れ話をしたあとに妊娠に気付き、一度は胎ろす決断をしたナツだったが……病院に付き添ってきた二人に、
「やっぱり産んじゃダメかな?」

産む決断をしたところにその恋人が事故死。
そして、彼女に宛てに「またやり直そう」という未送信メールとプロポーズをするための指輪が残されていた。


ラストは、ココの母親とマリネの父親の結婚式のシーン。

と、そこにはウエディングドレス姿のナツも。

指輪に誓いのキスをするナツ。

切ないシーンではあるものの、その表情には希望が溢れていた。



きたろう演じる教習所の教官が、運転の下手なココに言う台詞が印象的。

「極力、坂道は避けろよ。曲がれなそうなところは曲がるな。真っ直ぐ行け。そして勢いよくだ。踏切も……人生も勢いよく」



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そのココが愛用しているのがキックボード。
恋に悩むナツを後ろに乗せて、ひたすらひたすら真っ直ぐに進むその姿は、何事にも勢いよく、前を見て真っ直ぐ進もう……という表れでした。



ちなみに男子的には、ナツの弟のエピソードが……心に染みる!?
たぶん誰しもが経験したであろうエピソード。
て……さすがにサウナでは、あんなことしなかっただろうし、拍手を贈られることもなかったと思うけどあせるあせる
生々しすぎて(?)詳しくは書けません。
気になる方は、映画を観てください(笑)。


正直、アラの目立つ作品でしたけど、主役トリオの清々しさには満点を上げたい!