『亀は意外と速く泳ぐ』 | エルドラド 「時をかける言魂」 『時かけ』と仲里依紗に魅せられて

エルドラド 「時をかける言魂」 『時かけ』と仲里依紗に魅せられて

ただの戯れ言?!またはエッセイのようなもの。
そしてボクは時をかける。

『亀は意外と速く泳ぐ』


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【出演】
上野樹里、蒼井優、岩松了、ふせえり、要潤、松重豊、村松利史、温水洋一、松岡俊介、水橋研二、岡本信人、嶋田久作、伊武雅刀


【監督】
三木聡


主人公・片倉スズメは、平凡な主婦である。
海外赴任中の夫との会話も、ペットの亀のことばかり。

女友達・扇谷クジャクとの待ち合わせにも2時間も待たされ、暇つぶしになぜか‘永久パーマ’をかけ……遅れてきたクジャクは、
「なんだー、その頭!だっせー!」


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そんな〈平凡な生活〉に飽き飽きしていたある日、商店街にある石階段の手すり下部分のへこみに、超ちっちゃ~~い豆粒ほどの「スパイ募集」の広告ポスターを発見する。

興味をそそられてその事務所を訪れると、そこに居たクギタニシズオ・エツコ夫妻に〈ある国のスパイ〉であることを告げられ、「君のような典型的な平凡人こそスパイ向き、ぜひスパイになってほしい」と説得され……。

「はあ……」
「こんな平凡バカ、めったにいないよ」
「平凡バカって……」

結局、成り行きでスパイになることになったスズメ。

そして、クギタニ夫妻によるスパイ特訓は、次第にスズメの生活に張り合いを与えてくれるようになった。

しかし、〈平凡でいなければならない〉はずのスズメの生活に変化が!

遊びにいった海岸で死体を発見したり、クジャクが行方不明になったり、はたまた溺れている子供を助けるなどして次第に世間の注目を浴びてしまい……公安当局にもマークされ始めてしまう。

そんな折ついに、秘密にされていたスパイとしての指令がスズメに下され……。


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ゆる~~い笑いの連続でした!

何ともくだらない内容ですが、その脱力感がたまらない!

一番くだらなかったのは、クギタニ家のトイレが詰まって水道屋が修理するシーン。

「なんで詰まっちゃったんですか?」
「何って普通にしただけなんだけど。いいからトイレ修理してもらえます?」
「はい……うわーーー!何なんすか、これ!なんでこんなに太いのが!」
「太くなんかないですよ」
「いや、異常に太いですよ。奥さんも見てみて」
「え~じゃあタバコある?」
「なんで?」
「比較できないから」
「そんなもん必要ないっすよ!比較する意味もないくらいですって」
「そう?……ウギャーー!」
「ね?凄いでしょ?」
「スズメちゃんも!ほら!」
「え!?あ、いいです、いいです!や、やです~……ウキャーーー!」

スゲーくだらない下ネタ(笑)。
でも大爆笑あせるあせる



やる気があるんだか、ないんだかわからないような(?)上野樹里の演技は秀逸で、何度も披露する「イッヒッヒ」笑いが独特でカワイイ。


それから出演シーンは少ないながら、蒼井優のぶっ飛びキャラも最高の面白さ。
(なんとプロレスまでやっちゃってますあせるあせる



※エンドロールの演出が、なかなかオシャレです。